田中圭さん「儀藤をまた演じられるのが本当に嬉しい！」【Huluオリジナル『死神さん2』配信記念独占インタビュー】

-今日はよろしくお願いします。

（元気いっぱいに）お願いします！

-多くの謎を残して終わった『死神さん』から約1年を経て、『死神さん2』が配信されます。続編が決まった時は、どんな気持ちでしたか？

すごく嬉しかったです！ 『死神さん2』が決まったのは去年の10月くらい。前作の配信が終わるころには既に今作の制作が決まっていたのですが、『死神さん』の全6話で儀藤がやっと体に馴染み始めたなという頃に撮影が終わっちゃって。もっとやりたかったという気持ちがどうしてもあったので、引き続き演じられるとわかってとても嬉しかったです。

-前作の撮影から、今作のクランクインまでは時間が空いていたと思いますが、儀藤の役作りはすぐに戻ってきたんでしょうか？

（即答で）はい！ それは全然すぐでした。やはり一度体の中に儀藤を入れているので、時間が空いていても意外とすぐなんです。それでも最初は不安もあるのですが。これは僕もどうしてなのか分からないですが、自転車に乗るのと一緒で、自転車は10年乗っていなくても、久しぶりに乗ったら意外と乗れるじゃないですか。それと一緒のような感覚で、自然と当時の役作りに戻れますし、それ以上にパワーアップして、より遊べるようにもなったかなと。今作では、僕自身も儀藤という役に慣れたこともあり、儀藤自身がパワーアップしていると思います。

-儀藤のどういった点に注目してもらいたいですか？

堤監督の堤節といいますか、急にボケたり、真面目なところでふざけたりみたいなものを、そのまま儀藤は体現しているんです。儀藤というキャラクターと堤監督の相性の良さというのは、きっとあって。だから僕自身も、儀藤の独特の言い回しに拍車をかけたり、より調子に乗った感じにしていたりするので、そういう点はぜひ見てもらえたらと思います。

-今回はパシリ役として山本舞香さんが出演されます。以前にも共演経験があるかと思いますが、今回共演しての感想は？

大人になっているけど、無邪気さがちゃんと残っているなと感じました。小刀祢葵（ことね・あおい）役に山本さんがとても合っているんです。本人はすごく明るいのですが、その明るい子が、小刀祢みたいなネガティブな役をやっているってだけで、面白いです。

あと、今回のパシリ役は、本当にパシリでしかない（笑）。前作のパシリ役は、パシリといいつつ儀藤をサポートしていて、儀藤の優秀な秘書のような右腕のような立ち位置だったと思うんです。でも今回は、本当に、ただのパシリ（笑）。もちろん作品の中で小刀祢がキーマンになるのは間違いないのですが、どうキーマンになるのかがずっと分からないんです。本当にずっとパシリをやらされていて、小刀祢本人も劇中でそれを嘆くんです。私何やってるんだろうって。そのあたりの面白さは、山本さんだから出せるものだと思います。可愛らしさと面白さがミックスされたところを、ぜひ見ていただきたいです。