こんにちは。編集部のカナイです。
有名なのに、読んだコトのない作家さんっていますよね。
(いやむしろ読んだコトない作家さんの方が多かったりしますが)
ワタシにとって、白石一文さんがまさにそうでした。
CLASSY.の女性スタッフにもけっこう人気が高かったのに・・・
小社からもこんなに作品が出ているのに・・・
先日直木賞を受賞されたので、受賞作を読んでみることにしました。(ミーハー)
『ほかならぬ人へ』。
表題のほかに、「かけがえのない人へ」との2編からなる作品です。
一日で読破。もう一気に読んでしまう、読めてしまうお話でした。
ミステリーではないのに、先が気になって気になって。
淡々と進められていく中に、ずっしりと重いテーマがある感じがしました。
どちらも、主人公がいろいろな回り道を経て、
ほかならない、かけがえのない関係性を結べる人を見つけるお話です。
自分にとって「間違いない相手」は誰なのか、どこにいるのか。
どちらとも、ここで終わっちゃうの?というところで終わっちゃいます。
それが何というか、考えさせるための終わり方とでもいいましょうか。
なので、あえて内容の詳細は伏せますが
ここで終わるというコトは、答えは自分で見つけてねってことなのかな、と。
帯にも書かれている本文で、とても心に残る主人公のセリフがありました。
「ベストの相手が見つかったときは、この人に間違いないっていう明らかな証拠があるんだ」
「相手を見つけた人は全員そういう証拠を手に入れてるんだ」
恋人がいる方や、とくに既婚者の方は気になっちゃいますよね。
自分は証拠を手に入れたのかな、と。
ワタシは既婚者ですが、証拠を手に入れたと思っています。たぶん。きっと。おそらく。
