【HiHi Jets】初の全国アリーナツアー『BOOOOOST!!』東京最終日・昼公演をレポート【挨拶全文掲載】

『CLASSY.』7月号でリラックスした表情を見せてくれた作間龍斗さんを始め、メンバーの猪狩蒼弥さん、髙橋優斗さんたちが何度も誌面を飾ってくれている、ジャニーズJr.内グループのHiHi Jets。6月17日の宮城公演からスタートした、初の全国アリーナツアー『HiHi Jets Arena Tour 2023 BOOOOOST!!』の東京公演が21日より有明アリーナで開催! 最終日、23日昼公演の様子をレポートします!※本記事は、公演内容のネタバレを含みます。

グループ活動だけでなく、ドラマ

グループ活動だけでなく、ドラマや映画、バラエティ番組など個々の活躍もめざましいHiHi Jets初のアリーナツアー。開演前、今か今かと待ち受けるH・A・F(ハフ/HiHi Jetsのファンネーム)たちに向けて、メンバーたちの音声が流れます! メンバーの声に導かれて、まずは声出し練習をしたH・A・Fたち。期待感いっぱいにメンバーの声に揃えて10からカウントダウンを数えたら、メインスクリーンに宇宙服を着込んだメンバーがロケットに乗り込む映像が! ロケットが発射した瞬間、ついに真っ赤な衣装を着こみローラースケートを履いた生のメンバーが、メインステージの上段に登場!

1曲目は『JET』。ローラーを履いて踊るダンスはさすがのパフォーマンスです。2曲目の『Otherside』(SMAP)では、中央の花道からバックステージまでローラースケートで疾走!ローラースケートを履いたままバク転を披露する、橋本涼さん作間龍斗さんに大歓声があがります。H・A・Fたちへの挨拶がてら、アリーナの外周を疾走するスピードはかなりの速さ!H・A・Fたちがのぞく双眼鏡も追いつきません。メインステージからセンターステージ、バックステージを繋ぐ中央花道やアリーナ外周など、高低差をつけたステージセットは、彼らのローラースケートのスキルを十二分に生かせるもの。HiHi Jetsの魅力を存分に楽しめます。

髙橋優斗さんの「今回のコンサートは声出し解禁です。声出せんのかーい!」という煽りからの「HiHi!(ハイハイ)」「H・A・F(ハフ)」のコール&レスポンスから、猪狩蒼弥さんのラップで始まるメンバー紹介曲『だぁ~くねすどらごん』に続きます。曲中の、井上瑞稀さん「みずき、ピーナッツが好き~」、猪狩さん「よくできました」、髙橋さん「今日もみんな可愛いね」、橋本さん「愛しとーよ」、作間さん「好きだ、バーカ」というセリフにもキュンキュン♡最初のひとこと挨拶では、橋本さんの「上の方、寂しい思いすんなよ。楽しいよな~!下の方、上に負けねーよな。楽しんでいけるか? みんな感情爆発させて俺たちにめっちゃ甘えて、一緒に最高のライブにしよう!」という言葉にH・A・Fに対する愛を感じながら、待望のライブが幕を開けました。

メンバーそれぞれのソロ曲もライブの醍醐味!トップバッターを飾るのは作間さん。ファンタジックな街の映像をバックに『FILM』(KAT-TUN・中丸雄一)をエモーショナルに歌い踊ります。5人揃ったときには、プリント使いがお洒落な大人っぽいカジュアルスタイルにチェンジ。センターステージで披露した『SHAKE』(SMAP)。冒頭の「プルーハー!」は色気ダダ洩れの橋本さんが担当。ローラースケートを履いた作間さんのバク転と、猪狩さんの高速ターンにも見惚れました。

メインステージに戻ったと思ったら、なんと衣装の生着替えがスタート!ひとりひとり順番にトップスの前をはだけて、細マッチョな上裸を見せつけます。その度に黄色い歓声が会場を席巻!上裸の上に、シルバーのラメやチェーンを施した黒のロングコートを羽織った5人は、『CEO』でオラオラ系の魅力を発散させます。そのままステージに残った橋本さんは、エレキギターを手に『code』(NEWS・錦戸亮)を弾き語り。「愛を歌います」と、汗が光る胸をはだけたままロックなボーカルを聴かせました。

