札幌旅行の概念が変わる。静寂に包まれる“邸宅”「インターコンチネンタル札幌」で叶える贅沢なホテルステイ

札幌でホテルステイを目的に旅をしたい。そう思っても、「ここに泊まるために札幌へ行きたい」と思えるラグジュアリーホテルは、これまで意外と多くありませんでした。札幌旅行と聞いて思い浮かぶのは、グルメや観光、ショッピングなど、街をアクティブに楽しむ旅ではないでしょうか。「札幌で静かに過ごすことのできるラグジュアリーホテルって…?」そんな問いに答えをくれたのがここ。2025年に開業した、札幌初のラグジュアリーホテル「インターコンチネンタル札幌」です。窓の外には豊平川と中島公園の穏やかな景色が広がり、クラブラウンジで過ごすひとときや、北海道の旬を味わう美食、朝のウェルネス体験まで、一つひとつが心をほどいてくれます。札幌を観光するだけでは出会えない、もうひとつの贅沢な旅のかたち。札幌旅行の概念を変えてくれるような、上質なホテルステイをご紹介します。

札幌旅行の概念が変わる、"泊まるために訪れたい"ホテル

2025年10月1日、札幌市に開業した「インターコンチネンタル札幌」。IHGホテルズ&リゾーツが展開するラグジュアリーブランド「インターコンチネンタル」としては北海道初、そして札幌初の本格ラグジュアリーホテルとして誕生しました。

開業から間もないながら、その評価は国内にとどまりません。世界的な旅行誌『Travel + Leisure』が主催する『Travel + Leisure Luxury Awards 2026』では、「City Hotel」と「Upcountry Hotel」の2部門にノミネート。世界中のラグジュアリートラベラーからも注目を集める存在となっています。

ホテルが位置するのは、豊平川と中島公園に寄り添う静かなエリア。札幌駅やすすきのからアクセスしやすい立地でありながら、街の喧騒を感じさせない穏やかな空気が流れています。

札幌といえば、朝から夜まで街を歩き回り、グルメや観光を楽しむ旅というイメージがありました。しかし、インターコンチネンタル札幌で過ごした時間は、その価値観を大きく変えてくれました。ここは観光の合間に泊まるホテルではなく、「このホテルに滞在するために札幌を訪れたい」と思わせてくれる一軒です。

"邸宅に招かれたゲスト"という世界観に浸る

インターコンチネンタル札幌が掲げるデザインコンセプトは、「季節を感じられる邸宅」。ホテルに一歩足を踏み入れると、そこは単なる宿泊施設ではなく、“邸宅の主人に招かれたゲスト”として滞在を楽しむための空間が広がっています。館内を構成する家具や調度品は、長い年月をかけて集められた邸宅の調度品を思わせるような温もりがあり、華美に飾り立てるのではなく、静けさと上質さで迎えてくれるのが印象的でした。

館内には、北海道の自然や四季、アイヌ文化、そして開拓の歴史が随所に散りばめられています。1階にあるエントランスは日本の床の間をモチーフに設計され、雪原に一輪の花が咲く情景をイメージしたアートオブジェがゲストを出迎えます。

ロビーでは、アイヌ文化に根付く「カムイ(万物に宿る神)」の思想を背景に、「水・火・森」という北海道の自然を象徴する3つの要素を空間デザインに落とし込み、雪解けの水から生命が芽吹き、森へと循環していく北海道の物語を表現。白樺やライラック、蝶など、この土地ならではのモチーフもさりげなく取り入れられ、館内を歩くたびに新しい発見があります。

また、ホテルのために制作されたアート作品には「春・夏・秋・冬」の四季が描かれ、アイヌ文化の格子模様を現代的にアレンジしたデザインも随所に採用されています。どれも主張しすぎることなく空間に溶け込み、北海道という土地の美しさを静かに語りかけてくれるようでした。

夕方5時になると、「主人の書斎」をイメージしたファイヤーラウンジに火が灯ります。豪華さを競うのではなく、その土地の文化や自然に寄り添いながら心地よい時間を演出するー。このホテルが世界観まで含めて高く評価される理由は、こうした細部へのこだわりにあるのかもしれません。

客室から望む豊平川と中島公園。都会とは思えない静かな客室

今回宿泊したのは、「キングプレミアム(高層階)」のお部屋。50㎡のゆとりある空間は、大きな窓からたっぷりと自然光が差し込み、眼下には豊平川や中島公園、札幌の街並みが穏やかに広がります。

