赤楚衛二さん「久しぶりに東京に帰ってくると、地面が真っ直ぐなのも違和感ありますね（笑）」!?【特別インタビュー中編】

今日、久しぶりに整体に行くんですけど、最強のリフレッシュだなと思います。体がグッと楽になります。あとは宅配で美味しいごはんを食べたり。今、サバイバルなドラマを撮影しているのでロケ先から帰ってくるときは時間も遅いし、一人で食事に行く元気はないなと。撮影がサバイバル中は宅配に頼っちゃいます（笑）。久しぶりに東京に帰ってくると、地面が真っ直ぐなのも違和感ありますね（笑）。こうやって（取材で）お洒落してるのも不思議な感じです。

全部です！全部なんですけど、何がすごいってゾンビの方々の人数とセットとCG。スケールの大きさが見どころかな。もちろん「やりたいことをやるって、自分の人生を生きるってどういうことか」というテーマもあるんですけど、先日アフレコをしたときにド迫力な作品になってるなと感動しました。僕も観るのがめちゃくちゃ楽しみです。

――ドラマ『こっち向いてよ向井くん』で主演を務める赤楚さん。原作を読んだ印象を教えてください。
「刺さるなっていうのが第一印象です。男女間のズレってお互いに感じてるものだと思うんですが『こういうことで嫌がられるんだ、だから友達止まりなんだ』って、すごくリアルに描かれていて面白いなと思いました。男性目線で描かれていることも多く、読みやすくて面白かったです。男女ともに楽しめる作品だなと思いました」

――演じるのは、仕事がデキて性格もいい〝いい男〟なのに、10年間彼女がいなくて恋愛ができないという向井くん。役に対する率直な印象はいかがでしたか？
「すごくわかるなって気持ちが強くて（笑）。恋愛に踏み込めない理由が過去の傷だったりするのもわかりますし、恋愛をしようにも始まらないところなど共感できるところが多かったですね。声をかけていただいたことが、とても嬉しかったです」

――自分でもピッタリな役だと思いますか？
「僕にいただけるのは、めちゃくちゃモテ男の役ではないんだろうなって（笑）。モテない役が多いなっていう印象があるんですけど（笑）。その中でも仕事がデキて性格もいいっていうのは初めてなので、新たなチャレンジになるんじゃないかなと思います」

――恋愛がテーマのラブコメ作品は久々です。
「僕は『チェリまほ』や『彼女はキレイだった』など、ラブコメありきでいろんな作品に出させてもらえるようになりましたから。恋愛はきっと人類には必要なものだと思いますし（笑）、今の時代だからこそ描ける作品なので、自分も十分に楽しみつつ、恋愛することは素晴らしいっていうことが伝えられたらと思います。向井くんはズレてる部分もありますけど（笑）

――赤楚さん自身も向井くんのようにズレてると思いあたるところはありますか？
「ドラマの中で、女性が選んでくれているものに対してよかれと思って『それはやめたほうがいいよ』って言うシーンがあるんですが、僕もそれやっちゃうなって思います。『うん』って言えばいいんだなって思いました（笑）。肯定されたほうがいいんだなと」

――今作で楽しみにしていることは？
「主人公がいろいろな女性と恋愛をしていくことで、いろんなラブストーリーが始まるじゃないですか。一対一でがっつり共演させていただくなかでの化学反応だとか、どういう空気感になるのか、相手によってそれぞれ変わると思うのでとても楽しみです。なによりスタート地点での主人公にはすごく共感できることが多いので、最終話に向けて彼がどう成長して、どうゴールに行きつくのかが個人的には楽しみです」

――今作を通じて得たいことや成長したいと思うことはありますか？
「成長で言いますと、女性への対応の仕方かな？（笑）リアルでもより磨けたらなと思います。こういうときはこうすればいいんだなって、役が成長するとともに自分も成長すると思うので、この作品が終わったときにはすごく紳士になれてたらいいですね（笑）」