【女優・松本若菜さん】体型変化をネガティブに捉えないことで前向きに【特別インタビュー】

話題のドラマに映画にCMに、と今年の活躍ぶりがすさまじい女優の松本若菜さん。変幻自在な女優としての姿だけでなく、役柄を離れた一人の女性としての彼女をもっと知りたい!今回は若菜さんがファッションについて考えていることをお伺いしました。

先輩から譲り受けた1本のパンツで「いいものは長く使える」と再認識

普段のファッションで大切にして

普段のファッションで大切にしているのは、長い目で見てずっと着られるものを選ぶこと。今日の私服は女優の先輩から譲り受けた、30年前のジャンポール・ゴルチエのパンツなのですが、このパンツを穿くたびに、いいものは長く着続けられることを実感します。高校生の姪っ子も「可愛い!」と褒めてくれる1着で、流行り廃りを超えたいいものは、何世代にも渡って愛されるんだな、とも感じました。服に限らず、時計やジュエリーもお手入れやお直しを繰り返して大事に使うことで、愛着も湧くし個性にもなる。そんな風にファッションと向き合っていけたら素敵ですよね。
最近のお気に入りのブランドは「FUMIE=TANAKA」。私好みのエスニックテイストのアイテムが豊富でよくチェックしています。好きなものって何年経っても変わらないから、自分の“好き”を素直に楽しめるデザインを選ぶことも意識しています。たとえ奮発になったとしても、好きなものならば余計大切にしようって思える。そのシーズン限りじゃなく、一緒に年を重ねていけるようなアイテムをワードローブに加えていきたいです。

体型変化にもポジティブに向き合ってファッションを楽しみたい

デニムにスニーカーだったり、F

デニムにスニーカーだったり、FUMIE=TANAKAの背中が開いたロングワンピだったり、ジャンル問わずにいろんなテイストの服を着ますが、毎日のスタイリングのベースになるのは、その日をどう過ごしたいか。無理せず心地よくいたい日は着こなしもラフにしたり、テンションを上げたい日はキリッとキレイめにしたり。気持ちとリンクする服装を心掛けています。
大人になるにつれて重力に逆らえず、徐々に体型が変わってきました。若いときはスキニーにも臆せず挑戦できましたが、下半身が気になり始めた今はワイドパンツが定番に。でもそれをネガティブには捉えていなくて、ヒップがあることでワイドパンツもボーイッシュすぎず穿けるのでは? と思っています。自分の体型変化をプラスにできる方法を模索すると、「このデザインが着たいから、鍛えよう」という前向きなモチベーションにも繋がるんですよね。気になる部分を隠すのではなく、活かせるオシャレを楽しみながら、いくつになっても洋服が似合う自分でいたいです。

PROFILE 松本若菜さん

1984年生まれ。鳥取県出身。2007年俳優デビュー。2017年には、映画『愚行録』で第39回ヨコハマ映画祭助演女優賞を受賞した。以来、Netflix『金魚妻』、フジテレビ『ミステリと言う勿れ』など数多くの作品に出演。最近ではフジテレビ『やんごとなき一族』の深山美保子役がSNSでも話題になり、テレビ東京『復讐の未亡人』では主演を務める。現在、日本テレビ「ファーストペンギン!」にレギュラー出演中。

【衣装】
ジャケット¥60,500(カレンソロジー/カレンソロジー 新宿)ノースリーブTシャツ¥8,800(カオス/カオス表参道)デニムパンツ¥19,800(ハイク/ボウルズ)ピアス¥31,900パールネックレス¥46,200コインネックレス¥25,300ボールチェーンネックレス¥31,900ブレスレット¥68,200(すべてマリハ)

【問い合わせ先】
カレンソロジー 新宿 03-5989-0533/カオス表参道 03-6432-9277/ボウルズ 03-3719-1239/マリハ 03-6459-2572

撮影/金谷章平 モデル/松本若菜 ヘアメーク/George スタイリング/荒木里実 取材/坂本結香 構成/永吉徳子(CLASSY. ONLINE編集室)

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表紙モデル:山本美月

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