服はあるのに「古臭い」「オシャレに見えない」違和感の正体を人気スタイリストが明かす!

「トレンド服は買い足しているのに、なぜかコーデがあか抜けない…」そんな違和感の原因は、ベーシック服のアップデート不足かもしれません。実は、おしゃれな人ほど“土台”となる定番アイテムを見直しているもの。今回は、ベーシックを更新すべき理由を徹底検証します!

ベーシック=「永遠の名品」ではありません。ここでは「ワードローブの土台」として捉えて!

着映えするトレンド服ばかりを買い足したくなる気持ちはわかりますが、その受け皿となるベーシック服を替えないままでは、どこか古臭い印象に見えてしまいます。メイクで例えると、新作のリップを取り入れても、ファンデーションが5年前と一緒では旬の顔になれないのと同じ。ファッションも一部に限らず、全体的にアップデートしていくことが大切です。Tシャツひとつとっても、オーバーサイズが主流の年もあれば、クロップト丈がトレンドになることも。流行り廃りがなさそうに見えるベーシック服でも、サイズ感やシルエットは毎年少しずつ更新されています。アイテム単体だけでなく、短丈トップスが流行りの今は、ずるっと長め丈のボトムスを合わせるなど、コーデ全体のバランスにおける今っぽさの基準も着実に変化しています。王道「白T×黒パンツ」のようなベーシック同士のスタイルこそ、こうした違いが顕著に表れるもの。ほんのわずかなディテールで印象は変わり、今のアイテムで組むのと、5年前のもので組むのとではその差は歴然です。

とはいえ、「ベーシック服を買いに行かなくちゃ!」と気負う必要はありません。いつもどおりトレンド服を試着するついでに、店頭に並んでいるベーシック服も一緒に着てみるくらいの心意気で十分。この時、私物に合わせるのではなく、面倒でも上下ともに新しい服に着替えるのが重要です。そうすることで、手持ちのベーシック服との違いや見直すべきポイントが自然と見えてきます。ぜひ実店舗に足を運び、素材感やシルエットを自分の目で確かめてみてください。また、トップスを試着する時は顔まわりに意識が向きがちですが、実は他者からよく見られているのは全身のトータルバランスや後ろ姿。全身鏡で隈なくチェックすることで、土台となるデニムやパンツの見直しがいかに大切であるかということにも気づけるはずです。今回の企画では各アイテムの更新目安についてもご紹介しているので、次回のお買物の参考にしてみてくださいね!

私たち、ベーシック服を買い替える必要性を感じていません

・「まだ着られる」と、買い替えず同じTシャツを3年愛用しています
首元は少しくたびれてきたものの、シルエットはまだキレイ。今年も短丈ブームは続きそうだし、このまま着ても問題ないですよね?(吉田彩花さん 29歳・不動産関連)

 

・ベーシック服の変化は微差すぎてよくわかりません
トレンド服はよく買うものの、店頭にあるベーシック服は5年前と大して変わっていない気がして…いまいち購買意欲が湧きません。(恩田真衣さん 28歳・金融関連)

 

・ずっと着られるベーシック服より着映えするトレンドトップスに投資したい
脇役に感じるベーシック服はつい更新が疎かに。手持ちのボトムスに合わせるだけで新鮮に見えるトップスばかりを買い足しがちです。(加藤 舞さん 28歳・IT関連)

教えてくれたのは...

スタイリスト・平沼洋美さん

スタイリスト・平沼洋美さん

今のムードを纏ったベーシックコーデからコンサバ派も真似できるキレイめカジュアルまで、幅広いスタイリングが得意!

〈モデル衣装〉Tシャツ¥1,265(ユナイテッドアスレ╱キャブ)デニムパンツ¥27,500(アッパーハイツ╱ゲストリスト)ベルト¥8,800(ロー ソウル)ビーズネックレス¥17,600(Jouete)チェーンネックレス¥57,200バングル¥29,700ボールバングル¥33,000リング¥22,550(すべてココシュニック オンキッチュ╱ココシュニック)

撮影╱越野夕也 モデル╱井桁弘恵 ヘアメイク╱イワタユイナ スタイリング╱平沼洋美 取材╱岸本真由子 編集╱月田彩子、越知恭子 撮影協力╱Compartment. 再構成/Bravoworks,Inc.
※CLASSY.2026年7月号『「ベーシック服こそ更新が必要」ってなぜ?を考えてみた』より。
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。