世界が認めた“別府の絶景リゾート”へ。「ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ」で叶える極上の温泉ステイ
「別府」と聞いて、まず思い浮かべるのは温泉街や老舗旅館かもしれません。そんな昔ながらの湯治の名所に、世界的トラベルアワードで3年連続3部門にランクインする「ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ」があります。世界が認めたプールやスパ、別府ならではの温泉、大分の文化と美食。さらに、インターコンチネンタルが提案しているのが、ホテルを起点に、その土地の文化や人、物語の奥深くへと踏み込んでいく旅の体験です。
- 旅の目的になる体験を。インターコンチネンタルが国内4ホテルで新たなブランド体験を展開
- インターコンチネンタルが大切にする「3つのホールマーク」
- 観光だけでは出会えない大分へ。「Insider Expertise」で土地の文化を深く知る
- 大分の“おいしい”を、ホテルの中で旅する「霧翠」
- 特別な一日を、忘れられない思い出に。「Incredible Occasions」というブランド体験
- 旅の疲れに寄り添う。“ナリッシュボウル”で体感する「Intentional Flexibility」
- 世界が認める、別府のラグジュアリーリゾート
- 大分の文化を散りばめた空間も、このホテルの魅力
- 別府の絶景とひとつに。「Best Hotel Pools」部門第1位のインフィニティプール
- 温泉とスパで心身を解きほぐす。別府で叶える極上のウェルネス体験
- 別府の自然を切り取る贅沢な客室。細部に宿る九州の美意識にも注目
- クラブインターコンチネンタルで、滞在をもう一段贅沢に
旅の目的になる体験を。インターコンチネンタルが国内4ホテルで新たなブランド体験を展開
2026年にブランド誕生80周年を迎えたインターコンチネンタル。長年にわたり世界各地で旅人を迎えてきたブランドが今、大切にしているのが、その土地を熟知した“インサイダー”だからこそ知る文化や人、場所へゲストを案内することです。その考え方を体現する新たなブランド体験プログラムが、札幌・東京・大阪・別府の国内4ホテルで展開中。ホテルが長年培ってきた地域とのネットワークを生かし、通常の観光ではなかなか触れることのできない、その土地の奥深い魅力へとゲストを誘います。札幌ではジビエ、東京では歌舞伎、大阪では屋形船、そして別府では酒造りとローカルガストロノミー。一見まったく異なる体験ですが、共通しているのは、その土地をただ「見る」のではなく、その背景にある文化や人の営みにまで触れられることです。
ジビエ、歌舞伎、屋形船、そして酒造り。一見まったく異なる体験ですが、共通しているのは、その土地を「見る」だけではなく、その背景にある文化や人の営みまで知ることができること。ホテルに泊まること自体が旅の目的になるだけでなく、その先にある“まだ知らない日本”へと扉を開いてくれる——そんな新しい旅の楽しみ方を提案してくれます。
2026年9月中旬より順次展開予定。各プログラムの詳細は、ブランド特設ページからチェックできます。
ブランド特設ページ
各プログラムの詳細はこちらから。
https://www.ihg.com/intercontinental/content/jp/ja/offers/japan-doors-unlocked
インターコンチネンタルが大切にする「3つのホールマーク」
世界初のラグジュアリートラベルのパイオニアとして、世界中の旅人を迎えてきたインターコンチネンタル。現代のラグジュアリートラベラーの多様な旅のスタイルや知的好奇心に応えるため、ブランドの核となる3つのブランド体験(ホールマーク)を大切にしています。今回、国内4ホテルで新たに展開されるプログラムは、そのひとつである「Insider Expertise」をもとに開発されたものです。
ブランドの核となる3つのブランド体験(ホールマーク)
Insider Expertise(心遣いが光るインサイダー):その土地の真の文化に深く触れる体験
世界60カ国以上に展開するパイオニアとして培ってきた知見を活かし、コンシェルジュを中心とした、その土地の魅力を熟知する専任のインサイダーチームが、独自のローカルネットワークを通じて、通常の観光旅行では出合えない本物の文化体験や、知的好奇心を満たす体験を提案します。
