【挨拶全文】Aぇ! group LIVE TOUR 2026 『Runway』ライブレポート

デビュー2周年を迎え、新体制となったAぇ! groupが、全国8都市をまわるアリーナツアーを開催中。CLASSY.ONLINEでは、7月4日に行われた横浜公演をレポートします。今回のツアーは、今年2月25日にリリースしたアルバム『Runway』を軸にした構成。バラードからロックまで、幅広い楽曲とAぇ! groupならではのバンドパフォーマンスに酔いしれたライブの模様をプレイバック!

※本記事は公演のネタバレを含みます。

見どころの一つは末澤さんのセンスが散りばめられた演出・構成・衣装

公演3分前から鳴り響く「Aぇ!」のコール。全国8都市・全30公演で約32万人を動員予定の横浜アリーナ公演初日はもちろん大盛況!立ち見席までぎっしりとファンで埋め尽くされていました。始まる前から会場の熱気の高さは言うまでもありません。

前方のスクリーンにオープニング映像が流れ、カラフルなレインボーが描かれたハイエースから飛行機の整備室へ入る4人の足元が映し出されます。工具を持つ正門さん、靴紐を結び直す末澤さん、飛行機のチケットを見上げる小島さん、そしてチケットをポケットに入れる佐野さん。4人揃って扉の向こうへ出ると、目の前には壮大な滑走路が。今回のライブツアーのテーマ「Runway」(飛行機が飛び立つ滑走路の意味)の始まりです。飛行機の走行音が聞こえた直後、ステージ上方のタラップを模したゴンドラからメンバーが登場!会場のボルテージはもう最高潮!? ヴィンテージ風のビジューが前面にあしらわれたミリタリージャケットに身を包んだ4人の存在感は抜群。肩にはそれぞれのメンバーカラーのファーをぐるり。ライブのオープニングから演出・構成・衣装を担当した末澤さんのセンスが光ります。

まずは新体制になったメンバーの決意が感じられる『Again』から。アルバムのリード曲で再スタートを歌うこの曲に涙を流したオーディエンスが続出。グループの今の状況を知った上で作詞家が書き下ろしてくれたというこの曲には、つまずいてももう一度前を向く応援歌として、彼らの強い思いがにじみます。イントロで末澤さんの「来たぞ!横アリ!今日は俺たちと最高の時間にしようぜ!」の掛け声に会場のテンションはMAXに。タラップを降りるように花道へ舞い降りたAぇ! groupは、確かな足取りでセンターステージへ。

佐野さんからは「4人で帰ってきたぞ、横浜アリーナ!騒ぐ準備できてんのか?俺たちの覚悟が全て詰まっていますから、横浜アリーナぶっ倒れるまで騒ごうか。最後までよろしく」と熱いメッセージが。

『Break Through』では、それぞれが挨拶をし、メンバーがセンターステージから高さのある場所へ。小島さんが「横アリー!Aぇ! groupと一緒に楽しもう!Aぇ! groupと一緒に楽しめますか?」とファンにレスポンスを求めた後、「(高所恐怖症の正門くんに向けて)正門くん大丈夫そう?」と問いかけると、正門さんは笑顔で「♪大丈夫〜」と歌い出します。その姿に小島さんが「大丈夫なんかいっ」とツッコミ。関西グループならではのノリツッコミで会場の空気はさらにあたたかく。トロッコに乗り込んだメンバーそれぞれが客席を回遊し、末澤さんが「手をあげろ!」と叫んだ後に舌をぺろりと出すと、すでに熱気に包まれた会場に割れんばかりの黄色い歓声が鳴り響きます。『A ☆ BEAT』の熱いコール&レスポンスでは、ファンとメンバーとの固い絆を感じられる大歓声!序盤から会場がAぇ!一色に染まりました。

クールなグレースーツにラインストーンをあしらった衣装にチェンジしたメンバーが再登場すると、悲恋のラブバラード『哀結び』をセンターステージでメンバーそれぞれが座ってパフォーマンス。しっとりと歌い上げ、天井から真っ赤なハートの花びらが舞い落ちる中、リフトアップしたセンターステージがダイナミックに回転。ロマンティックかつドラマティックな演出に、オーディエンスは終始魅了されます。『Colorful Days』ではトロッコでメンバーが客席近くへ。その後もファンと交流しながらのパフォーマンスが続きました。

関西ファミリーの絆を感じたMCタイム!

