素敵な大人の「10年先まで使える」おしゃれの極意とは?

これからの私たちのファッションのテーマは、本当に好きな服を自分らしくセンスよく着こなすこと。オシャレを楽しみたいけど難しい、と悩んでいる読者のために、それぞれ独自のスタイルを極めたオシャレ賢者のお二人が、ためになるテクニックを教えてくれました!

【フェミニン派】根本久仁子さん

色をつないだリラックスコーデに小物できちんと感をプラス

VERMEIL par ién

VERMEIL par iéna 青山店スタッフ・佐藤美穂さん
カジュアルもキレイめも自在に着こなし、明るいキャラクターがスタッフやお客様からも大人気。
インスタアカウント@mihosuke0330

カーディガン¥57,200(エスロー)タートルネックニット¥15,400パンツ¥25,300(すべてヴェルメイユパーイエナ/ヴェルメイユパーイエナ青山店)その他本人私物

型にはまらず、遊び心のある自由なMIXコーデを楽しんで

毎日のコーディネートは前日夜、〝明日はどんな自分になろうかな〞という気分からスタートします。なりたいイメージに似合う着たい主役アイテムを決定して、毎日印象の違うオシャレを楽しみながらも、譲れないのは「モードとシック」。ファッションはその人を印象づけるファーストアプローチなので、どんな服を着ていてもポリシーは大切にしています。
日々のスタイリングでまず気をつけているのは、服のパーツやジュエリー、小物の金具の色を統一すること。金具の色がバラバラだと、一見オシャレっぽくてもアンバランスで残念に見えてしまいます。次に、カジュアルコーデの日は、フェミニンアイテムを多めに合わせるようにしています。バランスで言うと、フェミニン2対カジュアル1。例えば、ラフなデニムスタイルにダイヤのジュエリーとシャネルのマトラッセを合わせるなど、華やかなアイテムを盛るようにしています。あとは、素材感のバランス。ツヤ×マットといったように、質感をMIXすることでスタイルアップにもつながります。
また、色ものやパーティスタイルについて相談されることも多いのですが、私がよく提案するのは、色ものは思い切ってワントーンで着こなすこと。そのほうがカッコいいし、派手色だけ浮かないのでかえって目立たないんです。オケージョンの日は無理に気張らず、普段も着られるドレスにキャッチーな小物を合わせるなど、遊び心の効いた着こなしが大人の余裕を感じられて素敵だと思います。
私のスタイルにおいて欠かせないのは「ハズし」。帽子と靴が好きなので、最終的には頭と足元がバランス調節の要になっています。お客様にアドバイスしながら、私自信も新鮮な着崩しのレパートリーを日々研究して楽しんでいるんです。

佐藤さんのオシャレルール

•キーワードは「モードとシック」
•主役になるアイテムからコーデを組む
•服と小物の金具の色は合わせる
•素材感のバランスを考える
•カラーアイテムはトーンを揃える
•頭と足元でバランスを取る

撮影/木村 敦 取材/宮沢裕貴子 再構成/Bravoworks.Inc

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Magazine

最新号 202405月号

3月28日発売/
表紙モデル:山本美月

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