【素敵な人の香りルール】職場の距離感にもなじむ「控えめで好バランス」な香り習慣
香りのまとい方には、その人の美意識や人との距離の取り方が自然と表れるもの。シーンで使い分けたり、重ねたり、あえて引いたり。自分らしさを大切にしながら、相手との心地いい関係も崩さない…今回は、中村麻美さんに香りとの向き合い方を聞きました。
人に会う日は、
香りまできちんと整えていたい。
レイヤードで自分だけの印象をつくっています
「ánuans」ディレクター
中村麻美さん
香水は、朝出かける前に2プッシュ、手首や首筋など2カ所につけるのが基本。日中はあまりつけ直さず、夜に予定がある日だけ軽く重ねる程度です。オフィスではあえて香水を足さず、ハンドクリームやボディクリームなどで香りをプラスしながら、ほんのり漂うくらいのバランスを意識しています。会社など常に人がいる環境では、香りが苦手な方もいると思うので、強く主張しすぎないことも大事。適度な距離感を保つためにも、ふわっと香るくらいがちょうどいいと感じています。香水はつけたてがいちばん強く香るからこそ、自分が思っているよりも控えめくらいが、相手にとって心地いい香り方なのかなと思っています。
私は王道な香りも好きですが、どこかひとクセあって〝その香りどこの?〟と聞きたくなるような香りに惹かれます。そういった香りをまとっている人は素敵だなと思うし、だから私も香水やハンドクリームをレイヤードして、自分だけの唯一無二の香りを楽しんでいるのかもしれません。
レイヤードする際は、香り同士がちぐはぐにならないことが大前提。香りのベースが違っていても、どこかムードが似ているものを組合せるようにしています。
ル ラボの抹茶香水とタンバリンズのハンドクリームの組合せは、周りから褒められることも多くてお気に入り。ジョー マローンは、お店でおすすめされた重ねづけをきっかけに取り入れるようになりました。アイアムのフローラル系の香水には、ティファニーのローズ系ハンドクリームを合わせて、女性っぽさを引き立てることもあります。
香水同士を重ねる場合は、基本はワンプッシュずつ。際立たせたい香りをうなじに、もう一方を手首につけたりと、部位ごとに使い分けて香りのバランスを取ることも。
その日つける香りは、スタイリングに合わせて選ぶことがほとんど。ジャケットなどを着るハンサムな日はル ラボやバイレード、デートなどで少し女性らしさを意識したい日はアイアムやフエギアを選びます。ジョー マローンのイングリッシュ ペアー & フリージアは、香水をつけ始めたころに出合った思い出の香り。今は出番こそ少ないものの、ふとしたタイミングで手に取りたくなります。香りを楽しむきっかけになった、大切な一本です。香りはファッションと同じ。その日、自分をどう見せたいかに合わせて選び、重ねて、調整して楽しんでいます。
香りのお直しは周囲への気遣いを意識。
ハンドクリームくらいがちょうどいい
すべて本人私物
「香り以外で意識している身だしなみ」
メイク直しは血色感を大切に淡いピンクを
人に会う前は必ず、チークとハイライトで血色感を足してメイク直しを。濃い色よりも淡いコーラルピンクを使うことが多いです。
ネイルはきれいめなヌーディベージュが定番
指先が美しく見えるようにネイルはベージュトーンで統一して、細めのラウンド型に。お洋服やジュエリーになじむようにしています。
中村麻美さん
1995年生まれ。大学卒業後、商社勤務を経てアパレルディレクターへ転身。2021年に「ánuans」を立ち上げ、クリエイティブディレクターを務める。
撮影╱村松巨規 取材╱小野寺ありす 編集╱鍬守未希 再構成/Bravoworks,Inc.
※CLASSY.2026年6月号『距離感上手な人がしている「香りルーティン」』より。
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。
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