その後、雰囲気は一転。メインステージでは、オレンジの囚人服風つなぎをまとい、檻にとらわれた髙橋さんが。看守に扮したジャニーズJr.とのミニコントから『真夏の脱獄者』(SMAP)をソロで歌います。脱獄者を演じるストーリー仕立てで魅了したあとに、囚人服を脱げば、半パン姿の夏休みスタイルに!やはり半パンスタイルにフラワーレイを首からかけた5人が、それぞれサーフボードやイルカの浮き輪などをかかえて、『BANG! BANG! バカンス!』(SMAP)から始まる夏休みメドレーを披露。 センターステージで作間さんがスイカ割りをしたり、そのスイカを猪狩さんが豪快に食べたりと、お茶目な姿も。メドレー後半ではそれぞれがトロッコに乗って、スタンドを周りファンサービス。終始笑顔で盛り上げました。

MCを挟んだ後半戦は、照明を受けてキラキラ光るストーンが散りばめられた、ストライプシャツ&黒パンツに衣装チェンジ。髙橋さんが声優を務めるアニメ『フェ〜レンザイ-神さまの日常-』のオープニングテーマ『純情ウォーアイニー』と、井上さんの主演ドラマ『なれの果ての僕ら』の主題歌『ロベリア』の新曲2曲を披露しました。井上さんの透き通ったハイトーンボーカルで始まる『ロベリア』は本ツアーが初パフォーマンス!HiHi Jetsの新たな魅力を知らしめる楽曲となっています。

今回のライブではほぼ3曲ごとに衣装が変わるなど、衣装の多彩さでも楽しませてくれました。『NEVER STOP -DREAMING-』では、ゴールドのモールやフリンジを飾った王子様風の白コートを羽織った、王道のアイドルスタイル。井上さんのソロ『Gimmick Game』(嵐・二宮和也)では、ハットをかぶり黒のジャケットを着たクールなスタイルで、ジャニーズJr.をバックにダンスでも魅せてくれました。猪狩さんのオリジナルソロ曲『東京極楽』は、華やかな振袖風の着物を内掛(うちかけ)のように羽織り、赤い和傘をさして登場! 獅子舞を引き連れて、オーラ全開で披露するラップは迫力満点。続けて、ほかのメンバーもローラースケートを履いた着物スタイルにお召し替え。和太鼓を自在に操りながら、躍動感のある“和”のパフォーマンスを繰り広げました。

作間さんによる『HiHi Jets』のピアノ演奏でスタートしたクライマックス。猪狩さんも加わり、連弾でオリジナル曲をメドレー式に繋いだピアノのOvertureから、爆音を轟かせて、これもまた新曲の『BOOOOOST UP!!!!!』へ。モノトーンのアートプリントをあしらったグリーンの衣装で、火花と炎の特効をバックにパフォーマンス。疾走感のあるダンスナンバーは、間奏の激しいダンスも見どころです。最高潮に盛り上がったところでの『HiHi Jets』では、ローラースケートで中央花道と外周を縦横無尽に疾走!H・A・Fたちと「ハイハイ! ハイハイ!」と叫ぶコール&レスポンスに、会場の熱気もMAXに!

興奮が冷めやらない中、ラスト曲の前の挨拶では5人が思いを語りました。全文書き起こしで紹介します。

猪狩蒼弥「みなさん、今日は本当にどうもありがとうございました。(場内拍手)いやあ、楽しいですね、やっぱ。昨日、余談なんですけど、同じ仲間の美 少年というグループがライブを見に来てくれてて、公演終わりに岩崎大昇と2人でご飯行ったんですけど、ちょっと時間がタイトだったんでメイクだけ軽く落として、すぐ着替えて出るみたいな感じで行ったら、ちょっとよさげなお店に入って今日の感想なんか言い合おうってときに、ウェイターさんがすごく申し訳なさそうに、このタトゥーシールを見て…(戸惑っていて)。『シールです!シールです!』って言って(笑)。みなさん、このあとね、高級レストランに予約がある方は気をつけてください。こすらないと。首元に“東京極楽”はさすがにヤバすぎるかなって(笑)。

