20代前半と体重は変わっていないのに、なぜか顔が違う…。そんな現象がアラサー世代の女性に起きていませんか? 実は、生物学上、年齢を重ねると顔はどんどん大きくなるというエビデンスが! でも諦めてはいけません。早急に対策をすることで美しく年齢を重ねていけるはず。まずはなぜ顔が大きくなっていくのか、その道のプロに伺いました。
2名の小顔のプロフェッショナルにインタビュー!
美容皮膚科医・下島久美子先生に聞いたところ…
「残念ながら、人間の顔は加齢と ともに大きくなっていきます」
人は加齢とともに顔の骨が萎縮し、頬の皮膚が下がります。骨が萎縮するということは、当然あごも小さく、平らになっていくということ。そして脂肪も垂れ下がっていくので、結果的に顔はどんどん四角くなっていきます。つまり、年齢を重ねると顔は平たく、大きくなっていくのです。若い頃のあごのラインはV字だったのに、30代になるとそのラインが緩やかになり、U字になっていくのはそのためです。また、まぶたの脂肪も下がるので、目の面積も小さく、唇も薄く…。要するに、顔のパーツも年齢を重ねるとともに小さくなるのです。
そうなると、必然的に顔の余白が多くなり、それも顔がより大きく見える原因に。だから、若々しさを保ちたい方たちは、フェイスラインやあご下の脂肪をとったり、皮膚を引き締める治療を施します。それだけではなく、唇にヒアルロン酸を入れてぷっくりとボリュームを出したり、あご先にヒアルロン酸を入れてVラインをつくったりも。つまり顔の余白を少なくして、あごをVラインにしてパーツを大きくすること、それが小顔に見せるポイントなのです。美容医療以外の話でいうと、血流を良くしておくことや、顔の筋肉を発達させない努力をすることが、小顔になるコツです。また、顔も筋肉を鍛えると大きくなります。むやみに顔の筋肉を動かすマッサージをすると、かえって逆効果になることもあるので気をつけましょう。
AMATAオーナー/毛髪診断士・美香さんに聞いたところ…
「髪のうねりや薄毛も 顔を大きく見せる原因に」
30代は薄毛や抜け毛、髪のうねりの悩みを抱えていて、それが大顔に見える原因に。何もしないで美しい髪を維持できるのは10代までです。ストレートヘアであれば、その縦のラインだけでも小顔感を演出してくれますが、老化によってうねりが出てきた髪はそうはいきません。まずは、うねりのない健康な髪を生やす努力をすることです。また、薄毛も顔の面積を大きく見せがちなので、毛量を増やす努力をする必要が。そこで力を入れたいのが、頭皮のスキンケアです。具体的には、頭皮に刺激を与えるというもの。方法としては、側頭筋から頭頂部に向かってマッサージするようにシャンプーをしたり、頭皮をブラッシングすることです。頭皮には毛細血管がたくさんあるので、そうすることで、血液の巡りが促され、栄養と酸素を細胞にたっぷりと送り届けます。
ちなみに、水を飲むことも血液循環を良くします。一日2ℓを目標に飲んでみて。また、血流が良くなることで顔がリフトアップされ、目がぱっちりと開く利点も。続けるうちにぼやけたフェイスラインも引き締まっていきます。また、育毛剤を取り入れるのも手です。畑の土と同じで、肥料を与えないと生えてくる芽もやせ細ります。だからまずは土壌(頭皮)に栄養をたっぷりと与えていい環境をつくること。頭皮が硬い状態から柔らかくふっくらとした環境になれば、毛髪自体も太くなり、新しい毛も生えやすくなりますよ。
いかがでしたか?年齢とともに顔が大きく見えてしまうのには理由があるんです。CLASSY.ONLINEでは、小顔に見せるテクニックを多数公開しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
イラスト/つぼゆり 取材/棚田トモコ
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