「たくさんの人の役に立ちたい」異業種からライオン株式会社へ転職した“決め手”

「たくさんの人の役に立ちたい」。今回のOGの転職理由は、シンプルなものでした。待遇や向き不向きも大切だけれど一番シンプルな“やりがい”を大事にしてもいいのかも。そう思わされた、OG訪問インタビューをお届けします。

多くの人の生活を支えたい。
実際に生の声を聞くことも多く、
やりがいを感じやすい職場です

今回のOGは...内田 佳奈さん

ライオン株式会社
国内ビジネスユニット
コミュニケーションデザイン部
CXプランニング室

内田 佳奈さん
1988年生まれ。京都府出身。立命館大学法学部を卒業後、ITベンチャー企業に入社。2014年、ライオンに転職。2022年、早稲田大学大学院経営管理研究科に入学。働きながら学び、2024年にMBAを取得。

現在は副業で清澄白河のカフェ「よりみちスタンド」を経営。

内田さんHISTORY

22歳 新卒でITベンチャー企業に入社。デジタルマーケティングのコンサルに従事

27歳 ライオンに転職。コミュニケーションデザイン部に配属

33歳 早稲田大学大学院 経営管理研究科(夜間主プロフェッショナル)に入学

35歳 大学院を修了し、MBAを取得

37歳 起業。副業でカフェを経営

お仕事必需品

元々、取引先だったライオン。
誠実な社員の姿勢に感銘を受け、転職

新卒で入社したITベンチャー企業では、お客様のデジタルマーケティングのコンサル業務に従事していました。ライオンはクライアントのひとつで、定期的にマーケティング担当とやり取りをする機会がありました。デジタル領域において、ほとんどの企業は費用対効果を重視しますが、ライオンの担当者だけは「お客様がなぜ、このバナーをクリックしたのか、その機微を知りたい」と話していて、他社と異なる着眼点が心に残っていました。常にお客様にも製品にも誠実に向き合う姿勢が印象的で、私自身も「真摯なコミュニケーションを取りながら働きたい」と思い、ライオンに転職を決意。社会人5年目のときに、中途採用の募集にエントリーして転職が叶いました。ちょうどデジタルマーケティングの部署が新設されたり、生活情報メディア「Lidea」が立ち上がったりと、ライオンとしてデジタルをより強化するフェーズで、自分の能力が活かせるタイミングであったことも、キャリアチェンジのきっかけになりました。入社後は、コミュニケーションデザイン部に配属。コミュニケーションの戦略から施策、振り返りまでを担当し、お客様が自社製品のファンやリピーターになる場面を設計する業務を担っています。

世の中に対する対応がとても早い。
人を大事にしてくれる会社だと感じます

少人数のベンチャー企業から大きな企業への転職だったので、入社当初は社員の人たちと上手く関係を築けるか正直不安でした。ですが実際に入社してみると、ものづくり同様、人に対しても誠実で優しい人たちばかり。“愛の精神の実践”を経営の基本とする企業ならではの組織風土を感じました。そして、製品作りもコミュニケーションも真面目すぎるくらい真面目。転職前から“人と真摯に向き合う会社”であると信じてはいましたが、社員のことも大事にする姿勢は予想以上でした。世の中の変化に応じた制度整備も迅速で、コロナ禍の在宅勤務の指示は、他社に比べてもかなり早いタイミングで出されました。中抜け可能なフルフレックスやリモート勤務制度、育休制度はもちろん、MBA取得制度も設けられています。私はMBA取得でこの制度を使っていませんが、基準を満たし選抜された社員には補助金のサポートがあり、この制度を活用したMBA取得者も結構います。他にもオフィス内にペットルームがあるため、来ているペットと触れ合える機会があったり、社食がおいしくてメニューも豊富、さらに曜日限定で夜定食も楽しめたりと、働く人視点で整えられた労働環境からも、会社が社員を大切に思ってくれていることを実感します。

ものづくりにも携わり、社内外から
反響を得られることが原動力に

12年前に入社以来、部署自体は変わっていませんが、領域は広がっています。現在は、おうちの中のお洗濯・お掃除部門担当で、洗濯洗剤、柔軟剤、お風呂、食器用洗剤と手掛ける製品は多岐にわたります。TVCMを作るべきか、その場合どんなメッセージを乗せるか、SNSのキャンペーンはどう展開するか、をチームで設計し、実行。終了後には総括と分析を行い、次の戦略に活かします。最近は、自分たちがプランニングした成果物が目に見える機会も増えていて、この仕事の面白さを感じています。アロマリッチの香りの認知拡大を目指して、香り別にイメージしたプリントのオリジナルグッズを作ったり、オーダースーツを手掛けるFABRIC TOKYOさんと共同で洗濯機で洗えるスーツを開発したり。製品を訴求するためのものづくりに携わり、社内外から反響を得られることは原動力になります。一番やりがいを感じるのは、新製品発売のとき。世の中になかったものとお客様との接点を設計する部門なので、商品が大ヒットしたり、SNSでいい口コミが見られると、日用品が多くの人の生活を支えるインフラであることを改めて再認識します。実生活でも私がライオンの社員であると伝えると「Magicaの速乾+がないと、生きていけません」や「バファリンにどれだけ救われているか!」と生の声を聞く場面も多く、自社製品が誰かの人生を支えていることを実感するたびに、モチベーションが上がります。今後の展望は、宣伝、プランニングのメイン事業に留まらず、コミュニケーションツールをはじめ、製品自体を一から生み出してみたい気持ちがあります。歩んできたキャリアが日用品の商品作りに活きると思っているので、自分の色をライオンに加えていきたいです。

【Q&A】
意外と知らないコミュニケーションプランナーのリアルを聞いてみた!

異業種からの転職は可能?

私自身もですが、業界・業種を問わず転職が可能です。ライオンでは、現在の事業発展と新規事業の展開を見据えて、枠を超えた経験やスキル、専門知識を有する中途採用者の採用を推進。2020年からの過去5年間で150名の中途社員を採用。2024年末時点で、従業員数に占める中途採用者比率は27.4%です。

福利厚生は?

7時〜21時で任意の時間勤務ができる「フルフレックス制度」に加えて、リモート勤務もOK。なので、平日夜間の大学院に通い続けることができました。従業員の「学びと経験」の創出の場として副業も認められています。育休は子どもが2歳まで、男女ともに取得可能。子育てに理解があり、社内の共有スケジュールにお迎えの予定を入れる人も多いです。

どんな人が向いている?

世の中の流行に対して斜に構えず、自分で体感したり、疑問を持って向き合うミーハーな姿勢はプランニングに活きると思います。必要な資格はありませんが、Word、Excel、PowerPointの基本的なスキルは求められます。ものづくりにも人にも真面目な社風なので、誠実な人ほど馴染める環境です。

撮影/秋山博紀 取材/坂本結香 編集/小林麻衣子 再構成/Bravoworks,Inc.
※CLASSY.2026年8月号「次の扉をノック!大人のOG訪問」より。
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合があります。