札幌の中心部にありながら、周りを自然に囲まれた静かなロケーション。客室の大きな窓からは北海道らしい豊かな自然が広がり、眺めているだけで心がほっと落ち着きます。インテリアや設備は細部まで上品にまとめられ、ゆったりとした時間を過ごせるよう工夫された、居心地の良い空間でした。

客室に入ると、ウェルカムスイーツと季節のフルーツがお出迎え。繊細な甘さのマカロンやチョコレート、みずみずしいすももが旅の疲れを優しく癒してくれました。

ホテルこだわりのミニバーには厳選されたドリンクが並び、中でも目を引いたのはニセコ蒸溜所が手掛けるクラフトジン「ohoro GIN」。北海道らしさを客室でも感じられるセレクトに、このホテルならではのこだわりを感じます。

洗面スペースとバスルームは、まるでラグジュアリースパのような開放感。ゆったりとしたバスタブとガラス張りの設計が上質な非日常を演出し、一日の終わりに心身をゆっくりと解きほぐしてくれます。

さらに印象的だったのが、全客室に用意されているインターコンチネンタル札幌オリジナルのバスソルト。夜のリラックスタイムにおすすめの「Dream」と、朝の目覚めにぴったりな「Awake」の2種類が用意されており、時間帯によって使い分けられる心遣いも嬉しいポイント。人気のため館内で販売もされており、自宅でもホテルの余韻を楽しむことができます。

そして、このホテルの滞在価値をさらに高めてくれるのが、クラブラウンジです。

クラブラウンジで叶える、大人の"おこもりステイ"

今回宿泊したクラブラウンジアクセス付きの客室では、ホテル最上階にある「クラブインターコンチネンタル」を利用することができます。チェックイン・チェックアウトはもちろん、アフタヌーンティーやイブニングカクテル、朝食まで、一日を通してワンランク上のおもてなしを楽しめる特別な空間です。

チェックインから始まる、贅沢なアフタヌーンティー

クラブラウンジでまず驚いたのは、チェックインと同時にアフタヌーンティーをいただけること。ホテルではウェルカムドリンクのサービスは珍しくありませんが、本格的なアフタヌーンティーが用意されているホテルはそう多くありません。北海道の食材を取り入れたセイボリーや焼きたてのスコーン、繊細なスイーツに加え、ロンネフェルトの紅茶やコーヒーまでゆっくり楽しめます。
「チェックイン時のサービス」というレベルを超えたクオリティで、これだけでも十分満足できるほど。北海道には美味しいものがたくさんありますが、ぜひ少しお腹を空かせてチェックインすることをおすすめしたくなります。

夕食代わりにもなる充実のイブニングカクテル

17時30分から始まるイブニングカクテル&カナッペでは、ラウンジの雰囲気がぐっと大人の時間へと変わります。

インターコンチネンタル札幌オリジナルラベルのシャンパンをはじめ、スパークリングワイン、ワイン、日本酒、北海道らしい素材を取り入れたシグネチャーカクテルまで、お酒のラインナップは非常に充実。どんな料理にも合わせやすいオリジナルシャンパンは、ぜひ味わっていただきたい一杯です。

料理はビュッフェスタイルのカナッペだけでなく、温かいメインディッシュをオーダーできるのも魅力。出来たての料理がテーブルまで運ばれ、見た目も美しい前菜やメインをゆっくり味わえます。クラブラウンジによっては軽食が中心というホテルもありますが、ここは十分に夕食として楽しめるほどの満足感。窓の外に広がる札幌の景色を眺めながら、美味しい料理とお酒に浸る時間は、このホテルならではの贅沢でした。

朝食も、落ち着いた空間でゆったりと

翌朝の朝食もクラブラウンジで戴くことができます。朝食は9階のオールデイダイニング「AuBlanc」でも楽しめますが、クラブラウンジでは一部共通メニューに加え、より特別感のあるメニューも提供されています。
品数だけを比べればAuBlancの方が豊富ですが、クラブラウンジ最大の魅力は、その静かで落ち着いた空間。朝の柔らかな光が差し込むラウンジで、慌ただしさを感じることなくゆっくり朝食を楽しめる時間は、まさにラグジュアリーホテルならではの体験です。

一日中利用できる"もう一つのリビング"

クラブラウンジは朝7時から夜23時まで利用可能。時間帯ごとにサービス内容が変わりながらも、コーヒーや紅茶、ソフトドリンクは終日楽しむことができます。

さらに、プレスサービスやミーティングルームの利用など、滞在をより快適にするサービスも充実。客室とは別に、静かに読書をしたり、景色を眺めながらくつろいだりできる“もう一つのリビング”のような存在でした。

