KEY TO LIT・井上瑞稀さん「僕の場合は悔しいが原動力に!それを燃料に頑張れるタイプです」

「悔しさを原動力に変える」——負けず嫌いを武器に、進み続けるKEY TO LIT・井上瑞稀さん。ミュージカル『GYPSY』を完走した今、その努力と思考の裏側に迫ります。

“悔しい”は原動力
めっちゃ負けず嫌いです(笑)

CLASSY.読者の方と同世代かあ…。お互い頑張っていますよね(笑)。僕も皆さんと同じで、誰かと比べて落ち込むこともあります。でも僕の場合は悔しいが原動力に! それを燃料にして頑張れるタイプ。小さい頃から変わらず、めっちゃ負けず嫌いです(笑)。うまくいかない時はそれが解決するまで引きずったりもするけど、それってそんなに悪いことじゃないと思っています。あとは…ちゃんと振り返ってダメだったところは反省!その上で次にどう活かすかっていうことを考えて努力することも忘れません。もちろん、プレッシャーを感じる時だってありますよ。でもそれを少しでも軽減できるように準備はしっかり。そのあとはもうなるようにしかならないと思っています(笑)。プレッシャーを感じる時は、なぜそう感じているのかの理由を深掘りして、答えが分かると解決策が見えてきて少しは楽になるんじゃないかな。

現在は(取材時は公演一週間ほど前)ミュージカル『GYPSY』の稽古中。稽古でも心地いいプレッシャーを感じています。もちろん学ぶことはたくさん!作品の世界に入り込みすぎちゃって、お客様側に背中を向けてしまう瞬間があったりで、自分を客観的に見ていないとダメだなと改めて感じます。本当に毎日勉強です。

役を演じる上で気をつけていることは、タルサ(井上さんが演じる役)の「want」を持つこと。彼が何を求めているかをしっかりと探るようにしています。セリフの一つ一つに「何で?」と疑問を持つように。彼がこっちに歩いた理由とか、言動全てを明確にして自分の中に落とし込まないといけないと思っています。小手先の演技は通用しないので。あとは姿勢と手の所作も美しくいられるように意識。役柄的にはアグレッシブで弾けている感じなのでギアを上げるようにしているんですが、今はだいぶ馴染んできていて、掴めてきた気がしています。本番でも毎回新しい発見があると思うので最終日まで努力します。見どころは…とにかく主演の大竹しのぶさんがとんでもないので、まずはそこに圧倒されるはず。こんなすごい人と同じ板に立てるというのが本当に幸せです。

KEY TO LIT・井上瑞稀さん
2000年10月31日生まれ。神奈川県出身。AB型。STARTO ENTERTAINMENTジュニア内グループのKEY TO LITのメンバー。2009年に入所。俳優としては2012年に舞台『ABC座 星(スター)劇場』で演じた盲目の少年の役で脚光を浴び、以降俳優としてもコンスタントに活躍。代表作に『霧尾ファンクラブ』(中京テレビ)、『トモダチゲームR4』(テレビ朝日)、映画『おとななじみ』(東映)、舞台『W3 ワンダースリー』がある。2025年2月よりKEY TO LITとして活動。2026年5月〜6月にはミュージカル『GYPSY』に出演。

取材/棚田トモコ 編集/平賀鈴菜 再構成/Bravoworks,Inc.
※CLASSY.2026年7月号「KEY TO LIT 井上瑞稀さんと行く#TOKYO恋する1軒目」より。
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。