余談なんですけど。今回ね、タトゥーシール、僕らがそれぞれデザインしてみなさんにお届けするみたいな感じだったんですけど。これはやっぱり嬉しいことだなと。年々やれることが増えてきて、僕らのやりたいことが純度高くみなさんに伝わる。そしてみなさんに純度高く楽しんでいただいてるっていう、この環境を作っていただいているのがすごく…(横にいるメンバーの方を見て)うるせーな、誰だ咳してるの。(場内・笑) 大丈夫です(笑)。それがとても僕は嬉しいです。やっぱり本当は自分が作っているものというか、自分至上主義だし、今至上主義だし、ハッピーエンド至上主義なもんで。みなさんが幸せな方というか、楽しい方、楽しい方へと流れていけばいいなと心から思っています。僕らがサポートだったりとか、人によっては僕らを主軸に置いてくれる方もいると思うし、本当にどんな楽しみ方をしていただいても、僕ら本当に全力で応えます。報われるかどうかは別として、僕らを好きになっていただければ大丈夫なんです、本当に。だからみなさん楽しんでください。みなさん今日は楽しかったですか?(場内・イエーイ!)(大きな声で)楽しかったですか!?(場内・大きな声でイエーイ!)ありがとう! じゃあみんな、バイバイ! ありがとね、ありがとうございました!」

井上瑞稀「みなさん、今日は本当にどうもありがとうございました(深々とおじぎ)。(場内拍手)あの~余談なんですけど、昨日、夜公演のライブが終わってダメ出しなんかして、僕たちストレッチしていただくトレーナーさんがついてるんですよ。で、まあ5人でダメ出しが終わったあと、足をストレッチしてもらおうと思って行ったら誰かがやってて。あのマッサージベッドって、下向いて顔が出るじゃないですか。俺、誰かなって下から見たら、岩崎大昇でした。(場内・笑)何であいつが受けてんの!

まあまあそんな余談はさておき、みなさん楽しかったですか!(場内・イエーイ!)もうね、みなさんがこう言ってくれる以上に、僕自身もすごく楽しんでいられる気がします。やっぱりこうね、ホームと言いますか、僕は極度の人見知りなんですよね、すごい。なんでそれこそ『わっしょいCAMP』がありましたけど、ファンの方たちに人見知りしちゃう。『わ~、大阪の方々や~』って人見知りしてしまうんですけど、今、来てくれてるHiHi Jetsが好きで見に来てくれてる方たちのときはね、思いきって手を振ります。指ハートなんかしちゃいます(場内・笑)。もうね、それくらいみなさんと、なんでしょう、関係性ができているというか。それくらいみなさんのことを大事に思っています。え~そうですね、今回は宮城、東京、大阪3箇所ですが、これからももっともっといろんな箇所を増やして行けたらなと思っております。本日は、改めて本当にありがとうございました(場内拍手)」

橋本涼「みなさん、本日はお越しいただきありがとうございました。HiHi Jetsのライブは楽しかったでしょうか。(場内・イエーイ!)(優しい声で)楽しかったでしょうか?(場内・イエーイ!)ありがとうございます。そうですね、自分のソロでもさっき言ってたけど、『愛を歌います』とか言ってますけど、本当にいろんな愛の形があるなあって思うんですよ。メンバーだったり家族だったり友達だったり、こうやってH・A・Fのみなさんとライブやってるこの時間も、愛の形だと俺は思っているんですけど。個人的にね、好きな愛の形は、嫉妬しないで欲しいんだけど、男友達同士の愛の形ってあると思ってるんですよ。

1人言うとしたら、自分の大好きな先輩がいらっしゃるんですけど、その先輩ともある意味、愛の形だなって思うときがたまにあるんですよ。俺たぶん10個以上年が離れてるけど、なんでこんなに遊んでくれるんだろうとか、なんでこんなにいろいろ教えてくれるんだろうとか、こんな楽しい時間くれるのすごい嬉しいなって思うときがあるんですよ。ツンデレなのに今日来てるんですけど。(メンバー口々に「誰?誰?」)名前、言っちゃう?(猪狩「ここまできたら気になる」)北山宏光くんが来てます。(場内・キャー!)やっぱね、ツンデレなんだけど怒られちゃう。本当にね、マジで嬉しいんですよ。そのいろんな愛の形をずっとずっと続けていけたらいいなって本気で思っております。なのでH・A・Fのみなさん、みんな、これからもどうぞよろしくお願いします。本日はありがとうございました。(場内・拍手)」

