松下洸平さん|未掲載カット&コメント公開「舞台がもっと身近なものになる、懸け橋にいつかなれたら」

待望の主演舞台、音楽劇『夜来香(イエライシャン)ラプソディ』に出演中の松下洸平さん。CLASSY.本誌に登場していただくたびに大反響の松下さんの4月号本誌未公開カット&コメント記事・後編では、俳優というお仕事について思うこと、30代後半を迎えた今の思いを教えていただきました。

――ドラマ『最愛』での好演がま

――ドラマ『最愛』での好演がまだ記憶に新しいところに4月からはドラマ『やんごとなき一族』がスタート。ドラマや映画など映像のお仕事が続いているなか、舞台にも立ち続けている理由はなんでしょう。

「フィールドが違うので表現方法も違うし求められるところも全然違うんですけど、大きな枠のなかで俳優として認知されたらいいなと思っています。俳優としてのキャリアが舞台から始まったので、自分のなかで舞台はホームのような存在ではあります。ただ、テレビは見るけど舞台は見ないっていう人や、舞台は見るけどテレビは見ないっていう人が少しでも減るといいなと思うし、もっと舞台が身近なものになったらいいなと思うし、そういう懸け橋にいつかなれたらいいなと思っています」

 

 

――松下さんにとって、舞台なら

――松下さんにとって、舞台ならではの魅力とは?

「舞台は自分自身を試せる場所。1カ月かけて一行のセリフを読み解くって、俳優にとってはとても豊かな時間なんです。『答えは何だろう、お芝居するって何だろう』って考える勉強の時間になるので、そういう意味でも舞台は続けていきたいかな。試行錯誤ができるのも魅力ですね。昨日できなかったことが今日試せるっていうのは、テレビの世界とは大きく違うところかなと思います。『昨日はこう思った、でも今日はこういうのもあるかもしれない』って試行錯誤を繰り返して、いつの間にか大千穐楽を迎えてしまう…。大千穐楽で正解を出せたと思っても、翌日にはすべての公演が終わったにも関わらず『あのセリフってあの言い方でよかったのかな』って考えちゃいますね(苦笑)

――3月6日に誕生日を迎え35

――3月6日に誕生日を迎え35歳に。30代も後半となり「ここから先は自分にとって必要なものと不必要なものをしっかりと整理整頓したい」と語ってくれましたが、そのために今、思うことは?

「今はいろんなものに挑戦したいと思っています。まだまだ知らないことだらけですからね」

松下洸平

8736日生まれ 東京都出身 血液型A型●‘08年シンガーソングライターとしてデビュー。‘19NHK朝ドラ『スカーレット』で一躍人気に。主な出演作はドラマ『#リモラブ 〜普通の恋は邪道〜』『最愛』、映画『燃えよ剣』、舞台『カメレオンズリップ』など。歌手としても活動し、配信シングル「KISS」発売中。4月クールの木曜劇場『やんごとなき一族』が4月14日より放送開始。

cube 25th presents音楽劇『夜来香(イエライシャン)ラプソディ』

第二次世界大戦末期の魔都・上海にやってきた新進気鋭の作曲家・服部良一を松下洸平、名曲『夜来香』を作曲した黎錦光を白洲迅、歌姫・李香蘭を木下晴香が演じる。他の出演/山西惇 山内圭哉 壮一帆 ほか。演出/河原雅彦 音楽/本間昭光【東京】~327()Bunkamuraシアターコクーン【名古屋】43()日本特殊陶業市民会館ビレッジホール【大阪】47()10()サンケイホールブリーゼ【長岡】416()長岡市立劇場 大ホールhttp://www.cubeinc.co.jp/archives/theater/cube25thpresents

撮影/黒沼 諭(aosora) ヘアメーク/KUBOKIThree PEACE)スタイリング/丸本達彦(UNFORM)取材・文/駿河良美 構成/中畑有理(CLASSY.編集室)

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最新号 202406月号

4月26日発売/
表紙モデル:山本美月

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