クラブラウンジ付きの客室は価格こそ上がりますが、それ以上の満足感を得られる充実した内容。「インターコンチネンタル札幌に泊まるなら、ぜひクラブラウンジアクセス付きのお部屋を選んでほしい。」そう思えるほど、滞在の価値を大きく高めてくれる特別な空間でした。

北海道の恵みを、新しい一皿へ。「SAWAKA」で味わうコンテンポラリー割烹

北海道には数多くの名店がありますが、「SAWAKA」は、そのどれとも少し違う一軒でした。ここで味わえるのは、日本料理をベースにしながら世界のエッセンスを取り入れた“コンテンポラリー割烹”。料理長はブラジル出身の日系ブラジル人シェフの天野セルソ氏。日本料理の技法を軸に、海外で培った感性を掛け合わせることで、伝統的な和食に新しい表現を生み出しています。店名の「SAWAKA」は、アイヌ語の「サップ(水が湧き出る)」と「ワッカ(水)」に由来し、北海道の自然や文化への敬意も込められています。

店内もまた、料理の世界観を映し出すような空間。ひときわ目を引くカウンター上部の木細工には、中島公園に佇む国指定重要文化財の茶室「八窓庵」の建築美が取り入れられています。カウンターには色違いのステムを持つワイングラスが並び、一脚ずつ異なる表情を見せる遊び心も印象的。料理が運ばれてくる前から、このレストランならではの世界観に引き込まれていきます。

今回いただいたのは、3つのコースの中で最上位となる「宴」。コース内容は季節やその時々に仕入れる北海道の旬食材に合わせて変わるため、訪れるたびに新しい味わいに出会えるのも魅力です。今回は白老牛をメインとした「宴」をいただきましたが、ほかにも「雅」「匠」のコースが用意されています。主な違いはメイン食材で、「宴」は牛、「匠」は鹿、「雅」は鴨を中心に構成されています。ボリュームはどのコースもほぼ同じなので、その日の気分や好みで選ぶのも楽しみのひとつ。いずれも北海道各地から届く旬の食材を主役に、その季節ならではの一皿が味わえます。

最初から驚かされたのは、備長炭で香ばしく焼き上げたハマチの一皿。醤油出汁をベースにしながら、隠し味にはガーリックオイルを合わせることで、和食の定番に洋のニュアンスをさりげなくプラス。どこか親しみのある味なのに、これまで食べたことのない新鮮な美味しさに仕上がっています。

メインの白老牛イチボは、2週間じっくり熟成させたものを使用。北海道が誇るブランド牛ならではの上品な脂と凝縮した旨みを最大限に引き出すため、炭火100%を熱源とするジョスパーオーブンで一気に焼き上げます。高温で表面を香ばしく焼き固めながら、内部にはしっとりと肉汁を閉じ込めた一皿は、噛むほどに旨みが広がる至福の美味しさでした。

付け合わせにも北海道らしさが詰まっています。約99%が北海道で生産される希少な「ゆり根」は、ほっくりとした食感と上品な甘みが印象的で、さつまいもとじゃがいもの中間のような味わい。甘く焼き上げた白なすや、なめらかなじゃがいものスプーマもそれぞれ存在感があり、主役の白老牛を引き立てながら、一皿としての完成度を高めていました。

SAWAKA料理長の天野セルソ氏。

一皿ごとに感じたのは、「北海道の食材を使った料理」ではなく、「北海道という土地を表現した料理」であるということ。和食でもフレンチでもない、新しいコンテンポラリー割烹というスタイルだからこそ生まれる驚きがあり、最後のデザートまで「次はどんな料理が来るのだろう」と心を弾ませながら楽しむことができました。

光と影で描かれる“人生”を味わう。「Norva Bar」で過ごす特別な夜

SAWAKAで北海道の食材を堪能した後は「Norva Bar(ノーヴァ バー)」へ。重厚感のある落ち着いた空間ですが、このバーには、思わず誰かに話したくなるような遊び心あふれる仕掛けが隠されています。

席に着くと渡されるのは、小さな懐中電灯と一冊のメニュー。「LIGHT & DARKNESS」と名付けられたこのメニューは、一見するとイラストが描かれた普通のメニュー本。しかし懐中電灯でページを照らすと、それまで見えなかったカクテル名やストーリーが浮かび上がります。

