「カレは低収入・夢追い人。両親から結婚を認めてもらうには?」|水田あゆみの令和的モテ理論 Vol.6

バチェラー・ジャパン シーズン

バチェラー・ジャパン シーズン3で「気遣いテクがすごい!」「異性からも女性からもモテる」と一躍話題となった“あゆ姉”こと水田あゆみさん。長年のホステス経験で培ってきたホスピタリティや、仕事への真摯な姿勢に感銘を受けたアラサー女子も多いはず。恋愛のことから人間関係、仕事まで…みなさんのお悩みに、あゆ姉がお答えします。

今月のお悩み「両親が結婚を認めてくれない」

カレは将来が不安定で、収入も私の方が上。両親から結婚を猛反対されています。(さやさん/33歳)

お互いを思い、未来へまた一歩踏

お互いを思い、未来へまた一歩踏み出したいのになかなか前に進めないのは悲しいですよね。あなたにとってカレはとても大切な存在。でも、それと同時にご両親も大切な存在であることに変わりはありません。みんなが納得した形で円満に解決するまでには、たくさんの時間を要するかもしれませんが、一つずつ慎重に、そして誠実に問題と向き合っていきましょう。

まずはじめに:格差のある相手との結婚について、どう考える?

クリスマスは実家のお店『風林火山』にて
クリスマスは実家のお店『風林火山』にて

できれば相手との格差は少ないほうがいいし、最初からお互いの価値観や物事の考え方が似てる方がいいけれど、恋愛はそう簡単にもいきませんよね。それでも好きになってしまえば、相手の生活や状況を丸ごと受け入れて愛してしまうものです。

お互いに尊重し合いながら愛し愛されることはなかなかできることではないし、とっても素敵なことだと思うので、否定のしようがありません。カレの将来に不安要素があっても、格差があっても、カレを愛し抜く強い意志と覚悟があなたにあるなら問題なし!少なくとも私はそう思っています。

ただ、ここで聞かせてください。あなたはカレのどこを愛していますか?どこを尊敬し、どんなところに惚れて、将来をどのように描き、今カレと一緒にいますか?あなたは結婚を反対するご両親に、これらをしっかりプレゼンしなければいけません。ご両親とたくさん対話し、カレの素晴らしさをたくさん伝えることが必要です。

ではここから、両親に結婚を認めてもらうための3つのステップについてお話ししますね。

ご両親はあなたのことを大切に考

ご両親はあなたのことを大切に考えているからこそ、心配だし反対もするんです。娘には必ず幸せになってもらいたい、という想いがあるからこそ、不安にならない親なんていない。どれだけ理想的で非の打ち所がないカレだとしても、少なからず不安はあるものです。だからこそ、両親の不安をしっかり取り除いてあげるように心がけましょう!

STEP1:両親が結婚を反対する理由をきちんと理解する

人は反対されると、「なんで反対
美容室行ったら天使がいました♡犬も大好きです。

人は反対されると、「なんで反対するの?私たちはこんなにも愛し合っているのに!」という反発の気持ちが先に来てしまいがち。でも、先ほども言ったように、両親はあなたのことが大切だからこそ心配するんです。反対するのは明確な理由があるから

将来が不安定、収入が低い、人柄に難あり、宗教や歳の差、過去の離婚歴など、沢山あります。最近流行であるマッチングアプリなど、出会い方にも不安を示すご両親もいらっしゃいますね。世代間ギャップは仕方のないことです。

「どうして反対するのか理由を聞かせてほしい」と真摯に向き合い、ふたりの課題を洗い出してみましょう。

STEP2:課題に対する解決策を考え、両親と向き合う

STEP1で両親が反対する理由
甘いものが大好きで、お友達とよくカフェに行きます♡(※撮影のためマスクをはずしています)

STEP1で両親が反対する理由がわかったら、それぞれの対処法を見つけていきます。

例えば「仕事や収入面」がふたりの課題ならば、貯蓄の計画や出産時期、老後についてなどの将来設計を細かく立てて、しっかり両親に説明しましょう。人柄や歳の差が不安なら、カレの好きなところや誠実さ、真面目さなどを余すことなく伝えましょう。ふたりで何度もご両親のもとへ足を運び、カレの素敵な人柄を分かってもらえるよう、たくさん時間を過ごすのが効果的だと思います。

