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【ジャルジャル・ 福徳秀介】小説出版記念インタビュー③著書の読みどころは?

「キングオブコント2020」での優勝も記憶に新しいジャルジャル 。そのボケでありツッコミでもある福徳秀介さんが、「私小説」的恋愛小説を11月11日に刊行するとのことで特別インタビューをさせていただきました!最終回となる今回は、著書『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』について。

【ジャルジャル・ 福徳秀介】小説出版記念インタビュー③著書の読みどころは?

最初は、コテコテの恋愛もんを書く予定でした

__ストーリーは主人公の片思い

__ストーリーは主人公の片思いを軸に展開しますが、思わぬ方向へと進みます。
(最初は)ウジウジした男が、好きな子にアタックする、しない、する、しない…。そういうコテコテの恋愛もんを書く予定でした。そう思っていて、結果4年かかったんですけど。改稿、改稿、改稿を重ねると、知らん間に話も変わってて、気がついたら自分をさらけ出してた(笑)。
結局、僕は何が言いたかったんだろうってのは、正直、現状わかってなくて。だから読んでくれた色んな方々がどう思ったか、っていう声を聞いて、「あ、こうゆう風に伝えたかったんや、自分は。これが伝わったんや」ってことが知れたらいいな、って思ってる段階ですね。
__登場人物たちが発するエモーショナルなセリフに、心をぐっと掴まれます。
やっぱり端的に、一言で終わらせられることを、だらだら言ってしまう。人間は(本当に言いたいことは言えずに)違う言葉で、必死で他の言葉で説明しようとするけど、結局、その時の口数の多さが気持ちのデカさとして現れるんやろな、って気がしてて。

__ちょっぴり辛いシーンでも、

__ちょっぴり辛いシーンでも、テンポよく、時に愛嬌のある自虐も織り交ぜられたりして、小気味好く流れてくる。それがまた切なさを誘います。小説とお笑いの違い、表現する上で面白かったこと、苦労したこととは?
お笑いは、根底にあるのは「笑かしたい」「笑ってもらいたい」ということだけなんで、「こういう風に言った方がおもろい、ウケる」しか考えないんですけど、やっぱ小説となると、(感情や状況を表現するために)いろんな選択肢が出てくる。こういう風に書いた方が伝わる、こういう風に書いた方が楽しい、暗くなる__とか、あまりにも選択肢が多くなるので、それが一番難しかったですね。
__そんな中でもユーモア、お笑い的なことを意識したことはありましたか?
そこは、読者側に寄り添って、「ちょくちょくユーモア入れた方がええな」って意識ことはなく、誰でもみんな生きてたら、ユーモアあるんで。どんな人でもきっと。家で1日ボーッとしてる人でも、きっとどこかにユーモアは転がってるはずなんで。そういう意味では、ちょくちょくユーモアを入れた感じです。

__ほろ苦い内容と相反して、可

__ほろ苦い内容と相反して、可愛らしい装丁が目を惹きます。どんなところにこだわりましたか?
本編にラブラドールが出てくるので、「ラブラドール知らん人、イメージでけへん人、意外とおるやろな」って思ったんで、表紙は絶対ラブラドールにしたいなって。で、これ昔飼ってたラブラドールで。(写真を撮った)梅佳代さんとは友達で、以前、大阪に仕事来たときに、「ちょっと実家で犬撮ってくださいよ」って。そんときに20枚くらい撮ってもらったうちの1枚なんです。とりあえず絶対それを表紙にしようという話をしてて。全体のイメージは「可愛くしてください」ってだけ伝えました。
__そうだったんですね。裏表紙も可愛らしい別カットが使われています。インタビューに答えていただきありがとうございました!福徳さんの渾身の一冊、『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』を、みなさんぜひチェックしてみてください!

INFORMATION

 

『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』

大学2年生の僕は、思い描いていた大学生活とはほど遠い、冴えない日々を送っていた。日傘をさして人目を避け、青春を謳歌しているグループを妬ましく思う。友人は一人。銭湯掃除のバイトと孤独な大学生活だけの毎日。そんなある日、大教室で学生の輪を嫌うように席を立つ凜とした女子に出会って…。ピュアで繊細な「僕」が初めて深く愛した彼女への想いは実るのか。そして、僕の人生の、その先は…。

著者:福徳秀介
定価:本体 1,500円+税
四六判並製 256 頁
詳細はこちらからチェックしてみてください!

Profile

福徳秀介(ふくとく・しゅうすけ)、1983年10月5日生まれ、血液型O型。兵庫県芦屋市出身。2003年にお笑いコンビ「ジャルジャル」結成、ボケ・ツッコミ担当。YouTubeチャンネル「JARUJARU TOWER」「JARUJARU ISLAND」での活発なネタ投稿が話題。

撮影/ISAC(SIGNO) 構成/CLASSY.編集部

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