Intentional Flexibility(心を満たす柔軟性):旅に寄り添うしなやかなサービス
仕事、プライベート、リラクゼーション、社交など、さまざまなシーンへとシームレスに移り変わる現代のトラベラーの一日。こうした多様なニーズや変化に寄り添い、ゲストのスケジュールや旅のスタイルに合わせたパーソナルな体験設計や、科学的な知見を取り入れた料飲メニューなど、柔軟で快適なサービスを追求しています。
Incredible Occasions(心に刻み込まれるひととき):人生の大切な瞬間を彩る特別なシーンをキュレーション
長年にわたり数々の祝福や特別な瞬間を演出してきた歴史を受け継ぎ、誕生日や記念日はもちろん、日常のちょっとしたお祝いごと(マイクロ・オケージョン)まで、あらゆる節目を忘れられない思い出へ。インターコンチネンタルならではの洗練されたキュレーションと、細部まで行き届いた心配りによって、心に刻み込まれるひとときを届けます。
今回ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパに滞在してみると、この3つのホールマークは単なるブランドコンセプトではなく、実際の旅のさまざまな場面に息づいていることを実感しました。
観光だけでは出会えない大分へ。「Insider Expertise」で土地の文化を深く知る
3つのホールマークの中でも、今回の旅で特に象徴的だったのが「Insider Expertise(心遣いが光るインサイダー)」。別府でその体験の舞台となるのが、日田市にある「井上酒造」です。1804年創業、222年の歴史を有する井上酒造は、ホテルとオリジナル日本酒を共同で造るほど深いつながりがあります。驚いたのは、単に酒蔵に製造を依頼したのではなく、ホテルスタッフ3〜4名が約1年間にわたって酒蔵へ通い、実際に酒造りに携わって完成させたということ。
酒造りには、日田の豊かな水も欠かせません。酒米を育てる田んぼには、酒の仕込みにも使われる水を引き、米を育て、その米と水が再び酒造りの場で出会う——。酒蔵を訪れてその背景を知ると、一杯の日本酒の向こうに、この土地の自然や造り手の営みまで見えてくるようでした。
ホテルでは酒造りの時期や工程に合わせ、見学だけでなく実際の作業に触れられる機会も含めた体験を提供中。有名な観光名所を巡るだけではなく、その土地で暮らす人と出会い、背景にある文化やストーリーまで知る。「Insider Expertise」が届けてくれるのは、そんな一歩踏み込んだ旅の楽しみ方なのだと感じました。
大分の“おいしい”を、ホテルの中で旅する「霧翠」
井上酒造で酒造りの背景や、この土地の自然と文化に触れた後は、ホテルへ戻り、その物語の続きを“味わう”時間へ。プログラムのもうひとつの体験となるのが、鮨「豊後前 霧翠(むすい)」で楽しむローカルガストロノミーです。2025年6月にオープンした「霧翠」では、豊後・大分の食材を主役に、その時季にもっともおいしいものからコースを組み立てています。メニューはシーズンごとに変わるのが基本ですが、旬の短い食材に合わせて内容が変わることも。まさに、その日、その季節だからこそ出会える大分の味を楽しめる場所です。
「霧翠」という名前は、ホテルを取り囲む霧深い森をイメージして生まれた造語なのだそう。山から流れ込むミネラルが海を豊かにし、山海の恵みに恵まれた別府。その土地の魅力を、一皿ずつ紐解くようにコースが進んでいきます。
この日も、別府のいちじくや渡り蟹、安心院のシャインマスカットから始まり、大分県産の鱧、蒲江で獲れた夏のクエ、関イサキ、黒鮑、国東の真蛸、湯布院の鮎、姫島の天然車海老などが次々と登場。大分県産のわさびやかぼす、バジル、竹炭など、料理を支える素材にも土地の恵みが随所に取り入れられています。
中でも印象に残ったのが、大分県の郷土料理「りゅうきゅう」を「霧翠」らしく昇華したシグネチャーの一品。
竹細工で知られる大分らしく、竹を使った器で提供されます。さらに、燻製の香りを閉じ込めた透明なガラスケースを被せた状態で運ばれ、目の前でケースを外すと、ふわりと香りが広がる印象的な演出も。添えられたソースには、別府に春の訪れを告げる扇山の「野焼き」が表現されています。郷土料理をそのまま味わうのではなく、土地の工芸や風景、香りまで一皿の中に落とし込んでいるところに、「霧翠」が提案するローカルガストロノミーの魅力を感じました。
