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松井玲奈さん「お芝居も執筆業も、マイナスからのスタートをバネにして頑張っていきたい」

白く透き通るような肌と華奢な手脚--それ以上に印象に残ったのが、その美しい言葉遣い。気取らずかつ丁寧な話し方と客観的な視点は、著作と通じるものがあるように思いました。

山本美月さん「アニメや絵が好きなオタクな自分を出せてから、とても楽になりました」

仕事も自分も、余白を持つようにしています

小説を書くことになったのは、マ
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小説を書くことになったのは、マネージャーさんからの提案がきっかけでした。元々、ブログやSNSで言葉を発信することが好きで、それまでも書評や短いエッセイは書いていたけれど、小説となると自分の中に書きたいものがあるのか、それをきちんと形に出来るのか、自信が持てずになかなか決断できずにいました。でも子どもの頃って先生や親に「絵が上手だね」とか「足が速いね」と褒められることで、自分が得意なものや好きなものに気付くことがあったなと思い出して。自分の可能性を自分で狭めずに挑戦してみようって踏み出せたんです。
お芝居の現場でも役を通じて今までとは別の感情に触れたり、今回のように女性誌に出演させていただくことで普段とは違うスタイリングを着用できて「こんな自分もいるんだ」という発見を楽しめたりする。〝私はこういう人〞と決めつけずにある程度余白を持たせて、信念だけは忘れずに流れに身を任せることが、新しい自分との出会いに繋がるのかなと。
仕事に関しても、並行して複数のお仕事に取り組むことが得意な方ではないので、役者業と執筆業のスケジュールは上手く調整してもらっています。今はお芝居、今は執筆、とモードを切り替えられる余白のある環境を作ってもらいながら、目の前のやるべきことに集中して向き合うようにしています。

執筆業もお芝居も、マイナスからスタートしました

私は役者業も執筆業もマイナスからのスタート、という意識があります。執筆作品もやはり本業ではない人間が書いたとなると色眼鏡で見られることもあって、悔しい思いをすることも事実。でも、スタートがマイナスなぶん「面白かった」と言ってもらえるとすごくうれしい。作品を通じて自分のことを知ってもらえるという、新たな出会いがあることも原動力になります。執筆業については、声をかけてくださった方が「依頼をしてよかった」と思うものを書きたい、という信念があるのでマイナスをバネにしてあきらめずに取り組んでいきたいですね。
子どもの頃から芸能の仕事やお芝居をしたいという夢があり、これからも表現することを続けていきたいと思っています。そのためには「無理かも……」と尻込みすることにも挑戦していきたい。険しい道の方が楽しいし、たとえ失敗してもステップアップできる、というのが私の考え。基本的にいただいた仕事は全部やってみたいし、白塗りになってほしいと言われたらなります。
昨年出演させていただいたシェイクスピア劇『ジュリアス・シーザー』は、女性キャストだけで演じるという、今までにない新しさが盛り込まれた演目でした。これまでのシェイクスピア劇はメインは男性、女性キャストは、2、3割というバランスがほとんどだったので、女性キャストだけと聞いたときは「大変そうだけどやってみたい」と強く惹かれました。コロナ禍でもあり実際に大変なことも多かったですが、この演目を通じて自分が持っていなかったものを手に入れられたという確信があります。心が折れそうになる瞬間もありますが、この仕事は表舞台に出るのも、評価されるのも、己の株を上げるのも下げるのも自分。振り返ってみると笑い話にできることも多いから、失敗や挫折を恐れずに自分に責任を持ちながらたくさんの経験を積んでいきたいんです。

PROFILE

松井玲奈さん
1991年生まれ。愛知県豊橋市出身。役者・作家。2008年芸能界デビュー。役者としてNHK連続テレビ小説「まんぷく」「エール」に出演など、テレビ・映画・舞台と幅広く活躍中。2019年「カモフラージュ」で小説家デビュー。現在「小説TRIPPER」(朝日新聞出版)でエッセイを連載中。2022年秋公開予定、島本理生原作の映画「よだかの片想い」では、主演を務める。

撮影/YUJI TAKEUCHI〈BALLPARK〉 ヘアメーク/白石久美子 スタイリング/船橋翔大〈DRAGONFRUIT〉  再構成/Bravoworks.Inc

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