石井杏奈さんの“ウェルビーイング”は…「周りを待たせないこと」せっかちならではの特技とは？

—石井さんが毎日を心地よく過ごすために、意識していることを教えてください。
寝ることです。自分的研究の結果、どんなに忙しくても5時間睡眠が必要だとわかりました。忙しかった時期に3時間しか睡眠が取れない経験をして、睡眠が足りないと次の日のパフォーマンスが落ちるのを実感しました。頭の回転が遅くなったり、セリフの呂律が回らなくなったり。移動時間も含めて5時間は寝ることを意識したら、調子がよくなったんです。眠いなって思っていると周囲への気も回らなくなるので、しっかり睡眠を取って自分が元気でいることが、周りの人の幸せにも繋がると思います。美容も好きで、お風呂上がりにパックをしたり、プロのメンテナンスを定期的に受けるのも、自分をハッピーにする方法。あとは、2匹の愛犬が最強の癒し。寝るときもずっと一緒です。

—身体や心の健康のためのルーティンはありますか？
朝とおやつの時間に、MCTオイルを入れたブラックコーヒーを飲みます。運動系だと、ピラティスとパーソナルトレーニングがルーティン。暑さがやっと落ち着いてきたので、これからの季節は、ウォーキングがてら毎日犬の散歩もします。

—自分のご機嫌をキープするために、何か工夫していることはありますか？
美味しいご飯を食べたり、人に会ったり。カメラロールを見返して思い出を振り返ることもあります。このとき楽しかったから今があるんだと再確認すると、この先もいいことしかないってポジティブマインドになれる。必ず誰しも辛いことはあるじゃないですか。辛いままでいる方が辛いので、そういう時は気が済むまで泣きます。泣きたいだけ泣いた後に好きなものを食べたり、楽しいバラエティを見たりして、自分にご褒美をあげて機嫌を取るようにしています。

—様々な現場でお仕事をされていますが、周囲も自分もハッピーでいられるように心掛けていることはありますか？
周りを待たせないことは心掛けています。監督とお芝居についてセッションするときのように、作品をよりよくするために時間が押すのはいいことだと思うのですが、自分が原因で現場が押している状況は作りたくなくて。E-girlsの頃は大人数行動が多かったこともあって、普段から効率重視で動くクセが染み付いています。「石井さん待ちです」という状況にならないように、現場の進行具合を見ているし、トイレも様子を見てから行ったり。それは、私がせっかちなのも関係しているかもしれないです。帰宅のときも車を降りた瞬間に鍵を取り出しているし、着替えも各現場で「いちばん早い」って言われるほど（笑）。早着替えには定評があります。