オモニ彼氏は草食系男子の発展形。一生働く女性たちにとっては きっと最良の相手!
〝年の差婚〟の本を出した2012年頃から、〝バリキャリ女子〟と呼ばれる女子たちが「帰ったらお風呂が沸いていて話を聞いてくれるような男子がいい」と言い始めていました。その頃のアラフォー女性の願望が、今ではアラサーにまで降りてきています。また、2016年に女性活躍推進法が施行され女性もフルタイムに近い状態で働くことが推奨され、産んでもまた働くというのがデフォルトになってきて、いまや就活時からそれを見据えた女性が多い年代に。今の読者層の女性はきちんとキャリア教育を受けているので、一生何らかの形で働くという人生設計ができており、自分が一生働く以上、オモニ彼氏のような相手じゃないとうまくいかないと若い頃からわかっています。さらにSNS上で男女平等の運動もおき、イクメンも「仕事をバリバリやってカッコよく育児」というイメージから、「手伝うではなくシェアする」という考え方にシフト。イクメンの定義も少しずつ変わってきました。いわゆるZ世代の社会人、20代半ばより下の男性なら、シェアの概念も定着してきているので、年下男子は狙い目。35歳くらいになると、男性は仕事で一人前と見られたい意識が固まるし、不景気だった場合、リストラへの不安から仕事に比重が行きがち。働くことに理解を示してくれるか、1ヵ月だけでも同棲してみた方が、相手の感覚がわかると思います。
世代トレンド評論家・牛窪 恵さん
立教大学大学院(MBA)終了。同大学院客員教授。トレンド、マーケティング関連の著書多数。「おひとりさま(マーケット)」(05年)、「草食系(男子)」(09年)は、新語・流行語大賞に最終ノミネート。テレビ出演も多数。近著『若者たちのニューノーマル』。