料理とお酒、どちらが欠けても完成しないペアリング
そして、「霧翠」でぜひ体験してほしいのが、料理に合わせたドリンクペアリングです。最初の一皿にはシャンパン、繊細な魚料理にはオーストリアやアルザスのワイン、温かな料理には日本酒の熱燗、寿司には日本酒やブルゴーニュの赤ワイン、ウニには辛口のシェリー……。日本酒、ワイン、シャンパンとジャンルにとらわれず、その一皿をもっとも引き立てる一杯が合わせられていきます。驚いたのは、お酒をひと口含んでから料理を味わうと、それまでとは違う香りや甘み、旨みがふっと立ち上がってくること。「ペアリングで、料理はここまで印象が変わるんだ」と、何度も新しい発見がありました。
それもそのはず。ここでは料理を完成させてからお酒を選ぶのではなく、料理人とソムリエが相談しながらペアリングを組み立てているのだそう。料理人が引き出す素材の味と、ソムリエが見極める一杯の個性。その二人の感覚が重なって初めて生まれるマリアージュは、単に「料理に合うお酒」という言葉だけでは表現しきれないほど。
この土地だから出会える旬の食材、料理人の技、ソムリエが選び抜く一杯、そして両者が重なった瞬間に生まれる味わいまでをひとつのストーリーとして体験すると、ここで食事をすること自体が、まるで別府を旅しているかのような感覚になると感じました。ただ豪華なディナーをいただくのではなく、大分の海や山、季節、食文化を、料理とお酒を通して巡っていく。「霧翠」は、そんな特別な夜を過ごしたい人にこそおすすめしたいレストランです。
そして、別府で感じたインターコンチネンタルのホールマークは「Insider Expertise」だけではありません。滞在中のさまざまな場面で、残る2つの考え方にも触れることができました。
特別な一日を、忘れられない思い出に。「Incredible Occasions」というブランド体験
誕生日や結婚記念日など、大切な人と過ごす特別な旅なら、その夜のディナーも忘れられないものにしたい。そんな願いに応えてくれるのが、インターコンチネンタルが大切にするブランド体験のひとつである「Incredible Occasions(心に刻まれるひととき)」です。「Incredible Occasions」が目指すのは、単に豪華な食事を提供することではなく、ゲスト一人ひとりにとって“心に刻まれるひととき”をつくること。アニバーサリーや誕生日など、それぞれの目的や希望、予算を聞きながら、その日の過ごし方をオーダーメイドで提案してくれます。
今回体験したのは、別府の街を見渡すテラスを舞台にした特別なディナー。普段はディナー会場として使用していない場所に、この夜のためだけのテーブルコーディネートが施され、料理も総料理長がこの日のために考案した特別なコースが用意されました。
ホテルの記念日ディナーというと、ケーキや花束などを思い浮かべることも多いですが、ここでは「どんな時間を過ごしたいか」から相談できるのが魅力。決まったプランに自分たちを合わせるのではなく、ホテル側がゲストに合わせて特別な時間をつくり上げてくれる——そんなパーソナルなおもてなしこそ、ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパを大切な記念日の旅先に選びたくなる理由のひとつだと感じました。
旅の疲れに寄り添う。“ナリッシュボウル”で体感する「Intentional Flexibility」
絶景のプールで泳いだり、温泉やスパで体を休めたり。ホテルでの過ごし方は、その日の気分や体調によって変わるものです。そんな一人ひとりの旅のリズムに寄り添うのが、インターコンチネンタルが大切にする3つのブランド体験のひとつ、「Intentional Flexibility(心を満たす柔軟性)」。決められた過ごし方を提案するのではなく、仕事、リラクゼーション、食事など、そのときのゲストの状態やスケジュールに合わせて、柔軟に滞在をサポートするという考え方です。
