withコロナ生活を楽しむ方法を海外に学ぶ【オーストラリアのメルボルン編】

海外にも自由に行けなくなってしまった今、ほかの国ではwithコロナ生活をどんなふうに送っているのか? 日本以上に多くの制限がある国で生活している方に現地の様子をレポートしてもらいました。1回目はいまだロックダウン中のオーストラリア・メルボルンから

今も厳しいロックダウン中のメルボルン

ご存知ない方もいると思いますが

ご存知ない方もいると思いますが、実はメルボルンはいまだ絶賛ロックダウン中! 8月初旬から施行された2回目のロックダウン規制がまだまだ続いています。前回より厳しいステージ4という状況で、外出は1人で、自宅から5km以内で食料品の調達に限る、とか、外での運動は111時間、夜8時以降は外出禁止、学校もオフィスもリモートが基本。一緒に住む家族以外の友人や親戚とも面会禁止。違反すればすべて罰金の対象という、かなり厳しく細かい取り締まりが続きました。やっとつい先日、9月末にそれらの一部が緩和され、いま現在はここまで厳しくはありませんが、すべては感染者数次第、今後もまったく油断できません。

とにかくヘルシーに楽しく過ごすことを意識

3月末〜6月中旬、そして8月初

3月末〜6月中旬、そして8月初旬〜10月初めの現在、メルボルンに住む私たちは今のところ2度のロックダウンを経験。そのステイホーム中、自宅や家族間で変化したことがいくつかありました。レストランやカフェはテイクアウトのみの営業だし、食料品の買い出しと健康維持のための軽い運動以外は基本、外に出るのも禁止1日のほとんどを自宅で過ごさなければならない状況だったので、まずは自宅の家具やデコレーションを見直しました。書斎や子供部屋をリモートワークやリモートラーニングが快適にできるようDIYしたり、バルコニーにアウトドアソファやヒーターを買って、カフェのテラス席っぽく過ごせるようにしたり。かと思えば、夫がエアバイクやベンチプレスを買い揃え、バルコニーの一部をホームジムにしたり(笑)。家にずっといて特にやることもないと心も体もダラけ、お酒も毎晩飲んでいたので、これはよくないと健康にもフォーカスし、定期的に夫婦でジュースクレンズするようになりました。

withコロナ生活で癒しになっているもの

これといったイベントや刺激がな

これといったイベントや刺激がなく単調になりがちなコロナ禍の生活。そんな日々の中、私たち家族はとにかく毎日を平穏に、そして心身ともに健康に過ごすことに気をつけています。この先もコロナがきちんと収束するのかわからないし、2回目のロックダウンが始まった時「ええーっ⁉︎!またぁ〜!(涙)」と、かなり精神的に沈んだので、今後についても期待しすぎず失望しすぎないようにしています。そんな私の気分転換といえば、よく晴れた暖かい日にバルコニーで好きなワインを飲む週末のハッピーアワー♡  平日は控えているお酒や炭水化物におやつ類。週末だけは自分が好きなものを好きなだけ食べていいという夫婦の決め事みたいなものが、このロックダウン中になんとなくできあがったんです(笑)。なんだか気分がイライラする時や家族と一緒にいすぎて少し持て余すなと感じる時は、自宅前の海沿いをランニングしてリフレッシュしています。我が家は“エディソン”という犬を飼っていて、散歩がてら彼と一緒に走り、草木の匂いを感じたり、澄んだ海を見ながらしばらく波の音を聞いたり。普段の生活の中でいつもメルボルンの大自然に触れられることが、なによりも贅沢な癒しだと家族一同、感じています

メルボルンの様子を伝えてくれたのは…

山﨑ジュンさん

スタイリスト・ライターとして大学在学中からJJ、CLASSY.など数多くの女性誌で活躍。’17年より香港、’19年よりメルボルンに夫と息子とともに移住。現在もDomaniやPreciousなどのファッション誌でコラムを連載中。インスタグラムでは現地での生活の様子や自身のコーディネートなどをアップ。インスタID@hellojunstyle

構成/CLASSY.編集部

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表紙モデル:堀田茜

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