【ラグビーW杯開幕】若手のホープ・齋藤直人選手の心境は「あとは信じてやるだけ」

日本中がラグビー旋風に包まれた前回大会からはや4年。ラグビーワールドカップが、いよいよ9月8日に開幕! 若手の大有望株として注目を集める齋藤直人選手に、気になるチームの雰囲気や、W杯代表メンバーとして初選出された心境を特別に語ってもらいました。

齋藤直人(さいとうなおと)●1997年8月26日生まれ。神奈川県出身。東京サントリーサンゴリアス所属。ポジションはSH(スクラムハーフ)。3歳からラグビーを始めて桐蔭学園高校から早稲田大学に進学し大学選手権優勝に貢献。社会人となってからもルーキーイヤーから活躍し、2021年6月には代表初キャップを獲得。身長165cm、体重73kg。

“あとは信じてやるだけ” W杯前の心境は?

──前回までは観客席で観ていた

──前回までは観客席で観ていたワールドカップ。このたび初めて代表選手として選ばれた心境はいかがでしょうか?
そうですね。やはりいちばん大きな大会なので、そのプレーヤーの一員として選ばれたことは何より光栄に思います。今は開幕直前ですが、不思議と緊張はあまりなくて。今年に入ってから代表候補として5試合ほどを経験してきたのですが、その中でしっかり準備を重ねた自信が持てているからこそ、“あとは信じてやるだけ”というマインドになっているのかなと。

──普段も緊張はしないタイプですか? ご自身についてはどのような性格だと考えているのでしょうか。
いえいえ、いつも試合のキックオフ数分前に、緊張してロッカーでよくえづいています(笑)。今回の撮影もとても緊張しました…! 性格は人見知りだと周囲からも言われますし、自分でもそう思いますね。基本的にはひとりでいるほうがストレスを感じずにいられるタイプなんです。ラグビーはチームスポーツですので、練習や試合では無理して声を出している部分もあります(笑)。

日本代表チームは“ファミリー”と言えるくらい仲がいい

──日本代表へ実際に加わってみ

──日本代表へ実際に加わってみて、今のチームのよさはどんなところにあると感じていますか?
今の代表チームはとにかくみんな仲がよくて。練習で一緒にいる時間も長いですが、フィールドから離れてもずっと一緒にいるんです。選手それぞれがどういう人で、どんな家族がいて……というところまで、お互いを深く知ることができており、ファミリーのような感覚。そこまで関係性を深めることって一見プレーに関係ないようでいて、実は重要だと感じています。

上下の世代をつなぐ架け橋的な役割を果たしたい

──代表チームの中では、どんな

──代表チームの中では、どんな役割を果たしたいですか?
しっかりと準備をして、100%のパフォーマンスを発揮するというのがまずひとつ。そのうえで、若手とはいえ代表候補のチームに加わって実はもう3年目なので、新たに加わった選手とベテランの選手をうまくつなぐことができたらいいなと思いますね。これまでは先輩ばかりに囲まれ、気遣ってもらってばかりだったので。今はちょうど後輩からも上の世代からも話しかけやすい、バランスのよい立場にいるのかなと捉えているんです。

毎日の積み重ねを信じて…ラグビーの道を突き進む!

──最後に、今回の大会も含め、

──最後に、今回の大会も含め、齋藤選手がラグビーに取り組むうえで大切にされていることを教えてください。
現状に満足せず、“成長したい”という意欲を持ちつづけることはつねに大事にしています。一日、一週間、一年間……と、毎日の準備と努力の積み重ねの成果が試合に出てくると思うので、これまでの経験値を糧にがんばります!

ラグビーワールドカップ2023フランス大会
オリンピック、サッカーワールドカップに並び「世界3大スポーツイベント」のひとつとされているラグビーワールドカップ。今大会ではチームキャプテンを姫野和樹選手、副キャプテンを流大選手が務め、ニュージーランド・オーストラリア・フィジーなど様々な出身地や国籍の選手で構成された新生チームJAPANで世界の頂点を目指します。

大会期間:2023年9月8日(金)〜10月28日(土)※現地時間
開催国:フランス

【衣装詳細】
ニットジャケット¥242,000(イザイア/イザイア ナポリ 東京ミッドタウン☎︎03-6447-0624)Tシャツ¥6,270(1975トーキョー/1975トーキョー☎︎03-4360-5727)

撮影/永峰拓也(SIGNO) ヘアメーク/RYO スタイリング/久保コウヘイ 取材・文/山下美咲 編集/宮島彰子(CLASSY.ONLINE編集部)

Feature

Magazine

最新号 202406月号

4月26日発売/
表紙モデル:山本美月

Pickup