これからの私たちのファッションのテーマは、本当に好きな服を自分らしくセンスよく着こなすこと。オシャレを楽しみたいけど難しい、と悩んでいる読者のために、それぞれ独自のスタイルを極めたオシャレ賢者のお二人が、ためになるテクニックを教えてくれました!
【ベーシック派】根本久仁子さん
ストイックなオールブラックコーデを白の抜け感で軽やかに
Theory マーケティング・根本久仁子さん
マニッシュなのに女らしい、潔いシンプルな着こなしがカッコいい!とファッション業界でも常に注目の的。
インスタアカウント@nemochi0517
コート¥84,700ニット¥34,100 シャツ¥24,200パンツ¥29,700(すべてTheory)※コートはメンズアイテムその他本人私物
長く愛せるシンプル服こそが着る人本来の魅力を引き立てる
ファッションにおいていちばん大切にしているのは、トレンドよりも自分軸で楽しむこと。若い頃からずっとシンプルな服が好きで、今の私は「ベーシック」「ボーイッシュ」「モノトーン」が軸。20代の頃からいろいろ試してトライ&エラーを重ね、その中で着ていてしっくりくるものが自分のスタイルを形作り、今の個性ができ上がったんです。PRという仕事柄、人と会う機会が多く、TPOはもちろん重要ですが、自分らしくいられる心地いいファッションを楽しむことでモチベーションが上がるもの。相手にもその思いが伝わると思っています。
今、担当しているTheoryは、キレイなシルエットや上質な素材のベーシックアイテムが自信とパワーを与えてくれて、まさに毎日の私の相棒になっています。シンプルな服ほど本来の自分の魅力を引き出してくれると思うんです。
日常ではマニッシュなパンツスタイルが好きなので、シルエットや女らしさ、スタイルアップにはこだわります。流行のゆるいパンツでも腰まわりは女性らしくキレイに見えるものを選び、手首、足首を見せて抜け感を作ったり、素材感をMIXして全身のバランスを整えています。また、黒髪のベリーショートなので、何かひとつフェミニンな要素をプラスすることも意識します。繊細なジュエリーなどもそうですが、私にとっては赤いリップとネイル。メークもトレンドを追わない私にとっては、ひとさじの赤が華やかなアクセント代わりになってくれます。
ベーシック服をオシャレに着こなせない、と悩んでいる人は、まずはワードローブでベースとなる自信の持てるアイテムを見つけて、そのアイテムを極めるのが近道です。それが年齢を重ねて自分らしいスタイルにつながっていくと思います。
根本さんのオシャレルール
•トレンドより自分軸で楽しむ
•20代のトライ&エラーが〝自分のお洒落〟を作る
•「心地良さ」は相手にも伝わるので大事
•シンプル服はシルエットにこだわる
•赤いリップやネイルで女性らしさを
•ワードローブのコア=自分のコア
撮影/木村 敦 取材/宮沢裕貴子 再構成/Bravoworks.Inc
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