【中川翼×桜木雅哉】初共演で急接近!「めっちゃ真面目な子が来た(笑)」お互いの第一印象と〝温泉ドライブ〟秘話

話題のBL作品『ちょっと待とうよ、春虎くん』が実写化! W主演を務める中川翼さんと「原因は自分にある。」の桜木雅哉さんにインタビューしました。寮生活を舞台に描かれる、繊細でピュアな恋模様は〝アオハル感〟たっぷり♡ 役作りへの真摯な思いから、まるで本当のルームメイトのような仲良しトーク、さらにプライベートの素顔までたっぷり深掘り! 撮影を通して育まれた二人の絆や、お互いだからこそ引き出せた魅力など、思わずほっこりするエピソードが満載です。

没入してしまうほどの、たくさんの「キュン」が詰まった作品

ーーW主演が決まった時の率直なお気持ちを教えてください。

中川翼さん(以下:中川)
主演が決まった時は、新しい大きな挑戦ができると思っていました。特に粋は、原作でも半分くらいのシーンでマスクをつけていて、目元だけで感情を表現しながら人とコミュニケーションを取る役。それが自分にとって大きな挑戦になると感じていました。

オーディションで岸田粋役を勝ち取れた嬉しさがある一方で、プレッシャーもあって。撮影が始まるまでは、「どうしたらこのキャラクターを伝えられるだろう」と毎日試行錯誤していました。でも、その時間も含めてワクワクしながら撮影に臨めたので、本当に嬉しかったです。

桜木雅哉さん(以下:桜木)
まずは素直に嬉しかったです。今年の自分の大きな目標のひとつが「主演を務めること」だったので、それを叶えられたことが何より嬉しくて。

もちろん初めての主演だったので、嬉しい反面不安もありましたし、主演ならではの責任もすごく感じていました。撮影前には友達や監督にも「主演ってどういう気持ちで挑めばいいんですかね」と相談したんですが、「主演だからって気負わずに、とにかく楽しめ」と言っていただいて。その言葉を胸に、撮影に臨みました。

「メンバーの武藤潤を参考にしました」と話すキャラクター像とは

ーー実際に演じてみて、役柄とご自身との共通点や共感するポイントはありましたか?

中川
共通点かぁ…。僕は小さい頃から芸能活動をしてきたのですが、それを隠していたわけではないものの、学校では自分から話すことはあまりなくて。「実は…」と打ち明けたい気持ちはあるけど、自分からは言えない。その感覚は粋と少し似ているのかなと思いました。後ろめたさというより、何かを隠し持っている感じというか。そこから生まれるミステリアスさは、少し共通しているのかもしれません。でも、正直まだ自分でもよくわからない部分もあります(笑)。

結構キャラクターが複雑というか。春虎と向き合うシーンでも、粋は作り笑いをしているような場面が原作にはあるんです。でも、自分にはそれができないからこそ、すごく悩みましたね。

それと、ずっとマスクをしていたので、コロナ禍のことも思い出しました。緊急事態宣言が明けた頃はちょうど中学3年生で、学校でもずっとマスク生活だったんです。一人になったタイミングでやっと外せた時に、なんだか解放された気分というか…。その時の生活とまったく同じではないんですが、状況としてはちょっと似ている気がしました。

その経験から気づいたこともあって。僕はマスクをすると、笑っているつもりでも「なんでそんな怖い顔してるの?」と言われるくらい、目が笑っていなかったんです(笑)。そこで、演技では目の表現が本当に大切なんだと実感しました。いろいろな人のお芝居を見ながら、「目で訴えないとこの世界では通用しないんだな」と学びました。

桜木
すごいこと言うじゃん(笑)。

中川
だから役との共通点で言うと、「目でどう伝えるか」という部分なのかなと思います。

桜木
僕は、部分部分で似ているなと感じるところがありました。特に気持ちを表に出すのが得意じゃないところはすごく共通しています。自分も春虎と同じで嬉しいことがあっても「嬉しいですね」くらいで軽く流してしまうタイプなので、その部分は演じやすかったです。

でも、春虎の真っ直ぐさや熱心さに関しては、僕自身は表現するのが苦手で。どう演じようか悩んだ時に、自分のグループのメンバー7人を思い浮かべたんです。その中で「この人だ」と思ったのが武藤潤でした。彼の感情表現はすごく参考にさせてもらいました。

声のトーンから姿勢、所作まで細部まで。とことんこだわり抜いた二人のプロ意識

ーー本作では感情の機微も繊細に描かれていますが、役作りで意識したことやこだわりを教えてください。

中川
粋に関しては、まず姿勢ですね。なで肩にして、気弱な雰囲気を体で表現したいと監督とも話していました。衣装合わせの段階でも、いろいろな衣装を着る中で、なで肩がわかりやすく見えるものを選ぶことも意識していました。