作間龍斗「え~みなさん、本日はどうもありがとうございました(おじぎ)。(場内・拍手)昨日ライブ終わりに、横浜家系ラーメンを食べに行きました。ひとりで。(場内・笑)結構、混んでてですね、道路に4人くらい並んでましたね。スッと並んで食券を買って、通されたのがいちばん端っこの店員さんが通りにくい、『後ろ通りますね』って言うような席になったんですけど。そのあと、隣に2人組の仕事終わりの方がいらっしゃって、『(声色を変えて)この時間まで仕事頑張ったあとのラーメンって最高だな~』って。(場内・笑)『玉ねぎさん、いないか? 玉ねぎさん、入れるでしょ』みたいな。(メンバー「玉ねぎさんってさん付けするの(笑)」)

僕もわかるんですよね、こうやってみなさんの前で全身から力を振り絞って、みなさんに楽しんでいただいてから食べるラーメンは最高なんですね。僕はね、この会場にいるみなさんに、僕をラーメンだと思ってもらえるように頑張っています。仕事やら学校やら頑張って『チケット取ってここにやっと来れた~!』って、『仕事と学校のあとの作間最高ー!』ってなるように、(場内・笑)やってますから。ね、みなさん、今日も最後まで楽しんでいただいて帰っていただければと思います。本日はどうもありがとうございました!(場内・拍手)」

髙橋優斗「本日は改めまして、みなさまありがとうございました!(場内・拍手)昨日終わったあとは…『27時間テレビ』見ました。(場内・笑)おもしろかったです。あの~ローション・ボーリングみたいなのやってたんです。今度やりたいなって思いました。(猪狩「センター通路にローションかけてね(笑)」)そう(笑)。(猪狩「無理に昨日のライブ後の話しなくていいから!」)そういう縛りなのかなって思って。あと『呪術廻戦』…(メンバー「もういい、もういい!」)なんですかね、こうやって僕たちのファンのみなさんが集まってくれるのってすごく嬉しいことだなって、毎回毎回、毎公演ごとに思います。それはなんですかね、事務所に入る前まではまったく想像もできなかったような人数の人たちに囲まれて、こうやってパフォーマンスを披露して、アホなトークをして、なんならベイスターズの話ばっかりして、それでもこうやって一緒に楽しんでくださるみなさんがいるってことが当たり前じゃないなあっていうのは、公演を行うごとに感じさせていただいています。ひとりひとりね、上の方もしっかりと見えてますから。本当に端から端まで感謝してます。ぜひこれからも僕たちを応援してくだされば嬉しいなと思います。また来てください。本当にありがとうございました~!(場内・拍手)」

アンコールを含め、HiHi Jetsの魅力をギュっと詰め込んだ2時間15分。「今回は『まだまだHiHi Jets攻めるぜ!』という気持ちでコンサート作りをしました」という猪狩さんの言葉の通り、すべてのパフォーマンスを見せてくれた楽しさ満載のライブは、最終地の大阪へと続きます!

『HiHi Jets Arena Tour 2023 BOOOOOST!!』
HiHi Jetsが宮城・東京・大阪を周る、初の全国3都市アリーナツアー。3都市11公演で13万5千人を動員。

HiHi Jets
ローラースケートのパフォーマンスを得意とする、ジャニーズJr.内のグループ。メンバーは髙橋優斗、井上瑞稀、橋本涼、猪狩蒼弥、作間龍斗の5人。テレビ『もう1クールでハイ上がれ!』(テレ東系)、ラジオ『HiHi Jetsのラジオだじぇっつ!』(JFN各局)などにレギュラー出演中。個人としても映画やドラマに加え、情報番組やバラエティ番組に多数出演。井上瑞稀主演ドラマ『なれの果ての僕ら』(テレ東系)、髙橋優斗アニメ『フェ〜レンザイ-神さまの日常-』(声優・テレ東系)が放送中。

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撮影/和佐田美奈子 取材・文/駿河良美 構成/CLASSY.編集室

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最新号 202406月号

4月26日発売/
表紙モデル:山本美月

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