打合せをしているとき、ふと目に留まる手元や顔まわりのジュエリー。「素敵ですね、どちらのですか?」の会話から、それぞれ唯一無二の物語があることに気が付きました。素敵な先輩の素敵なジュエリーヒストリーを参考に、〝私だけのジュエリー〟を手に入れるきっかけになれば嬉しいです。
エディター・ライター 西道倫子さん
ジュエリーを意識させないくらい私と馴染ませたいから、ずっと着けています
20代から様々なジュエリーに触れてきたなかで、一番自分らしいと思うのはゴールドのスキンジュエリー。大人になるとガツンと効くものが様になる説もわかるのですが、私は身に着けていることを忘れるくらい馴染むものが好き。この2つのブレスレットは日常の所作を邪魔することなく、さりげなく主張するバランスがちょうどよくて、一度着けたらしばらく着けっぱなしのスタメンです。
カルティエを買ったのは、ライターとして仕事の幅が広がり始めた20代終盤。忙しく過ごす毎日のパートナーになるようなジュエリーが欲しくて購入しました。ティファニーTのブレスレットは、2人目の出産を経て、気持ちに余裕が出てきた40歳前後に買ったもの。最低限のジュエリーしか着けない日々が続いていましたが、再び自分のためのおしゃれに向き合うきっかけにもなり、以来ずっと着けたまま。経年変化も楽しみながら愛用中です。
仕事柄、職種問わず多くの人と会いますが、ジュエリーには人柄が表れると思っています。ものを選ぶ際のスタンスや大事にしていることがわかりやすく伝わるものだから「一生もの」と構えすぎず、そのときの自分が惹かれるものを選び、愛着を持って大切にしていきたいです。
西道倫子さんのジュエリーヒストリー
エディター・ライター 西道倫子さん
1972年生まれ・ライター歴25年。CLASSY.やSTORYの女性誌から、カタログ、オンラインメディアまで幅広く活躍。美意識が高く、フォトグラファーなどスタッフの信頼も厚い。
撮影/西原秀岳(TENT) 取材/坂本結香 再構成/Bravoworks.Inc
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