MCでは、Aぇ! groupのファンを公言するWEST.の小瀧望さんや関西ジュニアの嶋﨑斗亜さんらが見学に来ていることが判明。関西ファミリーの絆を感じる、アットホームなやり取りが繰り広げられました。

そして『Chameleon』の間奏では、ソロダンスの前に正門さんが自身以外のメンバーを紹介するのですが、自分の番だけ誰にも紹介してもらえないことへの不満を吐露。そこで、正門さんのダンスパートでは、観客が「正門」と掛け声をかけることが定番化することに。そして、このことを広めるため、公演終了後にインスタライブを開催することも決定!(ライブ終演後には、正門さんのインスタライブが実施されました。)次に『Chameleon』が披露される際のオーディエンスのコールが楽しみです!

そしてツアー中盤からセットリスト入りした、現在絶賛公開中のAぇ! group初主演映画『おそ松さん 人類クズ化計画!!!!!?』の主題歌『でこぼこライフ』。初週でハーフミリオンを達成し、グループを代表する楽曲の一つとなりました。毎回注目のアドリブパートは――

末澤「ねえ、起こしてって言ったよね?」
正門「おい、俺は佐野ちゃんに言ったよな」
佐野「僕は小島くんに」
小島
「そんなこと言わないでよぉ」
佐野
「泣かれたってどうしようもできないじゃーん」

曲の終盤では、小島さんが佐野さんをバックハグ!客席にも笑顔が広がります。

可愛いもかっこいいもオモロも全部得意! グループの振り幅の広さを再確認する後半戦

スクリーンには、オタク風の佐野さん、フードをすっぽりとかぶったゲーマーの末澤さん、バンドマンの正門さん、フリーターの小島さんと、ファッションに興味を示さない人物を演じるメンバーが映し出され、後半戦がスタート!まさにランウェイを歩くようなスタイリッシュな衣装で『Fashion Killa♡』を披露したかと思えば、大人の色気を漂わせながら『常夜灯』をしっとりと歌い上げる彼ら。その振り幅の広さに驚かされます。

再びメンバーがトロッコで客席へ近づくと、正門さんが「みんな可愛い顔しているな〜」と、トロッコから見える観客への感想をポツリ。そして、「みなさんのおかげで朝から最高の土曜日です! 土曜の朝はサタプラ♡」と、しっかり番組もアピール!本ステージに戻ると、デビューシングル『《A》BEGINNING』を皮切りに熱いステージングを披露!ステージには炎が立ち上り、観客の感情を揺さぶります。

グループの武器が光るBANDパフォーマンス

悩んだり、笑い合ったり…。スクリーンに飛行機の操縦席に着いたメンバーが映し出された後は、衣装を一新した4人が本ステージにバンドセットとともに登場。ボーカルの末澤さんの「横アリ、もう一度騒ごうか」の掛け声とともに『咆哮』が始まると、ドラムの佐野さん、ギターの正門さん、キーボードの小島さんが、さらに会場を盛り上げます。メンバーと会場、それぞれの情熱を声に乗せて末澤さんのハイトーンボイスに応える、魂の呼応は圧巻!

その後は、正門さんの泣くようなギターの音色に酔いしれながら『Aぇ You Ready?』へ。1万5千人の息がぴったりと合った大合唱に、メンバーも大興奮。小島さんはもう一度「横浜やべーぞっ!」を連呼。「俺が『横浜』って言ったら『やべーぞ』と叫んでください」というお願いにも、全員がさらりと対応!一体感はそのままに、正門さんの「これまでもこれからも皆さんとでしか作れない音楽があります! この2時間、俺たちだけの思い出の曲を作って帰りましょう」という掛け声とともにライブはいよいよクライマックスへ!

ファンへの感謝とドームへの誓いーラスト挨拶全文―

正門さん

「えー、皆様、本日はご来場いただきまして本当にありがとうございました。楽しかったですか?(会場からは「楽しかった!」の大歓声)はい。良かったです。本当に皆さんにそう思っていただけるためだけに、僕らアイドルを頑張ってます。ライブを楽しんでいただいてなんぼです。こういう空間を今ここで作れていることが、本当に奇跡のようなことだなと思っています。

3月からライブが始まりましてね。そこから約4カ月間、アルバム『Runway』が出た時とは、もうすでに自分の中でメッセージが変わり始めているところもあるというか。全てにおいて新鮮な気持ちではあるんですけども、迷いながらもがき、どこが前かも分からず、とりあえず進む、みたいな。そんな時期もあったんですが、なんとか今ここで楽しい時間を過ごせて、皆さんからパワーをもらって笑うことができてます。本当に幸せです。本当に幸せです。いつもありがとうございます。