そのひとつとして用意されているのが、体にやさしくエネルギーを補給できる「ナリッシュボウル」。旬の鮮魚や野菜を中心に仕立てられ、今回いただいた一皿には真鯛やカンパチ、湯布院サーモンなどを使用。下には安心院産のお米を使った酢飯が敷かれ、柚子のドレッシングが爽やかなアクセントになっています。季節によって使用する食材が変わるのも特徴で、基本は旬の鮮魚を中心に構成されています。
しっかり食事を楽しみたいときもあれば、温泉やスパの後、時差ぼけや移動疲れで「今日は重たいものは食べたくない」と感じることも。そんなときに、お腹を満たしながらも体への負担を抑えた選択肢があるのはうれしいところ。ナリッシュボウルはプールサイドやインルームダイニング、家族風呂など、過ごしている場所やそのときの希望に合わせて楽しむことができます。通常のレストランメニューには掲載されていない、いわば“隠れメニュー”的な存在なのも少し特別です。
井上酒造で土地の文化の奥深くへと踏み込み、ローカルガストロノミーでその土地を味わう。大切な一日には、自分たちだけの特別な時間をつくってもらい、その日のコンディションに合わせて食事や過ごし方を選ぶ——。2泊3日の滞在を振り返ると、3つのホールマークは独立したサービスではなく、旅のさまざまな場面に自然に溶け込んでいることがわかります。
そして、そのブランドの考え方を支えているのが、ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパそのものが持つ、上質な滞在環境です。
世界が認める、別府のラグジュアリーリゾート
日本屈指の温泉地として知られる大分県・別府。昔ながらの温泉街や旅館を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、そんな別府の街を見渡す高台に佇むのが「ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ」です。
2019年8月に開業した同ホテルが目指すのは、別府の温泉文化と、インターコンチネンタルが培ってきた世界水準のラグジュアリーを融合させた、唯一無二のリゾート体験。館内に一歩足を踏み入れると、目の前には別府の街と雄大な自然を望む開放的な景色が広がり、温泉街の賑わいとはまた違う、穏やかな時間が流れています。
日常から離れた環境と時間の中で、自分自身とのつながりを取り戻し、本当の幸せや豊かさを再発見する——。それこそが、このホテルが目指す“真のラグジュアリー”。そして今、その上質な滞在体験は、日本のみならず世界のトラベラーからも高い評価を集めています。
世界的な旅行誌「Travel + Leisure」が主催する「Travel + Leisure Luxury Awards Asia Pacific 2026」では、「Best Hotel Pools」と「Best Hotel Spas」の2部門で第1位を獲得。さらに「Best Beach, Island + Upcountry Hotels」でも第2位に選ばれ、3年連続で3部門の上位にランクインする快挙を達成しました。
実際に滞在してみると、その魅力は“豪華なホテル”という言葉だけでは語りきれません。別府の街と空へ溶け込むようなインフィニティプール、温泉地ならではの湯浴み、静寂に包まれるスパ。さらに館内には、大分の竹工芸をはじめ、土地の自然や文化を映したアートや意匠が散りばめられています。
大分の文化を散りばめた空間も、このホテルの魅力
ホテルの魅力を語るうえで欠かせないのが、館内の随所に取り入れられた大分の自然や文化、伝統工芸です。洗練されたラグジュアリー空間でありながら、一つひとつのアートや意匠にこの土地ならではの物語が込められています。
こうした土地のストーリーを知ってから館内を歩いてみると、何気なく目にしていたアートやデザインにも新たな発見があります。
別府の絶景とひとつに。「Best Hotel Pools」部門第1位のインフィニティプール
ホテルを訪れたなら、ぜひ時間をとって満喫したいのがインフィニティプール。2026年の「Travel + Leisure Luxury Awards Asia Pacific」では、「Best Hotel Pools」部門で第1位を獲得。さらに同アワードでは3年連続で3部門の上位に選出されるなど、国内外から高い評価を集めています。