テーマは「人生」。生まれてから学び、働き、恋をして、やがて人生の終わりを迎えるまでの物語が一冊の本として描かれています。人生の始まりと終わりのページは一つの表情だけですが、その間には「期待と失望」「告白と別れ」「愛情と嫌悪」など、人生の光と影ともいえる相反する感情が隠されています。ライトを当てることで初めてもう一つの感情が現れる演出は、「人生には良いこともあれば、思い通りにいかないこともある」というメッセージを表現しているかのようです。

さらに印象的なのが、人生が進むにつれてカクテルのアルコール度数も少しずつ高くなっていくこと。さまざまな経験を重ね、人として深みを増していく人生を、一杯のカクテルで表現するという発想には思わず感心してしまいました。

もちろん、お酒が苦手な方への配慮も。シグネチャーカクテルにはノンアルコールのメニューも用意されているので、アルコールを飲まない方でも、この世界観を存分に楽しめます。一杯一杯は、見た目の美しさはもちろん、香りや味わいまで細部にこだわった特別なもの。カウンター席ではバーテンダーが目の前で一杯を仕上げていく様子も眺められ、そのライブ感もまたNorva Barならではの魅力です。

物語を読み進めながらカクテルを味わい、旅や人生について語り合う夜。そんな少し特別な時間を過ごしたい方に、ぜひ訪れてほしい一軒でした。

水に浮かび、音に癒される。朝を整える「フローティングサウンドバス」

朝食の前に体験したのは、インターコンチネンタル札幌で開催されているモーニングアクティビティ「フローティングサウンドバス」。静かなプールサイドで、エアベッドに身を預け、水面に浮かびながらクリスタルボウルの音色に耳を澄ませる、新感覚のウェルネスプログラムです。

まず最初に選ぶのは、自分の好きな香りのアロマ。手のひらに数滴落とし、両手で包み込むようになじませます。「香りを感じたくなったら、いつでも手を顔に近づけてください。」そんな優しい案内から、すでに心がほぐれていくようでした。

その後、エアベッドに寝転び、アイマスク代わりにタオルを目元へ。視界を閉ざし、耳だけに意識を向けると、静まり返ったプールにクリスタルボウルの澄んだ音色がゆっくりと響き渡ります。

洋服のまま体験できるので、水着や専用ウェアに着替える必要はありません。

不思議だったのは、その音の聞こえ方。実際には先生は数メートル離れた場所で演奏しているにもかかわらず、まるで耳元で音が鳴っているような感覚になります。これは、水面が音を反射し、空間全体を包み込むように響かせているからなのだそう。目を閉じていることも相まって、自分自身が音に包まれているような不思議な感覚を味わうことができました。

体験時間は約30分。長いようでいて、あっという間に過ぎてしまいます。終わってみると、頭の中がすっきりと整理されたような感覚になり、自然と呼吸も深くなっていることに気付きました。スマートフォンやパソコンに囲まれ、常に情報を受け取り続けている現代人にこそ、一度体験してみてほしい時間です。

モーニングアクティビティでは、このほかにプールサイドヨガも開催されています。いずれも宿泊者とホテルフィットネスメンバーは無料で参加でき、開催時間は7:30〜8:00。定員10名の予約制となっているため、滞在中に体験したい方は事前にスケジュールを確認しておくのがおすすめです。

一日の始まりを彩る、北海道の恵みあふれる朝食

心身が整ったあとは、朝食へ。クラブラウンジでも朝食を楽しめますが、メイン会場となるのはオールデイダイニング「AuBlanc(オーブラン)」です。

大きな窓の向こうには豊平川の景色が広がり、朝の柔らかな光が差し込む開放的な空間。ゆったりと流れる時間の中で、一日の始まりを迎えられます。

朝食はビュッフェスタイル。和食・洋食・中華まで幅広く揃い、北海道産の食材を中心とした料理がずらりと並びます。ビュッフェ台には、北海道産チーズや牛乳、色鮮やかな地元野菜のほか、和惣菜や焼き魚なども並び、朝から北海道の味覚を少しずつ楽しめるのも魅力。洋食派も和食派も満足できるラインナップで、つい「あれも食べたい、これも食べたい」と何度も席を立ってしまうほどの品数です。