今回も、このアルバムの曲が全員に対してのエールになるように。みんなが前を向いて、さあ一歩踏み出そうと進めるように。ありがとうを忘れずに、これからもAぇ! group精進してまいりますので、今後ともどうか応援のほどよろしくお願いします。できれば全員分の応援をお願いします。今日は本当にありがとうございました」

佐野さん

「楽しかったですかー?(Aぇー!という観客のレスポンス)幸せな2時間過ごせたかー?(Aぇー!という観客のレスポンスの後、マイクなしで)ありがとう!(観客も「ありがとう」と返す)ありがとう!(佐野さんの2回目の「ありがとう」の後に観客も「ありがとう」と返す)

本当にライブっていいですね。こうやって僕らのことを好きな人たち、僕らとここで出会ってくれた人たち、いろんな人たちがこうやってたくさん集まって、2時間、宝物のような特別な時間を過ごして。本当に幸せなグループやなと思いながら今日も過ごしています。ありがとう、みんな。ほんまに「ありがとう」って言葉だけで泣けるような戦いをしてきたから。俺たちもこの8年間の歴史であったりとか、『Runway』、そして『Again』という曲ができたきっかけとか、いろんなことを知ってるみんなが「ありがとう」って言葉を投げかけてくれるから、俺たちは前を向けたし。

3月にこのツアーが始まって、もう横浜まで来て3カ月以上経ったのか……。初日とか個人的に正直めっちゃ怖かったし、そういった状況の新体制のAぇ! groupを前を向かせてくれたのは、紛れもなくここにいるみんな……じゃなくて、あなた、あなた、あなた。(会場の四方八方を指差しながら)一人一人です。ほんまにありがとう。さて、「サブスクはサブスク。CDはCD」とはよく言ったもので……。どうもありがとうございます。ハーフミリオンを達成してくれてありがとう。サブスクはサブスク!(観客「CDはCD!」)サブスクはサブスク!(観客「CDはCD!」)

すごいね!ほんまに!こんだけ最後の挨拶とか、インスタライブとか、いろんなところで言ってたけどさ。だってサブスクでAぇ! groupって調べたら曲聴けんねん。それでもこうやって、俺たちのCDを形に残したいって思ってくれたり、俺たちの特典を見たいって思ってくれたり。正直、もうそんなんより俺たちの喜んでる姿を見たい、Aぇ! groupというチームが喜んでる姿を見たいって言って頑張ってくださってるみんなのおかげです。ありがとう!本当にみんなに支えてもらいっぱなしのグループなので、これから先、精一杯お返しできるように、この4人で頑張っていこうと思います。これから先のAぇ! group、きっと長〜い……末永くよろしくお願いします。本日はありがとうございました!」

小島さん

「皆様、本日はご来場いただき、誠にありがとうございました。Aぇ! groupのライブ、楽しかったですか?(「Aぇー!」という観客のレスポンス)楽しかったですか?(「Aぇー!」という観客のレスポンス)楽しかったですか?(「Aぇー!」という観客のレスポンス)最高です。本当にありがとうございます。「横浜やべえぞ」という言葉が出てきちゃいました(笑)。俺、今まで大阪を裏切られへんって、大阪が一番やばいなと思ってました。でも、やっぱ横浜やばいな。ライバルが現れたっていう感じなんですけど、本当に今日の盛り上がりはすごかったです。やっててすごい気持ちよかったですし、毎公演違うライブができてるんですけど、今日も今日しかできないライブがみんなとできました。ありがとう!みんなにも拍手です。本当に。

いやー、嬉しいですね、本当に。もう残すところ、この公演が終わると8公演となるんです。今回30公演あったんですけど、一番最初、愛知県から始まった時の心情としては、「とりあえずこうやっていって、それを正解にしていく」ということを、この挨拶の時間に言わせていただきました。自分たちが選んだこの道を、新体制でやっていくと決断したこの道を、自分たちで皆さんと正解にしていくという話をさせていただいたんですけど、あれから3カ月ぐらい経って。始まってからもう22公演やらせていただいてて。なんか自分の中で、この1カ月空いたから余計なんかな……。久々にみんなとライブできたからっていうのもあってかもしれないですけど、「ああ、続けてて正解やったな」と今日思いました。(会場から拍手)ありがとうございます。もちろん反省とかもそうですし、それもそうやけど、改めて6月に4thシングル『でこぼこライフ』だったり、映画『おそ松さん』だったり、いろんな経験をして、それが全部やっぱり繋がってるんだなっていうことを実感できたライブでした。皆さんと本当にこの空間を作れて幸せだったなと思います。