高台に位置するプールからは、別府の街並みと別府湾、その先に広がる空までを一望。水面と景色の境界線が溶け合うように設計されており、プールに身を委ねると、まるで自分まで雄大な景色の一部になったような感覚に包まれます。
印象的なのは、時間とともにその表情が変わっていくこと。青空と別府湾が広がる日中の爽快な景色はもちろん、夕暮れには空が少しずつ色を変え、夜になると眼下には別府の街の灯りがきらめき、ロマンチックな雰囲気に。季節や天候によっても異なる景色に出会えるため、滞在中に何度でも足を運びたくなります。
プールサイドには温水ジャクジーやデイベッド、カバナも用意され、泳がずに景色を眺めながら過ごすだけでも十分に贅沢。水温も快適に保たれているため、その日の気分に合わせて思い思いの過ごし方ができます。
プールを満喫した後は、併設された寛ぎのスペース「AQUA(アクア)」へ。ゆったりとソファが配されたラウンジのような空間で、生搾りジュースやスムージーをはじめとするヘルシーなドリンクや軽食を楽しめます。AQUAはブックライブラリーとしても楽しめるので、ドリンク片手に読書をしながらひと休みするのも素敵。ホテルでは毎年シャンパンメゾンとのコラボレーションも行われています。プールで泳ぐだけではなく、景色を眺め、体を休め、本を読み、思い思いの時間を過ごす。ゆったりとしたリラクゼーション時間まで含めて楽しみたい場所です。
温泉とスパで心身を解きほぐす。別府で叶える極上のウェルネス体験
絶景や美食と並んで、このホテルでぜひ体験してほしいのが、温泉地・別府ならではのウェルネス体験。別府の自然を感じながら湯に浸かる温泉、そして世界水準のトリートメントを受けられる「ハーンヘリテージスパ」と、滞在そのものが心と体を整える時間へと変わっていきます。
別府の絶景を望みながら、名湯に身を委ねる
日本屈指の温泉地・別府に滞在するなら、やはり温泉も楽しみのひとつ。ホテルが位置するのは、「別府八湯」と呼ばれる8つの温泉郷のひとつ、明礬温泉エリア。館内の大浴場では、刺激が少なく、肌の保湿を促すといわれる成分を豊富に含んだ塩化物泉を楽しむことができます。広々とした大浴場には、檜と石造り、趣の異なる2種類のお風呂があり、男女日替わりで利用可能。さらに、別府石を用いた露天風呂では、自然に溶け込むような趣あふれる空間の中、雄大な景色を眺めながら湯浴みを楽しめます。
エリアとなる明礬温泉は別府八湯の中でも最も高いところにあり、もうもうと立ち込める湯けむりが特徴。この湯気で湧き出る高温の源泉に、同じ泉質を持つ冷水を加えて適温に調整し温泉にしているのだそう。明礬温泉というと白濁した湯を思い浮かべますが、こちらの湯は透明度が高く、肌に触れるとどこかとろりとした感触。絶景を眺めながらゆっくりと湯に浸かっていると、体だけでなく気持ちまでほどけていくよう。同じエリアでも源泉によって泉質が違うのも別府温泉の魅力の一つです。
「Best Hotel Spas」部門第1位。3年連続で高評価を受ける日本唯一の「ハーンヘリテージスパ」
もうひとつ、このホテルを訪れたならぜひ体験してほしいのがHARNN(ハーン)による「ハーンヘリテージスパ」。2026年の「Travel + Leisure Luxury Awards Asia Pacific」では「Best Hotel Spas」部門で第1位を獲得し、同アワードで3年連続1位に選出されています。タイ発のナチュラルスパブランド「HARNN」の中でも、最上級に位置づけられる「HARNN Heritage Spa」を体験できるのは、日本ではここだけ。数々のスパを体験してきた筆者にとっても、特に印象に残るリラクゼーション体験となりました。
伝統的な東洋医学と自然療法の叡智にインスピレーションを受けている「ハーンヘリテージスパ」。今回体験したのは「ディープティシュー・マッサージ」。施術前にはまず、その日の気分やコンディションに合わせて3種類のオイルから好みの香りを選びます。ラインナップは季節によって変わるそうで、今回はベルガモットやライムが香る、リラックス感のあるオイルをセレクトしました。
個室へ移動すると、最初に行われるのが檜のフットバス。爽やかな香りのバスソルトとコーヒースクラブで足元を丁寧にケアしていきます。スクラブなども季節やそのときの状態に合わせて変えているそう。施術前から香りや温もりに包まれ、少しずつ体の力が抜けていくのを感じます。
