デニムを素敵にはけるかどうかは、「試着」にかかっている!?パツパツすぎ? ゆるすぎ? ここのモタつきはOKなの? と、迷いながらはいているあなたは要注意。知っているか知らないかでかなり差が出る!〝オシャレ〞と〝ダサい〞の違いを、デニムマスターが教えます。

■教えてくれるのは…
Alisaさん(アパレルコンサルタント)
自身のブランド「RULAH」プロデューサー、アパレルコンサルタント。元「MOUSSY」店長で、同ブランドのデニムに惚れ込み、その知識はオタクレベル! インスタグラム(@alisa_raw)の私服コーデも人気。

部分ごとに細かくレクチャー! 試着でチェックすべき プロ目線のポイントとは?

【お尻】

「ぷるんと丸く、ハリのあるお尻ではくのがデニムのカッコよさ。小さいサイズを無理やりはくと、お尻の丸みや高さが潰されるだけでなく、ポケットが正しい位置にこないせいでお尻が垂れて見えちゃうんです。布が食い込んでいるのも、後ろ姿が台無しに!」

「お尻がふっくら丸く見えるサイズをセレクト。ポケットはお尻の高い位置の少し上に、ハの字にならないようフィットするものを。またお尻の下がつまめるくらいのゆとりを持って。このゆとりがあれば太ももにめり込むこともなく、後ろ姿を美人に見せてくれます」

【ポケット】

NG… 前ポケットの中の布が上

NG…
前ポケットの中の布が上に上がってくるのはきつい証拠

OK! ポケットの中身も表面も

OK!
ポケットの中身も表面もシワなくキレイな状態が◎
「手がスッと入りそうなゆとりを感じられるし、ポケットの下にヒダが寄ることもなく、美しい。こういう細かい部分にこだわるだけでカッコよさは倍増します」

【脚のライン】

「縫い目が波打っていたり、広がったりしているのはサイズが小さい証拠。本来のデニムのキレイな形が損なわれ、美しくない」

OK! サイズUPして、デニム

OK!
サイズUPして、デニム本来のラインが出るように
「右と同じデニムを2サイズアップ。サイドの縫い目がまっすぐ落ちていてすっきりキレイ。パツパツさがなくなるだけで、こなれた雰囲気に!」

【裾】

「今どきのロールアップは、クシュッとさせずきちんと畳むと◎。フルレングスは長めが気分。靴にかかるほうが脚長に見えてカッコいい」

【ウエスト】

「ウエストもパツパツはNG。ベルト通しの下の部分でサイズを合わせるのが正解なんです。指が入るからゆるい、と考えないこと!」

【ヒゲ】

NG… パツパツすぎて布が左右

NG…
パツパツすぎて布が左右に引っ張られてる…
「フロントのヒゲ部分は本来シワが寄るものです。でもそれをゆるいと勘違いし、キツいものを選ぶ人が多数。パツパツすぎて、スパッツみたい」

「指先で布をつかめるゆとりのあるサイズを選んで。フロントにヒゲが入るのは当たり前。むしろここに余裕がないと無理してる雰囲気に」

【Sサイズさんの場合】

「小柄な人はローライズやミッドライズだとウエストが余りすぎてベルト装着だけでは解決できない場合も。またウエストに合わせた結果、お尻の下が余りすぎてる人も多いです。裾の長さは、Sサイズさんに限り、上で紹介した靴にかかる長さだと半端に見えるし、サンダルだとかかとにのっちゃう!」

「Sサイズが少しでも背を高く見せられるハイウエストはメリットたくさん。腰合わせだとサイズが合わないものもお腹で合わせるからベストフィットのものがあったり、全体がグッと持ち上がる分お尻周りのモタつきも気にならない。床ギリギリの高さでロールアップするのも脚長効果UP!」

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最新号 202405月号

3月28日発売/
表紙モデル:山本美月

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