これからも頑張りたいなと思いますので、どうぞAぇ! groupのことをよろしくお願いします。Aぇ! groupはこんなところでは止まりません。ハーフミリオン取りました。すごい拍手!(会場から拍手)拍手です。(会場の拍手がさらに強く)おめでとう。ありがとう。でも、ほんまにもっと上に行けると思ってます。Aぇ! group。こんなところで止まってるんやったら、俺は多分こうやって続けるという決断をしてないんですよ。もっと上をみんなと取りたいから。みんなとやったら見れるから。それも含めて今後もAぇ! group……ほんまにごめんなさい。ハーフミリオン、めちゃくちゃすごいんです。ほんまに数字ってマジですごいんですよ。僕の20万人もそうですしね、YouTubeの。ほんまにすごいんですけど。ごめんなさい、僕、強欲なんですよ。もっと上に行けると思ってるんですよ、みんなだったら。みんなどう思いますか?(大喝采)行こう!ほな、行こう!これからもAぇ! group、よろしくお願いします。ありがとうございました!あと今日の晩、正門インスタライブ、よろしくお願いします。最後に、ありがとう!」

末澤さん

「本日はありがとうございました。楽しかったですか?(「Aぇー!」という観客のレスポンス)俺も楽しかったー!約1カ月ぶりですか?ライブ。あの……疲れました。(会場から笑い)それぐらい、やっぱりもう出し尽くしたということですね。なんかこう、ほんま、次の日のことを考えずにやってしまう癖があるので。ある程度はちゃんと計算してやらなあかんのかもしれないですけど……プロとして。でももうできへんから。仕方ないやということで、一公演一公演、全力で全身全霊でステージに立たせてもらってます。それはみんなのおかげです。本当にありがとうございます。

メンバーもみんな言ってましたけど、本当にみんなの愛をしっかり僕ら感じることができてますし、受け取ってますし、僕らメンバーだけじゃなくて、Aぇ! groupのスタッフ、チームもみんなしっかりみんなの気持ちは受け取ってるので。しっかり俺たちからみんなにお返ししていけるように。

まだまだね、小島も言ってましたけど、こんなところで納得はしてない。Aぇ! groupは今まで「こういうことしたい」「こういう場所に立ちたい」と言ってきたことは全部叶ってきてます。ということは、これから俺らがやっていく目標とか夢も全部叶うであろうと。俺は信じて頑張りたいと思ってます。まずは……ドーム。立ちましょう!(会場から大歓声)みんなで最高の景色を見られるように、これからも頑張りたいと思います。これからもAぇ! groupよろしくお願いします」

本編ラストには『rAY』を披露。スクリーンには「みんなで1つのAぇ! groupや」という手書きのメッセージと4人の名前が映し出され、あたたかなムードの中で締めくくられました。

彼らの覚悟を再確認するアンコール

本編が終わるや否や、会場はすぐに割れんばかりの「アンコール」に包まれます。(約2分後)正門さんは「早いって(笑)。アンコール言い出すの(笑)。みんなアンコール早いよ(笑)」と言いながら、メンバーがツアーグッズのボウリングシャツを羽織って再登場し、2度目の『Again』を歌唱。正門さんがファンのうちわに夢中になり、歌い出しを忘れる場面もありながら、グループのこれまでの道のりやファンへの想いを歌に重ねて届けました。

花道から本ステージへ戻る際も、会場360度に目を向け、メッセージ性の強いうちわにコメントをしたり、立ち見席のファンにも労いの言葉をかけたり。アンコールの最後まで、会場はアットホームな雰囲気に包まれていました。正門さんからは、「重ね重ねになりますが、本日は楽しい時間を本当にありがとうございます。今日は僕たちから出たものが全てですので、どんどん好きに受け取って帰っていただけると嬉しいなと思います」と、改めてファンへ感謝の言葉が。「また会いましょう」と呼びかけながら4人はステージを後にしましたが、最後の最後に末澤さんが「気ぃつけて帰れよ」と優しく声をかけると、会場からは黄色い歓声が上がり、ライブは大きな余韻を残して幕を閉じました。

撮影/和佐田美奈子(和佐田写真事務所) 取材・文/棚田トモコ 編集/CLASSY.編集部