そして、いよいよトリートメントへ。ディープティシュー・マッサージは、ゆっくりとした深い圧で筋肉をほぐしていく施術で、なかでも印象的だったのが肘を使った手技。今回は強めでお願いしましたが、しっかりと効いている感覚がありながら、不思議なほど心地よく、いつの間にか眠りに落ちてしまいました。
施術ベッドの寝心地も驚くほど快適。うつ伏せの姿勢でも体のどこかに圧が集中するような感覚がなく、長時間でも苦しさを感じません。ほのかな香り、静かに流れるヒーリングミュージック、照明を落とした空間まで、すべてが深いリラクゼーションへと導くために計算されているようでした。その高い技術力を支えているのが、セラピストたちの継続的なトレーニング。年に2回、HARNNの講師を招き、施術技術を徹底的に磨いているのだそう。実際に体験すると、単に「気持ちいい」だけでは終わらない、技術に裏付けられた心地よさに納得します。
トリートメントを終えた後は、リフレッシュルームへ。緑茶と野菜チップス、ドライいちじくをいただきながら、すぐに日常へ戻るのではなく、施術後の余韻をゆっくりと味わえます。60分のトリートメントでも満足感は十分。それでも終わったときには、「次はもう少し長いコースを受けてみたい」と思ってしまうほどでした。これまでさまざまなホテルスパを体験してきましたが、技術はもちろん、香り、音、照明、ベッドの心地よさまで含め、ここまで深くリラックスできた時間はトップクラス。施術後は体だけでなく、顔まわりまでどこかすっきりとしたように感じました。
別府の自然を切り取る贅沢な客室。細部に宿る九州の美意識にも注目
今回宿泊したのは、「クラシック シティビュー」。68㎡のゆとりある客室にはテラスも備えられ、室内に足を踏み入れるとまず目に飛び込んでくるのが、大きな窓の向こうに広がる雄大な自然です。
客室から望むのは、別名「扇山」と呼ばれる大平山。その名は、山頂を要(かなめ)にして扇を広げたような美しい山容に由来するそう。窓いっぱいに山の緑が広がり、客室にいながら別府の豊かな自然をすぐそばに感じられます。テラスへ出れば、さらに開放感たっぷり。椅子に腰掛けて山々を眺めたり、朝の澄んだ空気を感じたりと、何をするでもなく景色と向き合う時間も、この客室での楽しみのひとつです。
客室内には、九州の土地や文化を感じさせるディテールも随所に。なかでも印象的なのが、福岡県・大川の職人によって仕上げられた格子。モダンで洗練された空間の中に日本らしい意匠が自然に溶け込み、ホテル全体に通じる「土地とのつながり」を客室でも感じることができます。
バスルームにはダブルボウルの洗面台を備え、2人で滞在してもそれぞれゆったり身支度ができるのがうれしいところ。デザイン性だけでなく、実際に滞在してみると、こうした使い勝手のよさにもラグジュアリーホテルらしい心配りを感じます。
また、客室カテゴリーによっては、プライベートな空間で別府の湯を楽しめる温泉付きの客室も用意されています。今回は温泉付きの客室ではありませんでしたが、客室で好きな時間に温泉を楽しみたい人なら、こちらを選ぶのもよさそうです。
そして、ぜひ注目したいのが客室に用意された滞在アイテム。浴衣に合わせるのは、大分県日田の杉を使った下駄。さらに温泉へ向かう際に使える湯籠も用意され、館内での湯めぐり気分を高めてくれます。単なるアメニティとしてではなく、土地の文化やものづくりをさりげなく取り入れているところも、このホテルならでは。
土地らしさを感じさせる意匠と、快適な滞在を支えるきめ細やかな心配りが随所に感じられる、とても居心地の良い空間でした。
クラブインターコンチネンタルで、滞在をもう一段贅沢に
今回の滞在で、満足度が高かったのが「クラブインターコンチネンタル」。対象の客室に宿泊すると、3階にある専用のクラブインターコンチネンタルラウンジを利用でき、専属コンシェルジュによるチェックイン・チェックアウトをはじめ、朝食、アフタヌーンティー、イブニングカクテルなど、滞在中を通してさまざまなサービスを受けることができます。実際、ホテルの方によると、クラブインターコンチネンタルを利用できる客室から予約が埋まっていくことも多いのだそう。それも納得できるほどサービスが充実していて、滞在中はついつい何度もクラブラウンジに足を運んでしまいます。
季節のスイーツとセイボリーを楽しむアフタヌーンティー