カレとあなたのご両親は赤の他人なのです。一からひとつずつ知ってもらうようにしっかり向き合いましょう。

結婚を猛反対されていた親友の体験談

実は過去に、私の親友も両親に結婚を反対されていました。私と親友がまだ23歳の時です。親友の付き合うカレは、バツイチで小学生の娘がいる41歳。年齢も何もかもが違いすぎる二人でしたが、お互いに強く惹かれあい、2年の交際を経て結婚すると決めたんです。

もちろん親友の両親は猛反対。実をいうと、私も反対していたんです。今思えば、彼女の気持ちに寄り添ってあげればよかったと少々の後悔はありますが…。両親も私も、当時は「別にまだ若いんだから、なにもその人と結婚しなくていいじゃん」と思っていました。

でも親友は諦めることなく、きちんと誠意と覚悟を持って両親を説得し続けたんです。カレがどれだけ真面目で素敵な人か、何度も何度も両親に会わせて、カレの誠実な人柄を伝え続けました。カレも毎回両親に嫌な顔をされただろうに、たくさん努力したと聞いています。ふたりとも、結婚の意思を曲げるつもりはないと腹をくくっていました。

そして説得を繰り返し、何度も協議を重ねる中で、親友の両親は「カレの人間性も分かってきたし、誠実に向き合ってくれるふたりを見ていたら、それだけの強い愛情と覚悟、責任があることが分かった。これからの結婚生活も大丈夫だろうと信頼できる」とようやく認めてくれたそうです。

ご両親は、何度も説得し続けたふたりの”努力”を信じたのでしょう。今、この夫婦は結婚9年目を迎え、新たに生まれた息子とともに家族みんなで円満に暮らしています。

今のあなたには、カレの人生を背負ってともに生きていく覚悟がありますか?ただ「好き」「一緒にいたい」というだけなら、恋人同士のほうがいい。「絶対に認めさせてやる!」と諦めず、誠実に向き合い続けることが大切です。

STEP3:それでも許してもらえない場合は

カレとふたりだけでは説得しきれ
お友達の誕生会をしました!(※撮影のためマスクをはずしています)

カレとふたりだけでは説得しきれない場合は、祖母や祖父、従兄弟や兄弟など、味方になってくれそうな家族を探し、援護射撃をしてもらうのも効果的ですね。きっとどこかには理解者がいるはずだから。

でも、それでも許してもらえない、どうやっても自体が進展しなさそうだとなったら、反対を押し切って結婚してしまうのも選択のひとつだと私は思います。もちろん、結婚を押し切ったことで親子の関係が悪くなったり、縁が切れてしまったりするかもしれないということは理解しておいてくださいね。

しかし、いざ押し切って結婚してみたら両親も仕方なく認めてくれて、今では家族全員円満に過ごせている、という例も少なからずあります。反対を押し切ることは、必ずしも悪い方向へ向かうとは限らないということです。

まとめ:結婚できるかどうかは、ふたりの「覚悟」次第

私自身、今こうして意見をたくさ
美容外科スタッフのともちゃん。2週間に一回、お肌のメンテナンスに行きます♪(※撮影のためマスクをはずしています)

私自身、今こうして意見をたくさん書かせていただきましたが、両親に反対されたからといって考えを改めるという選択は、自分にはなかったようです(笑)

でも、ただ「反対されたから」という理由で闇雲に“かけ落ち思考”に陥るのも危険!「私は本当にこの人と結婚したいのか?全てを捨ててまで添い遂げる覚悟があるのか?」と、まずは自分自身を見つめ直してみましょう。

それでもやっぱり結婚したい!というのであれば、強い意志と責任を持ち、カレと力を合わせて幸せへと歩んでいってくださいね。きっとその誠意はご両親にも伝わるはずです。応援しています!

筆者紹介

水田あゆみ 1988年10月2

水田あゆみ
1988年10月22日、大阪生まれ。北新地で10年間ホステスとして勤める。2019年秋、「バチェラー・ジャパン シーズン3」に参加。ファイナルローズをもらう。
2020年3月には、初著書『選ばれる理由(宝島社刊)』を出版。現在は、SNSや自身のファンサイト『水田あゆみ Official Site』で活動中。

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構成/CLASSY.ONLINE編集室

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