【カルティエ】日常に使いやすくて普段の服にもなじむ、理想通りの婚約指輪【CLASSY.世代のブライダルリング物語 #5】

結婚指輪や婚約指輪は、人生をともに歩むお守りのような存在。最近では、クラシックな王道デザインだけでなく、ファッションジュエリーとしても楽しめるデザインを選ぶ人も増えており、選び方の幅もどんどん広がってきています。
今回は、CLASSY.カップルズの谷本千晃さんにインタビュー。指輪選びのエピソードや日常での愛用スタイルなど、自分らしい一生モノの見つけ方について語ってもらいました。

PROFILE
谷本千晃さん/友哉さん(34歳 フリーランス/33歳 会社経営)
付き合って1年半後にプロポーズを受け、婚約。その1ヶ月後に入籍。平日も休日もお互いのペースで過ごしながらも、夜ごはんは一緒に食べるなど、自然な距離感で心地よい関係を築いているふたり。
こだわり派の私が彼に伝えた、指輪選びのマイルール
——Cartier〈エタンセル ドゥ カルティエ リング〉
婚約指輪へのこだわりから、「絶対に勝手に買わないでね」と、あらかじめ彼にお願いしていたという千晃さん。
「彼としては、きっと映画のワンシーンのようなサプライズプロポーズに憧れがあったと思うんです。実際にこっそりジュエリーショップに見に行ってくれていたみたいなんですが、最終的には『千晃はこだわりが強いから』と、見るだけに止めてくれていたみたいです(笑)」(千晃さん)

そして迎えたプロポーズ当日。指輪の代わりに用意されていたのは、108本の薔薇の花束と、彼が心を込めて綴った手紙でした。
「本当にびっくりしました。彼が手紙を号泣しながら読み上げてくれて、私はニヤニヤしながらその様子を見守っていたんです。でも途中で、『これ、プロポーズって分かってる?』って聞かれちゃいました(笑)」(千晃さん)
サプライズで想いを伝えたい友哉さんと、自分の目で選びたいこだわり派の千晃さん。
どちらの気持ちも大切にしながら、ふたりらしいバランスで迎えた特別な瞬間には、温かさとユーモアがぎゅっと詰まっていました。
王道じゃない、“私らしさ”で選んだ指輪

婚約指輪は、以前雑誌で見て一目惚れしたカルティエの「エタンセル ドゥ カルティエ リング」。ダイヤモンドの形もゴールドの色みもすべて理想通りで、迷うことなく即決だったそう。
「昔から、いわゆる一粒ダイヤモンドの王道デザインにはときめかなくて。それはそれで素敵なのですが、私らしくないかな、という感じもして。自分の日常やファッションになじむかを大事に選びました」(千晃さん)

結婚指輪も、婚約指輪と合わせてカルティエに。男性でも着けやすいシンプルなデザインをセレクトしたそう。
気張らずに、ずっと一緒にいられる存在
「特別な日だけじゃなく、日常でも自然に身につけられること」——それが、千晃さんが指輪選びで大切にしたポイントのひとつ。結婚式などのフォーマルな場面だけでなく、普段のコーディネートやライフスタイルにも自然となじむものを選んだといいます。
「おしゃれして出かける日だけでなく、Tシャツとデニムの日にも違和感なくつけられる。そんなさりげなさが気に入っています。手元を見るたびに“やっぱりこれにしてよかったな”って思えるんです」(千晃さん)

日常に寄り添うジュエリーだからこそ、愛着もひとしお。一方で、結婚指輪については、10年後に買い足そうと話しているそう。
「これからの時間の中で、夫婦としての変化や成長に合わせて、また新しい指輪を選ぶのも楽しみのひとつです」(千晃さん)
自分らしくいられるジュエリーだからこそ、長く愛せる一生モノになる
「ブランドや値段にとらわれるのではなく、自分が『好き!』と思えるかどうかが一番大切」と語る千晃さんの言葉には、これからジュエリーを選ぶ人へのさりげないメッセージが込められています。
「誰かに見せるためでも、高価であることが大事なわけでもなくて。手に取ったときに“これがいい”と思える、その直感を信じてよかったなと思っています」(千晃さん)

肩ひじ張らず、自分らしくいられるジュエリーだからこそ、長く愛せる一生モノになる。そんな確信を胸に、これからも自然体のままで、ジュエリーとともに時間を重ねていきたいと話してくれました。
一生モノといえども、決して固定された“正解”があるわけではない。
むしろ、そのときどきの自分たちらしい選択を重ねながら、変化を楽しみ、柔軟に向き合っていく。
そんな千晃さんの姿勢が、これからジュエリーを選ぶ人にとって、ひとつのヒントになりますように。
取材・編集/藤井由香里
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