私たちが日々見る夢。大半は忘れてしまうけれど、時に鮮明に覚えていたりすることも。夢に登場するキーワードには実はメッセージが隠されているようで…。その気になる内容や疑問を深堀りしてみました。
今回は「この夢ってどういうこと?スタッフが実際に見た夢を分析!」ということで、CLASSY.スタッフがいまだに覚えている不思議な夢からいくつかをピックアップ。夢のタイプや心理状態を2名の先生に分析してもらいました!
case❶電車が行き交うレールに取り残される
電車が行き交うレール10本くらいの中心に取り残されて、どちらへも進めない夢を小さい頃からずっと見ます。最近でもよく見て困っています。(ライター・佐藤)
いろんな可能性に関心があってどれを選ぶか、どちらに進むか、どうやって逃げるか、進路の選択や変化の時に見る夢なのでは。同じ状況になった時に出てきやすいイメージが「レール」。自分が何に困っているかを年代ごとに追って見ていったほうがいいかも。(松田英子先生)
レールは乗れば必ず目的地まで運んでくれる基盤。選択肢が多くて何も選べないような状態で困っている、もしくは今後そのような状況に陥ることを伝えています。でもレールに乗れば必ず目的地に辿り着くとも言えるので、必ず切り抜けられるはず。(マリィ・プリマヴェラ先生)
case❷結婚指輪がバラバラになる
フルエタニティの結婚指輪をしたまま温泉に入ったら、ダイヤがバラバラに取れ、自分の身長くらいもあるサイズとなって四方八方へと散っていき、とても焦る夢を見ました。(ライター・田村)
状況にもよりますが、例えば資産の振り分けを考えていたり、家などの財政状況を考えているとか?ダイヤのサイズが大きくなっているので、投資などのイメージに近いかも。損をするのが不安だったり、いろんな気持ちが混ざっていて現実の状況が表れた夢だと思います。(松田英子先生)
指輪は契約ごと、ダイヤは高価な物、焦るは精神的に追い詰められている状態を表します。状況次第ですが、身長くらいのダイヤは特に高価な物の象徴かもしれないので大きな買物をして焦っているとか、メッセージというよりも自分を再確認している夢です。(マリィ・プリマヴェラ先生)
case❸子供の頃から繰り返し見る襲われる夢
子供の頃から今でも、風邪を引くと必ず見る夢が…。見たこともない殺風景で大きな部屋の片隅で寝ていると、巨人に襲われそうになります。足音がズシンズシンとして目が覚めると高熱なんです。(WEB 編集・菅谷)
熱が出る前に同じ夢を見る人は多いです。これは、夢の筋書きと身体的な状況が結びついていますし、疲れなども関係しています。イメージはその人の経験が原型。身体的な状況にマッチして出てくるイメージが決まっているから。巨人の足音は頭痛などからでしょうか。(松田英子先生)
熱が出て鼓動が激しくなっていることが、ズシンズシンという音になっているのでは。巨人に襲われそうという状況は、苦しさの表れです。見たこともない部屋や場所、ポツンと寝ているのは、孤立感や救いの手がない状況を表します。生理的な夢と言えるでしょう。(マリィ・プリマヴェラ先生)
case❹他界した祖父が夢に出てきた
大学時代に見た夢です。バイト先のカフェに高校の時に他界した祖父が来たので、「これがおすすめだよ」と伝えたら、「また飲みに来るから、がんばれ」と言って帰っていきました。後にも先にも祖父が夢に出てきたのはこの時だけで、亡くなってから時間が経っていたので、なぜ今?と不思議でした。(編集・前田)
亡くなった人が出てくる夢は実は結構多い。でもこれがいいのは、ノスタルジーを感じる温かさがあるから。おじいちゃんを通して自分に自分で「がんばれ」と言っているような気がします。この調子でいけばいいんだと、とても落ち着いた精神状態なのでは?(松田英子先生)
祖父の言葉に注目。何らかのメッセージが込められていることが多いからです。カフェは自分の心の拠り所や交友関係を表します。また、静かに寛ぐ場所であることから、何かが起きる前の一瞬の静けさ、「がんばれ」はこれから何か重大事が起きる意味かも。(マリィ・プリマヴェラ先生)
取材/田村宜子
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