ふたりの幸せが永遠に続くことを願って、古くから伝わる結婚にまつわる言い伝え―。よく聞く〝サムシングフォー〞の他にも、実はこんなにたくさんあったんです。フォトジェニックで、誰もが幸せな気分になれるジンクス、あなたもぜひあやかって。
写真映えするジンクスならゲストも楽しんでくれるはず!

ウェディングマウス
ヨーロッパでは、子だくさんなうえに生涯同じパートナーと暮らすねずみは幸せな家庭の象徴であり、子孫繁栄を意味するものとされています。花婿と花嫁の衣装を着た人形を飾ったり、ウェルカムボードなどにイラストを描いたりして縁起をかつぎます。

ウェディングスプーン
木で作られたスプーンを新居のキッチンに飾っておくと、料理が上手になり、幸せが約束されるという言い伝え。スプーンは豊穣の証しとされ、一生食べることに困らないようにという願いも込められています。ファーストバイトをウッドスプーンで行っても。

ラッキービーンズ
あらかじめウェディングケーキの中に入れておいたインゲン豆―当たった人は幸せになれるという、イギリスの言い伝えです。アーモンドやチョコレートといったケーキに合う食材で代用したり、当たった人にプチギフトを贈ったりするのも人気です。
さりげなく願掛けしたい花嫁にはこの3つがおすすめ

サムシングブルー
〝サムシングフォー〞のうち、もっとも有名なジンクス。聖母マリアのシンボルカラーである青は、純潔や清らかさの象徴。花嫁が式当日にこの色をさりげなく身につけることで、穢れを遠ざけ、夫に対する誠実さを誓うというロマンティックな意味合いがあります。

サムシングオールド
こちらも〝サムシングフォー〞のひとつ。新婦の一族が代々続いてきた証しとして、お守り代わりに先祖から受け継がれてきたものを身につけます。ブローチやイヤリングなどの宝飾品、祖母や母の着たウェディングドレスや、リングをリフォームするなんてことも。

左の靴に6ペンスコイン
6ペンスとは、16世紀のエリザベス1世の時代に発行され、1971年まで流通していた英国の通貨。〝マザー・グース〞=伝統的な童謡に、「花嫁の左足の靴の中に一枚忍び込ませておくと、ふたりはいつまでも幸せに暮らせる」と歌い継がれてきたジンクスです。
photo : Masahiro Tamura(FREAKS), model : Momoka Nakajima, Rio Ueshima Ramshaw,hair & make-up : Emi Suyama(ROI), styling : Mizuki Kurio, text : Yuki Nakatsu, special thanks to Awabees, My House Rental