今回は、花さんが20代前半から長年愛し続けている〝プラダ〟をピックアップ。「ブランド理念と私のファッションポリシーがリンクする」という思い入れのあるブランドです。「おばあちゃんになっても着られそうだし着続けたい」という熱い想いを、さあどうぞ!
今回のメゾンブランドは「PRADA」
History
1913年、イタリア・ミラノで創業。1980年代にミウッチャ・プラダがデザイナーに就任し、ナイロン素材を取り入れたり、アイコニックなバッグを次々と発表するなど業界に革命を起こす。2019年に再生ナイロンのコレクションを発表し大きな話題に。トライアングルロゴは今なお羨望の的であり続けている。
なにげない日常も繊細なドレスで気分を高めた
プラダのアイコニックなマテリアルであるナイロン素材を使用したバッグは、「プラダ リナイロン」と名付けた再生素材。2019年から既存のアイテムも段階的にこのリナイロンに切り替え、サスティナブルに配慮。ワンピース¥440,000 タンクワンピース¥134,200バッグ「プラダ リエディション2000」[タテ17×ヨコ22×マチ6㎝]¥159,500ブーツ¥242,000すべて予定価格(すべてプラダ/プラダ クライアントサービス)傘私物
〝プラダ〞で見逃せないのがワンピースです。今回、目を奪われたのが繊細なレースが美しいマイクロミニ丈のブラックドレス。衿とカフスでシャツの意匠を取り入れたり、胸元にトライアングル刺しゅうを施してあったりと、プラダのアイデンティティが凝縮された一枚です。服の持ち味をそのまま生かす着こなしが好きで、カッコいいものはとことんカッコよく、フェミニンなものはとことんドレッシーに、というスタンスでしたが、最近めっきりMIX気分。このドレスもタンクワンピとのレイヤードや、足元のレースアップブーツ、アーカイブからインスピレーションを得たリナイロンのバッグでスポーティさとカジュアル感を織り交ぜてみました。
今はシンプル服を小物で盛り上げるスタイリングが主流。シンプルこそ上質なものをという考え方も正しいですが、主役アイテムを一点ブランドもので、という考え方も素敵だと思います。たとえばこのドレスを手に入れたなら…単調なワードローブに深みが出ます。特別なシーンへのおよばれにもスマートに対応してくれるし、今回のようにカジュアルダウンさせれば女子会のようなシチュエーションにも映えるはず。パンツなどを合わせてチュニック使いもできます。〝プラダ〞は決まるシンプル服だけでなく、ちゃんと着られる華やぎ服が隠れているので、自分なりの特別なアイテムを探し出す楽しみもあるのです。上質なベーシック、意外性のある一点華やぎ服。あなたは何から始めてみますか。
撮影/YUJI TAKEUCHI(BALLPARK) モデル/松島 花 ヘアメーク/森野友香子(perle management) スタイリング/三好 彩 取材/西道倫子 再構成/Bravoworks.Inc
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