あとは声のトーンです。オーディションの時から、1話の冒頭で春虎ではなく渋澤や大ちゃんたち友達と接している時の〝偽りの自分〟の声と、春虎と一緒にいる時の声は変えるようにしていました。

でも、技術的な部分は本当に難しくて。細かいところは、オーディションの時に二人で台本を読む会を開いたり、読み合わせの時にも「ここはもう少し高くてもいいんじゃない?」と何度も微調整を重ねながら、一緒に作っていきました。

桜木
僕は、〝目を合わせる〟ということを意識していました。春虎自身が割と真っ直ぐな性格で、相手のことをしっかり見ている人物なんです。粋と話している時も、ずっと目を見て話している印象があって。

でも、普段の僕はあまり人と目を合わせられないタイプなんです。今も、この取材中もどこか違うところを見ちゃっています(笑)。

だから、自分には難しいことではあったんですけど、相手の目を見ることは特に意識していました。それと姿勢ですね。春虎は礼儀正しいので、背筋を真っ直ぐ伸ばして、手の所作も極限まで抑えて、なるべくスラッと凛とした印象になるようこだわりました。

実は二人とも人見知り!?初対面で生まれた〝温度差〟の真相とは

ーー本作が初共演だと思いますが、お互いの第一印象を教えてください。

二人
印象…(笑)。

中川
第一印象は、「めちゃくちゃ真面目な子が来た!」でした(笑)。衣装合わせの日、僕と入れ替わりだったんですけど、「初めまして〜!」って挨拶したら、「初めまして、桜木雅哉です」ってすごく真面目なトーンで返してくれて(笑)。

僕と同じ事務所の藤本洸大くんが以前桜木くんと共演していたので、「以前は藤本くんがお世話になりました」とお礼を伝えたら、「あ、こちらこそ」って。もう「すごく真面目な子が来たぞ、ここからどうしよう!」って思いました(笑)。まさに春虎のイメージにはぴったりだったんですけど、第一印象は面白かったな…(笑)。

桜木
いや、あれは緊張していただけなの(笑)。人見知りしちゃうんです(笑)。

中川
いや、僕も人見知りだから。

桜木
でも、もっと上がいたでしょ(笑)。

中川
それはそうだったね(笑)。仲良くなってから聞いたら、「俺、コミュニケーション下手なんすよ」って言っていて。「なるほどね」って納得しました。じゃあ、これはもう自分から行くしかないなって思いましたね。

桜木
逆に僕は、「すごくしゃべってくれるな」っていう印象でした(笑)。

中川
何それ(笑)。

桜木
僕が緊張していたのもあって、実際にちゃんと話したのは撮影が始まる直前くらいだったんです。その時に「すごく明るいな」って初めて思いました。最初は彼に対して、結構クールなタイプなのかなって思っていたんですよ(笑)。

中川
え!? 何、何、何!? 違う、違う(笑)。あの日はクランクインで、「これからどんどん仲良くなろう」と思っていたら、雅哉がスーツケースをタクシーに忘れちゃって(笑)。もうそのことで頭がいっぱいで、顔も真っ青だったんですよ。

だから、「これは自分が盛り上げなきゃ!」と思って、いつも以上にいっぱいしゃべっていました。

桜木
あ、なるほどね。普段からああいう感じってわけじゃないんだ。

中川
普段はそういうわけじゃないよ。普段は。

桜木
じゃあ、僕を励ますためだったんだ(笑)。

中川
そうだよ(笑)。

同世代が集まった撮影現場は、意外にも〝真面目〟な空気!?

ーー撮影を振り返ってみて、現場の雰囲気や面白エピソードはありますか?

二人
面白いエピソード…。

中川
撮影は半分以上、二人だけの日が多かったんです。特にクランクインの日はずっと二人で。最初からみんなが揃っているというより、だんだん仲間が増えていくような感覚でした。大ちゃんが来てくれて、次は渋澤が来てくれて…という感じで、作品に少しずついろいろな色が加わっていくのを楽しみにしていましたね。

桜木
その日によって、現場の雰囲気も違ったもんね。

中川
そうなんですよね。キャラクターの個性がバラバラで、いろいろなタイプがいるので面白かったです。渋澤役の櫻井亜蓮くんはわかりやすいパリピだけど、春虎の親友・桜庭役の祐楽くんは冷静で真面目なタイプ。どっちも話しやすかった?

