花ちゃんが20代から愛用し、着続けているブランドのひとつである〝サンローラン〟が今回のテーマ。「着るだけで自信が持てる」「ブランドがイメージする女性像が好き」と、信頼度は絶大。メゾンを象徴する黒、そしてアイコンアイテムを使った3つのスタイリングで、その魅力に迫ります。
今回のメゾンブランドは「SAINT LAURENT」
History
イヴ・サンローランによって1961年にオートクチュールメゾンとして創業。1966年よりプレタポルテラインがスタート。スモーキングやシアー素材、パンタロンなど世界的なムーヴメントを巻き起こす革新的なクリエイションで一世を風靡する。現クリエイティブ・ディレクターはアンソニー・ヴァカレロ。モダンでエッジの効いた世界観でモード界を牽引し続けている。
スカートで女性らしくアレンジするスモーキングの装い
素肌に重ねたパーフェクトなフォルムのジャケットと、ドラマティックなスカートとのコンビネーションは、まるでドレスのような存在感。削ぎ落としたスタイリングでアイテムの持つパワーを感じ取りたい。ジャケット¥418,000スカート¥1,540,000(すべてサン ローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ/サンローラン クライアントサービス)
サンローランを語るうえで避けては通れないアイテムのひとつであるスモーキングジャケット。スモーキングとは、かつて煙草を吸う際、匂いがつかないように服の上に重ねた羽織もののこと。タキシードの原型となったもので、現在ではタキシードと同義で扱われることが多いようです。このダブル合わせのスモーキングは媚びない女らしさを感じさせる完璧なシルエット。長めの着丈も特徴です。パンツを合わせたくなりますが、あえてフェミニンかつ大胆なシースルーのスカートに重ねることで、〝サンローラン〞らしい女性像を表現してみたのが私のこだわりです。
私はシングル合わせのスモーキングを黒と白の2着持っています。ドレスにさらっと肩掛けをすればパーティや夜のお出かけにぴったり。デニムだってスモーキングを羽織るだけで普段着とは一線を画すカッコよさとモード感に。持っていると重宝するオススメのアイテムです。
アンソニーによる〝サンローラン〞には、エッジィさの中に女性らしさを感じます。凛としていて、気合いがあふれ、カジュアルでもカッコいい。タフでセクシーで、同性から見ても憧れてしまうような…。だから私がサンローランをまとう日は、アクセサリーも控えめ。服そのものの強さを味わうのが好きです。
撮影/阿部裕介(YARD)モデル/松島 花 ヘアメーク/森野友香子(Perle management)スタイリング/荒木里実 取材/西道倫子 再構成/Bravoworks.Inc
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