さらに、メインディッシュはオーダー制。出来たてを席まで運んでもらえるのも嬉しいポイントです。ぜひ味わってほしいのが、ホテルおすすめのエッグベネディクト。

使用されているのは、北海道・栗山町で育てられるブランド卵「水芭蕉卵」。お米を飼料に育てた鶏が産む卵で、一般的な卵とは異なり黄身が白いのが大きな特徴です。そのため、通常は鮮やかな黄色のオランデーズソースも、こちらではやさしいアイボリーカラーに。見た目の印象はもちろん、濃厚でコクのある味わいは、一口食べるとその違いをしっかり感じられます。

北海道ならではの食材を、少し新しい形で楽しめる一皿。オーブランで朝食をいただくなら、ぜひオーダーしてほしいメニューです。

宿泊しなくても楽しめる、季節を味わう「Norva Lounge」のアフタヌーンティー

チェックアウト後、最後のホテル時間として訪れたのは、ホテル内にある「Norva Lounge(ノーヴァ ラウンジ)」。宿泊者はもちろん、アフタヌーンティーだけを目的に訪れることもできるため、「また来たい」と思わせてくれるインターコンチネンタル札幌のもう一つの魅力です。

季節ごとにテーマが変わるアフタヌーンティー。この日は、旬の味覚を楽しむ「メロン&北海道ミルク アフタヌーンティー」をいただきました。みずみずしい北海道メロンと、濃厚でやさしい甘さの北海道ミルクを主役にした、夏らしい爽やかなコレクションです。

席へ案内されると、まず目を引くのが色とりどりの紅茶が並ぶ「Art of Tea」のティーボックス。ロサンゼルス発のオーガニックティーブランドで、定番のアールグレイやダージリンから、アップルパイやダークチョコレートペパーミントなど個性豊かなフレーバーまでずらりと並びます。

どれにしようか迷う時間さえ楽しく、香りを確かめながら好みの一杯を選べるのも、このアフタヌーンティーならではの体験。何度でもおかわりができるので、料理とのペアリングを楽しみながら、さまざまな紅茶を味わえます。

会場となるNorva Loungeは、大きな窓から豊平川と札幌の街並みを一望できる開放的な空間。北海道の森をイメージした落ち着いたインテリアに包まれ、ゆっくりと午後の時間を過ごせます。

テーブルに運ばれてきた瞬間、思わず歓声を上げてしまったのが、美しく並べられたアフタヌーンティースタンド。鳥かごを思わせるような繊細なフォルムのスタンドには、ジュエリーのように彩られたスイーツが並びます。上から眺めると立体的に配置されており、まるでオブジェのような美しさ。思わず何枚も写真を撮りたくなる、洗練された世界観です。

1杯目は、爽やかなメロンのノンアルコールスパークリングドリンクで乾杯。みずみずしい香りが夏の始まりを感じさせ、一品ずつゆっくり味わいたくなる気分にさせてくれます。

セイボリーはホテルならではの本格的な味わい。中でも印象に残ったのは、生ハムの塩味とクリーミーなコロッケが絶妙に調和したハムコロッケ。軽やかな見た目からは想像できないほど満足感があり、おかわりしたくなるほどのおいしさでした。

スイーツでは、パッションフルーツとメロンのタルトレットがお気に入り。てんとう虫をモチーフにした可愛らしいデコレーションが添えられ、夏らしい遊び心を感じられる一品でした。見た目の華やかさだけでなく、一つひとつ丁寧に作り込まれた味わいも印象的です。

札幌観光の合間に立ち寄るのはもちろん、「このアフタヌーンティーを楽しみにホテルを訪れる」という過ごし方もおすすめ。季節ごとに変わるメニューとともに、何度でも訪れたくなるラウンジでした。

インターコンチネンタル札幌

住所:〒064-0810 北海道札幌市中央区南10条西1丁目1番48号
アクセス:札幌駅からタクシーで10分
TEL:011-562-7000(ホテル代表)
公式サイト:https://sapporo.intercontinental.com/

客室で過ごす時間も、レストランで味わう一皿も、ラウンジで過ごす午後も、そのすべてが旅の思い出になるインターコンチネンタル札幌。次の札幌旅行は、このホテルを目的に訪れてみては?

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この記事を書いたのは…

トラベルライターSHIORI

リクルート退職後、海外放浪旅を経てフリーランスライターとして独立。WEBメディアや書籍、雑誌、TV等で旅のコンテンツの取材・執筆・PRを多数行っている。好きなエリアは東南アジア。2020年、観光業に特化したPR&WEBデザイン事業「TROVATORE」をスタート。
▶︎Instagram:@traveler_s23
▶︎Blog:トラベルライターSHIORIの旅ブログ*美TRIP

取材・撮影・文 / トラベルライターSHIORI