桜木
すごい質問だね(笑)。どっちも話しやすかったけど、祐楽とは以前共演したことがあったので、久しぶりに会えてすごく話しやすかったですね。とはいえ、みんな話しやすかったです。

中川
僕は基本的にみんな同世代だからこその悩みもあって、ずっとお芝居の話をしていました。それこそ祐楽くんとは、1時間くらいお芝居について話したこともあって! すごく真面目な組でしたね。

桜木
真面目な子、多かったね。

二人で温泉ドライブへ♡ もし本当にルームメイトになったら?

ーー実際にお二人がルームメイトになったら、どんな役割分担になりそうですか?

桜木
そうですね、僕は運転します(笑)。

中川
運転? いやいや、寮の中で運転するの(笑)?

桜木
あー、そっかそっか(笑)。じゃあ外に行く時は、僕が責任を持って運転しますよ(笑)。

中川
ありがとう(笑)。

桜木
そうそう。だから、それ以外は逆にお願いしようかなと…(中川さんへ目配せ)。

中川
どういうこと? もう運転係ってこと?

桜木
運転係!

中川
寮の役割分担で運転係って(笑)。じゃあ、寮では洗濯とかやってもらってもいいですか(笑)?

桜木
まあでも、僕は本当に…。

中川
家で家事する?

桜木
あんまりしないんですよ。

中川
僕はちょっと料理するんです。

桜木
おー、本当? あ、でもお風呂掃除は僕がやります。

中川
お風呂掃除…(笑)。狭くない?空間が。あとは、ずっと運転してくれるんでしょ?

桜木
運転します。はい。

中川
それこそ、一回運転してくれたことがあって。原作にも足湯に誘って一緒に行く名場面があるんですけど、ドラマでもそのシーンを撮影したんです。その日は18時くらいの少し早い時間に撮影が終わったので、「終わったら一緒に温泉に行こうよ」って話になって。

その時も雅哉が「俺が絶対運転する!」って、すごく意気込んでいたんですよ(笑)。「絶対俺がするよ」って。予約したのは僕なのに(笑)。

桜木
いや、それは俺が責任を持ってやろうかなって思ってさ(笑)。

中川
そのくらい仲良くなれて、すごく幸せな現場でした(笑)。

桜木
楽しかったよね。

ピュアな恋だけじゃない。二人が語る『ちょっと待とうよ、春虎くん』の魅力

ーーそれでは最後に、本作の見どころを教えてください。

中川
寮生活って意外と身近にあるものなのに、これまであまり作品の舞台として扱われてこなかった気がするんです。しかも今回は、その寮の一室で繰り広げられる二人の物語。展開は早いけれど、二人の気持ちの揺れが繊細に描かれているので、わかりやすくて見やすいですし、「早く次が観たい!」と思ってもらえる作品になっていると思います。何より、二人の関係性がどう変化していくのかに注目して観ていただけたら嬉しいです。

桜木
登場人物それぞれの心の葛藤や、人が大切にしているものが丁寧に描かれている作品だと思います。「大切な人を思うって、すごく大事なことなんだな」と感じられたり、人間味あふれる部分がたくさんあって。

恋物語ではあるんですけど、それだけじゃなくて、僕たち自身も観てくださる方も共感できる部分がたくさんあると思っています。ピュアな気持ちでキュンとしたり、登場人物に共感したり、いろいろな感情を味わいながら観てほしい作品です。

『ちょっと待とうよ、春虎くん』8月13日(木)よりMBSドラマフィル枠にて放送スタート!

先輩マスク男子の粋と、一途でまっすぐな新入生春虎のぴゅあキュン青春BL作品が待望の実写化。人との関係で悩み、マスクで表情を覆う粋が新入生・春虎と同室になったことで生活は一変。閉ざしていた粋の心は次第に揺れ動き始める――。寮生活を通じて絆を深め、本当の自分と向き合っていく、甘酸っぱくも繊細な恋の物語は今夏注目の作品。

中川 翼(なかがわ つばさ)

2005年12月6日生まれ、神奈川県出身。4歳でモデルデビューし、俳優として数多くの作品に出演。繊細な表現力が高く評価され、映画『僕だけがいない街』や大河ドラマ『鎌倉殿の13人』など、話題作に名を連ねる実力派。本作では、秘密を抱えながらも春虎と出会い成長していく高校生・粋を瑞々しく演じる。

桜木 雅哉(さくらぎ まさや)

2006年3月19日生まれ、東京都出身。ダンスボーカルユニット「原因は自分にある。」のメンバーとして活動するほか、俳優としても活躍中。主な出演作はドラマ『修学旅行で仲良くないグループに入りました』『失恋カルタ』など。本作では、まっすぐな青年・春虎役を好演。

画像集

撮影/田形千紘(TRON) 取材・文/石津愛子 編集/平賀鈴菜(CLASSY.編集部)