14時から16時まで提供されるアフタヌーンティーでは、季節に合わせたスイーツとセイボリーが、美しいティースタンドを彩ります。甘いものだけではなく、しっかりと食べ応えのあるセイボリーが組み合わされているので、遅めのランチ感覚でも楽しめる充実した内容です。オールデイドリンクはTWG Teaのロイヤルダージリンやアールグレイ、ジャスミン、エンペラーセンチャなどの紅茶をはじめ、コーヒーやカフェラテ、カプチーノ、フラットホワイトなど豊富に用意。今回はロイヤルダージリンを合わせました。大きな窓の向こうに広がる緑を眺めながら、ゆっくりとお茶とスイーツを味わう時間はなんとも贅沢な気分にさせてくれました。
夕暮れとともに楽しむ、充実のイブニングカクテル
17時からは、ラウンジがイブニングカクテルの時間に。シャンパンやワイン、ウイスキー、日本酒などに加え、カクテルやノンアルコールカクテルまで揃い、好みに合わせて楽しめる充実したラインナップです。なかでもぜひ味わってほしいのが、大分らしさを取り入れたシグネチャーカクテル。私は大分県を代表する特産品「かぼす」を使った「大分カボス」をいただきました。ホワイトラムをベースに、ライムの代わりにかぼすを合わせた一杯で、爽やかな酸味の中にほどよい甘みも。アルコールが入っていることを忘れてしまいそうなほど飲みやすく、思わずグラスが進んでしまうおいしさでした。もちろんフードも充実。お酒をメインに楽しみたい日なら、ここで軽めの夕食を兼ねてもいいかもしれません。
朝から大分を味わう。クラブラウンジだけの特別な朝食
翌朝もクラブインターコンチネンタルへ。朝食は6時30分から10時30分まで提供され、ビュッフェに加えて、クラブラウンジ限定のアラカルトメニューを好きなものからオーダーできるスタイルです。ビュッフェにはパンやフルーツ、サラダなどが並びますが、ぜひ楽しみたいのがアラカルト。卵料理をはじめ、季節のシェフ特製エッグベネディクト、米の恵み豚の塩麹漬けと季節野菜の蒸籠蒸し、土鍋炊きごはんのおむすび、佐伯ごまだしうどんなど、思わず迷ってしまうほど充実しています。気になるものがあれば複数オーダーできるのもうれしいところ。
今回は、人気メニューのひとつという和朝食「豊後の朝ご飯」をオーダーしました。りゅうきゅう、津久見ぎょろっけ、だんご汁、焼き魚、卵焼き、冠地鶏味噌、明太子など、大分らしい味覚を少しずつ楽しめる贅沢な内容。ご飯は白米またはお粥から選ぶことができ、私はお粥をいただきました。一品一品を味わっているうちに、朝から大分の食文化をたっぷりと堪能しているような気分に。アラカルトは気になるものを複数オーダーできるので、クラブラウンジの朝食へは、ぜひお腹を空かせて行ってくださいね。
旅をもっと楽しむなら「IHG One Rewards」もチェック
IHGホテルズ&リゾーツでは、無料で入会できる会員プログラム「IHG One Rewards」を展開。インターコンチネンタルをはじめ、IHGホテルズ&リゾーツのホテルを利用する方は、旅の前にぜひチェックしておきたいプログラムです。詳しい会員特典やサービスについては、公式サイトから確認できます。
温泉や美食、世界が認めたプールやスパだけでなく、その土地の文化や人、その背景にある物語との出会いまで。ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパでの2泊3日を通して感じたのは、ホテルに滞在することと、その土地を旅することが、ひとつにつながっているということでした。
インターコンチネンタルが提案するのは、ただ上質なホテルに泊まるだけではなく、その土地をより深く知り、自分らしい時間を過ごし、心に残る体験を持ち帰る旅。次の別府旅行では、そんな新しいラグジュアリートラベルを体験してみてはいかがでしょうか。
IHG One Rewards(無料会員プログラム)についてはこちら
この記事を書いたのは…トラベルライターSHIORI

リクルート退職後、海外放浪旅を経てフリーランスライターとして独立。WEBメディアや書籍、雑誌、TV等で旅のコンテンツの取材・執筆・PRを多数行っている。好きなエリアは東南アジア。2020年、観光業に特化したPR&WEBデザイン事業「TROVATORE」をスタート。
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