【小関裕太さん】「いつかファンタスティック・ビーストに出たい!?」CLASSY.特別インタビュー【旬な男】

ハッピーが詰まった楽しい作品で新年を笑って始めたい

福田雄一演出のミュージカル・コメディ『モンティ・パイソンのSPAMALOT』に出演する小関裕太さん。｢まず福田さんの舞台に出られることが嬉しかったです。以前から『出たいです！』ってアピールしてたのが叶いました。事務所の先輩の賀来賢人くんと初共演できるのも楽しみです」
福田作品と言えば、俳優のアドリブ合戦によるお笑いも有名です。「『小関くんはそのままやったほうが面白い』と言われたのを信じて、ナチュラルにやれたらいいなと。“お笑い”は稽古場で学ぼうかな（笑）」最近は映像作品で活躍していますが、小4で踏んだ初舞台以来、出演舞台はすべてミュージカルで歌とダンスはお手のもの。歌うことが好きで、カラオケでは星野源、高橋優、back numberの曲を歌うそう。「最初に必ず歌うのは寺尾聰さんの『ルビーの指環』。友達には“小関の持ち歌”だと思われてるかも（笑）」

今作で演じるのは、“勇者と呼ばれているけれど実は臆病者”という騎士ロビン。おとぼけ役だそうですが、得意のタップダンスも披露します。「ソロ曲では、流行りものを歌詞に盛り込んだ笑えるナンバーをタップしながら歌います。見応えのある、僕の見せ場にしたいと思います！」
今作から始まる小関さんの’21年。「大変だった’20年を払拭すべく、ハッピーが詰まった楽しい作品で新年を笑って始めたい。皆さんと一緒に同じ時間が過ごせれば嬉しいです」

25歳の小関さんですが子役から活動しているためキャリアは15年以上。プライベートな趣味も多く、楽しいこと、面白いことが好きだそう。

子供っぽいことも楽しめる人、一緒に面白がってくれる人は素敵だなと思う

｢長所は、苦手なことを好きにできること。自分ではそう思わないけど、周りには自由でポジティブな性格と言われます。確かにネガティブになる時間は短いかな。短所は朝と夜が弱い。昼型なんです（笑）。やりたいことが多く、ただでさえ時間が足りないのに眠くなってしまう（笑）」

久しぶりに取材で聞かれたと笑う、好きな女性のタイプは「子供っぽいことも楽しめる人」。「10代の頃から仕事をしていたので、『遊ぶより仕事のほうが楽しい』って言うませた子供だったけど、逆に今は憧れがあるのかな。子供っぽい遊びを一緒に面白がってくれる人こそ、余裕のある大人の女性だと思う」付き合う女性に求める最低限の条件は「好きなものを強要しないこと」。「僕の“好き”がその人の“好き”じゃなくても、その人のことが嫌いなわけじゃない。相手の好きなものを好きじゃなくてもいい。強要はしたくないし、されたくないかな。それがわかってくれる人なら嬉しいです」

――いま一番やりたいことは？

映像作品を撮ってみたい。完全に趣味です。僕が企画兼監督兼カメラマンで友達にも声かけて、短編にもならないくらいのショートムービーを撮りたい。自分たちでもの作りをするのは遊びとしても楽しいし、各部のスタッフの気持ちもわかるだろうし、いろいろ発見があるんじゃないかって思います。

――いま一番行ってみたいところは？

カンボジア。アンコールワットとか遺跡が有名じゃないですか。中学か高校の頃に聞いた「遺跡がジャングルに飲み込まれてる」っていう言葉が印象に残っていて、文明が自然に飲み込まれてしまう前に見に行きたい。僕、スーツが好きなんですが、遺跡でスーツを着て作品撮りもしてみたいですね。遺跡とファッショナブルなスーツっていう対比が面白いと思うので、そんな写真集を作ってみたい。

――いま一番会いたい人は？

スティービー・ワンダー。中学生の頃から大好きで、一度はお会いしてみたい。同じ空間を共有して、「スティービー・ワンダーって実際にいるんだ！」っていう実感をもちたい。願わくば一緒に歌いたいです。「I Just Called to Say I Love You」や「Isn’t She Lovely」、「You Are the Sunshine of My Life」がいいな。

――いま一番欲しいものは？

寝室と食事をする空間を分けられるような大きなテントが欲しい。キャンプが好きなんです。去年の秋に番組のロケでキャンプ場に行くことがあって、自然っていいなあって感じて――。その前まで仕事でフィンランドに行ってて自然好きのスイッチが入っていたのでタイミングがよかったんですね。キャンプ道具にもこだわっていて、コーヒースプーンや簡易ベッドなど、あえて少しずつ揃えています。

――いつか叶えたい夢は？

『ファンタスティック・ビースト』シリーズに出たい。『ハリー・ポッター』が大好きすぎて、『ハリー・ポッター』に関わることが仕事になり、ハリー・ポッター好き日本代表として役者さんに会ったり一緒に飲んだりしたんです。シリーズの舞台がイギリスからアメリカ、フランスとなったので、日本にも来るんじゃないか、そのときは出演するのも叶わない夢じゃないな、叶えばいいなと思ってます。

Information
ミュージカル『モンティ・パイソンのSPAMALOT』 featuring SPAM®
イギリスの国民的コメディ・グループ“モンティ・パイソン”の大ヒット映画をメンバー自らパクったブロードウェイ ミュージカル。’12年に福田雄一上演台本・演出により日本初上演。’15年に続く6年ぶりの再演。出演／山田孝之 賀来賢人 新妻聖子 矢本悠馬 小関裕太 三浦宏規ほか。上演台本・演出／福田雄一●東京’21年1月18日～2月14日東京建物Brillia HALL、大阪2月18日～2月23日オリックス劇場、福岡2月26日～2月28日 福岡市民会館大ホール　https://www.spamalot.jp/

撮影／樽木優美子（TRON management）ヘアメーク／KOHEY スタイリング／髙橋ラムダ（白山事務所）取材・文／駿河良美  撮影協力／AWABEES