「骨格診断で選ぶいちばん似合う服」CLASSY.2022年7月号での結論!【骨格診断アナリストが振り返り】

CLASSY.では抜群の人気を

CLASSY.では抜群の人気を誇る〝骨格診断〟メソッドを基にした、スタイリング紹介ページ。「CLASSY.ONLINE」では特別編として、骨格診断アナリストである本誌ライターの棚田トモコが本誌のスタイリングをすべてチェック!!その中から各骨格に似合うコーディネート、ベスト5を紹介しています。 これを読めば、〝骨格に似合う〟はもちろんのこと、トレンドもCLASSY.らしさも兼ね備えた、コーディネートを知ることができちゃいます!
今回は、CLASSY.7月号を通して見た、振り返り&総まとめ編です。

まずは3つの骨格の特徴をチェック!

「CLASSY.」2022年7月号で、各骨格に一番似合うベストコーデは?

骨格診断アナリスト棚田の結論!

ここ数年で“ストレスフリー”という言葉がこれまで以上に定着しました。ストレスを避ける生き方、シンプルな生き方、無理をしない生き方をする人が日本だけでなく、世界的にグンと増えたように思います。それはファッションも然り。わざわざ足が疲れるような高いヒールを履いて通勤するなんてもはやナンセンスだし、体を締めつけるような服に身を包む必要って? 無理して隣のあの子が持っているバッグと同じものを買ったりするのは、心が疲れちゃう。体も心も心地いいものであることこそ今っぽい! ちなみにそれを体現している女性たちをCLASSY.では“ウェルビー女子”と読んでいます。ここで“今っぽい”という言葉を使うと、「ヒールのある靴を履くほうが安心する」という人や「ブランドバッグが好きなんです」っていう人は“今っぽい”から外れているように思われるかもしれませんが、それは違います! 自分が心地良く、気分良く過ごせることが“今っぽい”ので、それはそれで正解なんです。もはや概念的なことなので、どんな服装をしていても心が安定するのであればいいということ。けれど、CLASSY.を読んでくださっている皆さんのお声を聞くと「スタイルよく見られたい」というのが根底にあるように思います。無理なダイエットをすることはしないけれど、洋服の力を借りてスタイルが良く見えるならそれにあやかりたい! そんなみなさんの気持ちに寄り添うのが、おなじみの骨格診断メソッドです。それではさっそく見ていきましょう。

【ストレートタイプにぴったりなトレンドアイテムがやってきた!】

骨格ストレートタイプの皆さん、

骨格ストレートタイプの皆さん、トレンドの“ジレ”は手に入れましたか? ここ数年は、リラックス感の強い、ゆったりとしたシルエットの服が目立ったため、トレンドのものを取り入れると、実際よりも太って見えることもあったのでは? 今季はその心配がグンと減ります! なんて言ったって、着痩せ効果ばつぐんのジレがトレンドなんですから。もしかしたらジャケットに並ぶ、定番アイテムになりつつあるかも。ストレートタイプの方がコーディネートを考えるときにとくに注意したいことは、“いかに着痩せして見せるか”です。体に厚みがあり、胸やお尻の位置が高いので、柔らかい素材のものを着ると、生地が体の高い部分で引っかかり、膨張して見えがち。これが何より太って見える原因になります。回避するためには、固い生地のものをセレクトして、骨格タイプ特有の豊かな筋肉の弾力を拾わないこと、そして欲を言えば直線的なデザインのものをまとうことです。こうすることで実力以上のスタイリッシュな着こなしが実現します。丈は短いものも長いものも似合いますが、ふくらはぎくらいの丈は太って見えがちなので、避けたほうがよいでしょう。この点を念頭においてジレを取り入れたコーディネートをすれば、簡単にスタイルアップしますよ。

【ウェーブタイプはティアードデザインを味方に】

長らく続いたロング丈のブームが

長らく続いたロング丈のブームが一段落する気配を感じています。これは下半身に重心があるウェーブタイプには朗報ですよね。この夏のショートパンツの流行もウェーブタイプには嬉しいトレンドですが、大人世代の中にはこの波に乗る勇気がない方がまあまあいることを存じております。秋冬もミニ丈のトレンドは続くので、ぜひリゾート地などでミニ丈コーデのリハビリをしておくと、次の季節のファッションをより楽しめますよ。とはいえ、夏は無理にミニ丈ボトムに頼らなくても、簡単にスタイルアップできるティアードデザインのワンピースがたくさん出ています。とくに上半身の高めの位置からティアードが施されているものは、厚みのない上半身を華やかに演出してくれるだけでなく、下半身のボリュームをさっとカモフラージュしてくれる優れもの。逆にティアードが施されていても段差が少ないものや、裾にだけティアードデザインが施されているものは、上半身を間延びさせて見せるので注意してください。ひとえに“ティアード”と言っても目線を上にもっていくようなものをセレクトすることが大切です。

【ナチュラルタイプは、ゆったりとしたサイズと素材感のあるものなら大丈夫】

ナチュラルタイプは骨がしっかり

ナチュラルタイプは骨がしっかりとしていて、どこかマニッシュな印象があります。だからこそ流行のパフスリーブやティアードデザインのような可愛らしいものを着ると、チグハグな印象になりがち。けれど、パフスリーブなら大きいもの、ティアードならサイズがゆったりとしていて、 リネンのように素材がザラザラとした感じのものなら大丈夫! さまざまなトレンドが巡ってきますが、新型コロナをきっかけにオンラインショッピングがより加速した結果、どのブランドも“ゆったり”としたサイズのものは常時揃えている傾向にあります。コンパクトなつくりのものがトレンドになってきても、体を締めつけないストレスフリーなサイズの服は定番として残りそうな予感。苦手とされるデザインもゆとりのあるサイズのものがあれば、しっくりきやすいので、どんどん着たい服に挑戦してください。

毎年あっという間に終わってしまう夏。ダイエットが間に合っていない方々も骨格診断メソッドを活用して、お洒落を楽しみましょう。

解説・執筆したのは… 棚田トモ

解説・執筆したのは…
棚田トモコ
ライター・骨格アナリスト
光文社「CLASSY.」や「JJ」を中心にファッションや美容ページ企画などのライターとして活躍する傍ら、骨格診断ファションアナリスト協会認定校(ICB INTERNATIONAL)にて骨格診断のディプロマを取得。以降〝骨格アナリスト〟としても活動中。ファッション・美容ライターとして培った知識と骨格診断を融合して、いかに今っぽくその人を輝かせるかを提案します。韓国と舞台観劇、チョコレートが大好きで、愛称は〝ティナ〟。

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