〝チェリまほ〟シリーズで一躍人気を集めた赤楚衛二さん。以降、映画やドラマに大活躍している赤楚さんが話題のドラマ『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』に出演!ドラマのお話とともに〝夏〟のエピソードを伺いました。
改めて〝役を生きる〟ことを考えて新しい刺激を受けまくりです
―ヒット作を連発している新井順子さん×塚原あゆ子さんが手がけるドラマ『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』。出演が決まった時の感想を教えてください。
「めちゃめちゃ嬉しかったですし、素敵なドラマを多く作ってらっしゃるので頑張らなきゃなって思いました。たとえば『中学聖日記』と『最愛』は、映像の美しさと心の機微の描き方が、観てると前のめりになってしまうほど引きつける力があると感じました」
―塚原さん演出の印象はいかがですか?
「『相手がセリフを言い終わるまで待たなくていい』とか『セリフと違ってても、その時の自分の感情を言葉にしていい』と言われました。今までやったことがなかったお芝居でしたが生っぽさというか、現場で瞬間的に生まれるものだから、観る方がぐっと入り込めるのかなと思いました。あらためて〝役を生きる〟ってどういうことか考えたし、新しい刺激を受けまくりです」
―演じるのは第一話の依頼人で中古車販売員の大庭蒼生(あお)。高校時代は剣道部のエースだった、まっすぐで心優しいキャラクターです。実際に剣道の心得がある赤楚さんの剣道シーンも見どころ。
「防具の扱い方や付け方など所作は覚えていたので助かりましたが、10年以上ぶりなので忘れてることもありました(苦笑)。懐かしかったし楽しかったけれど、竹刀が思うように動いてくれなくて…。日々やってた頃のような筋力がつけば、もっと楽しいだろうなって思いました」
―役に合わせて私生活を変えるほどストイックな赤楚さん。大庭を演じるにあたって、どんなことを意識していますか?
「その時感じたものを大事にしながら、常に『身近な事で訴えられる気持ちってどうなんだろう。こんなとき大庭ならどうするだろう』と現場でもずっと考えています」
―今作に参加することで楽しみなことは?
「有村(架純)さんと中村(倫也)さんと共演できることですね。お二人のお芝居は『わあ!すごいな!』ってずっと感じています。石子と羽男の会話のテンポ感が気持ちよくて、自分もその世界観に入れていることが楽しいです」
―今作に加え、朝ドラ『舞いあがれ!』にも出演。撮影が重なり多忙な夏になりそう。
「すごくありがたいですね。ずーっとお芝居のことを考えられる環境にいるというのは、本当にありがたいことだと思っています」
PROFILLE
赤楚衛二
’94年3月1日生まれ 愛知県出身 血液型B型●’15年より俳優として活動開始。’17年『仮面ライダービルド』に万丈龍我/仮面ライダークローズ役で出演。主な出演作は『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』シリーズ、ドラマ『彼女はキレイだった』『SUPER RICH』、映画『思い、思われ、ふり、ふられ』『妖怪大戦争ガーディアンズ』など。’22年後期NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』に出演。’23年配信予定のNetflix映画『ゾン100~ゾンビになるまでにしたい100のこと~』に主演。
『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』
4回司法試験に落ちた崖っぷち東大卒パラーリーガル・石子(有村架純)と1回で司法試験に合格した高卒弁護士・羽男(中村倫也)の〝石羽コンビ〟が珍トラブルに挑む、リーガル・エンターテインメント。第1話の依頼人であり、キーパーソンとなる大庭蒼生(赤楚 衛二)は中古車販売店で働く販売員。カフェで充電していたら訴えられてしまう…。脚本/西田征史 プロデュース/新井順子 演出/塚原あゆ子・山本剛義
7月8日(金)スタート(毎週金曜22時~/TBS系)
※衣装クレジット/カットワーク地のシャツ¥30,800(サスクワァッチファブリックス/ドワグラフ.)中に着た白シャツ¥20,900パンツ¥38,500(ともにタンジェネット)
撮影/曽根将樹(PEACE MONKEY)ヘアメーク/石川尋美 スタイリング/壽村太一 取材・文/駿河良美 再構成/Bravoworks.Inc
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