特集

2022.7.31

川上洋平さんと考える「ボーダーレスファッション」の魅力 vol.1

年齢も、性別も、世代も超えて、ずっと愛し続けられるアイテムこそ、今私たちが一番欲しいもの。[Alexandros]川上洋平さんをゲストに迎え、“ボーダーレスなファッション”について考える短期連載企画が始動。川上さんと一緒にCLASSY.世代の「ボーダーレスな名品」の魅力に迫るのは、モデルの有末麻祐子さん。パートナーとシェアしたり、年齢を重ねて子どもに引き継いだり。時を超えて愛したい、名品たちの魅力に迫ります。


川上洋平
ジュスト アン クル ブレスレット
今回のテーマは… Cartierの「ジュスト アン クル」

1971年にカルティエ ニューヨークで誕生した「ジュスト アン クル」ブレスレット。当時は「ネイル ブレスレット」の名で親しまれ、新たなモデルが登場した2000年代に「ジュスト アン クル」と名付けられました。仏語で「Juste un Clou=1本の釘」を意味するネーミング通り、釘をモチーフに表現されたミニマルなデザインは、まさにボーダーレスに楽しめる名品。

YOHEI & MAYUKO

「ジュスト アン クル」ブレスレットは
初めて買ったジュエリーです(川上さん)

有末さん今回の短期連載でフォーカスするのは、川上さんご提案の4アイテムですが、普段のファッションから「ボーダーレス」は意識していますか?

川上さん何かを選ぶとき、基本的に「男だ俺は!」と思って買ってないんですよね。

有末さんそもそもファッションに対して、メンズもの、レディースものっていう意識がない感じですか?

川上さんそうですね。特にジュエリーに関してはそういう意識がないです。カルティエの「ジュスト アン クル」ブレスレットは、普段から愛用していて。実は、初めて買ったジュエリーなんですよ。

有末さんそうなんですね!

川上さん「そろそろ、きちんとしたジュエリーが欲しいな」と思って、女性にもおすすめを聞いたりして。「ジュスト アン クル」コレクションをおすすめしてくれる人が多かったので、実際にお店に見に行ったんですけど、一目惚れで即決でした。洋服選びでも、レディースものを着ることはありますよ。特にジャケットはいい感じだなと思ったものがレディースだったりするんですよね。

有末さん今ってサイズ感も自由ですもんね!

川上さん基本的に自分が使っているものは、女性も使えるんじゃないかなって思います。あとは、美容室で読む雑誌も女性誌メインで男性誌は見ないです。

有末さん昔からですか?

川上さんうーん、大学生くらいからかな。

有末さん女性誌のどんなところに惹かれますか?

川上さんファッションも髪型も中性的なものが好きなんですよね。ポージングや表情も勉強になります。

〜 2人でCLASSY.を手に取りながら 〜

川上さん男性だと着こなしにくいスタイリングをさらっとこなしているところとか、本当に憧れますね。

有末さん確かに。私たちはメンズの服を着られるけれど、逆はなかなか難しいですもんね。そう思うと、メンズ誌よりも振り幅があるかもしれない。

川上さんそうそう。女性誌を見て、いかにこの理想に近づけるかっていうことを考えています。ピンタレストで保存しているのも女性のルックばかりで。カッコいい、可愛い、キレイ、いろんな要素があるところにも惹かれます。

有末さん川上さんのピンタレスト、見てみたい!(笑)

BORDERLESS FASHION

憧れジュエリーを揃えるときには
「育てる」という視点を大切にしたい(有末さん)

有末さん「ジュスト アン クル」ブレスレットは、毎日着けていますか?

川上さんそうですね、毎日着けるようにしています。

有末さんジュエリーってお守りみたいな感じ、ありませんか? ないと落ち着かないっていうか。

川上さん本当、そうですよね。俺、ピアスもしたことなくて、タトゥーも入っていないので、ずっと身体の一部になるような何かが欲しくて。まさに「ジュスト アン クル」ブレスレットは、そういう存在です。

有末さん今までジュエリーを着けていなかった男性が、ちゃんとしたジュエリーをひとつ取り入れていると、すごく魅力的に見えます。「ジュスト アン クル」コレクションって、ファッションのテイストも季節も問わずに合わせられるデザインだと思うから、そういう視点でも憧れます。川上さんの私物の「ジュスト アン クル」は、毎日着けて愛用している感じが伝わって、それもカッコいいと思いました。

川上さんかなり使い込んでいるので、今日撮影してもらうのが恥ずかしかったんですけど(笑)。

有末さんその味のある感じが魅力的ですよ! よくバッグも「育てる」って言いますけど、ジュエリーも一緒ですよね。

川上さん確かに。経年変化を楽しみながら、これからも相棒のような感じで身につけていきたいです。

Juste Un Clou

PROFILE

川上洋平

川上洋平

神奈川県生まれ。2010年にデビューした4人組ロックバンド[Alexandros]のボーカル&ギター。俳優業や映画コラム執筆など、音楽に留まらない多彩な活動にも注目を集める。7月13日にアルバムをリリースし現在全国ツアー真っ最中。10月からは東名阪のアリーナツアーも決定。ステージ衣装のスタイリングを自身で手がけるなど、ファッション好きとしても有名。

Instagram:@yoohei_alexandros

【川上さん】
リング[右手・小指]〈WG〉¥363,000(カルティエ/カルティエ カスタマー サービスセンター)ブレスレット(川上さん私物)Tシャツ¥9,900 パンツ¥24,200(ニコラ ジェンソン/リノウン)その他スタイリスト私物
【有末さん】
イヤリング〈WG〉¥423,500ブレスレット〈WG×DIA〉¥2,917,200ブレスレット〈YG×DIA〉¥643,500リング[右手・人差し指]〈YG〉¥168,300リング[右手・薬指]〈YG×DIA〉¥599,500リング[左手・人差し指]〈WG×DIA〉¥605,000リング[左手・中指]〈WG×DIA〉¥814,000(すべてカルティエ/カルティエ カスタマー サービスセンター)カットソー¥17,600(サクラ/インターリブ)パンツ¥18,700(モナーム/カイタックインターナショナル)

お問い合わせ先
カルティエ カスタマー サービスセンター 0120-301-757
インターリブ 03-6416-1861/カイタックインターナショナル 03-5722-3684/リノウン 03-6276-6956

モデル/川上洋平([Alexandros])、有末麻祐子 撮影/曽根将樹〈PEACE MONKEY〉 ヘアメーク/間 隆行〈Lila〉(川上さん)、秋山 瞳〈PEACE MONKEY〉(有末さん) スタイリスト:有本祐輔〈7回の裏〉(川上さん)、児嶋里美(有末さん) 取材/坂本結香 構成/宮島彰子〈CLASSY.ONLINE編集室〉