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『CLASSY.』編集長が考える「アラサー女子の動向」と「NEWノーマルファッション」って?

「“好かれる”女子はいつだって、カジュアル上手で心はリッチ。」こちらは、2020年10月号から新たにつけられた『CLASSY.』のキャッチコピー。コロナ禍でのライフスタイルの変化とともに、『CLASSY.』読者の価値観も変わりつつあります。これからのアラサー女子が目指す理想の姿って?今回は、10年間『CLASSY.』を作り続け、女性たちの意識の変化を見てきた『CLASSY.』編集長・中村亮氏にインタビュー。新キャッチコピーに込められた想いや、『CLASSY.』が提案する“NEWノーマル”ファッションについて、語ってもらいます。

今も昔も、「モテたい」という気持ちは変わらないはず

『CLASSY.』編集長が考える「アラサー女子の動向」と「NEWノーマルファッション」って?

平賀(以下、平):今回は、中村編集長が考える「アラサー女子の動向」や「NEWノーマル時代のファション」について聞いていきたいと思います。前回の復習になりますが、そもそもCLASSY.』的女性”とは、どんな人を指すのでしょう?

【インタビュー】女性誌『CLASSY.』の編集長ってどんな人?

中村(以下、中):ヒエラルキーのトップではないけれど、必ず最上位の三角形にはいて、華やかで可愛くてモテる…遊びもちゃんとわかるけど、グッドガールでもある。そんなイメージの女性ですよね。多分根底は今も昔も変わらないと思います。

平:でも昔の『CLASSY.』は今より「モテ路線」の特集が多かったですよね。合コン企画とか、結婚できる服とか。

中:そう、それが求められていたからね、当時は。一緒にやっていたライターの「なるほどね」と思った名言があって、「オシャレになりたいわけではないんですよ。モテたいんです。そのための方法論を服で教えて欲しい」と。だから、ゴリゴリのファッションを提供するというよりは、モテの指南書を作っている感覚でしたよね。

平:そういえば、前任の今泉編集長の時代は『本命彼女になるための』というコンセプトがありましたね。

中:そう。昔はアラサー女子たちも、もっとアグレッシブだったと思うんですよ、‶モテる″ということに。それを別に隠しもしなかったし。だから『CLASSY.』でもモテの方法論を大々的に伝えていたわけで。でも、‶本命彼女″とか‶選ばれる″とか言われていたのは、もう10年前の話。そこまで男性に媚びる姿勢は、今だと読者がそっぽ向いちゃうかな、と思ったんですよね。だから、モテ企画も以前より減ったんです。

平:確かに、今の女性たちは、あからさまには‶モテ″って言わなくなった印象を受けます。

中:まあ、読者の年齢層が若干上がったことも大きいのかな。昔は28〜29歳がメインだったけど、今の『CLASSY.』は32歳くらい。そうなると、20代と30代では、モテに対するノリが違うのかもしれない。あまり、無邪気になれないというか。でも、人間だから根っこにある「モテたい」という思いは絶対になくなっていないと思うんですよ。その潜在意識に届けられるように、どう上手く表現してくべきか…というのを今後の方針にしてもいいのかなって。

平:時代にはフィットさせながら、根底のモテ要素を今よりもう少し濃くするということですか?

中:モテ要素が全くなくなってしまうのも『CLASSY.』っぽくないと思うので、今後はもう少し増やしてもいいかなと。言い方とかは工夫しながらね。そんな側面もあって、2020年10月号からのキャッチコピーには「好かれる」というフレーズを入れたんです。「愛される」だとガーリーすぎて、「選ばれる」だと古臭い。でも「誰からも好かれる」だとなんか軽やかで、今の読者たちの理想の姿かなって。

「〇〇レス」が、これからの時代のNEWノーマル

平:「‶好かれる女子″はいつだって、カジュアル上手で心はリッチ」というキャッチコピーですよね。では、ファッションについてはどうでしょう?『CLASSY.』的「NEWノーマル」について教えてください。

中:「◯◯レス」な服ですね。まずは、「ボーダレス」。コロナ禍や働き方改革でオンとオフの境目がなくなったことで「着心地は快適だけど見た目もいい」「キレイめなのにリラックス」というような服が求められるようになりましたよね。ふたつめは「シーズンレス」。ワードローブをいかにミニマムにするか、が今の時代の気分なんです。だから、つるつる・シャカシャカした素材や、分厚すぎず薄すぎない生地など、季節を問わず通年で着られるものが欲しい。そして、「ジェンダーレス」。『ATON』に代表されるような、ボーイッシュなシルエットのカジュアルコーデが増えました。今までメンズとレディースの流行って交わることがなかったのに、今は垣根がなくなったというか。

『ATON』のフーディコーデ(『CLASSY.』2020年11月号より)

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平:言われてみると確かに、コロナを経ていろいろなものが流動的に交わり始めたな、という気がします。

中:そう。生活パターンや居住地、職種、性別、年代……色々なものでフィルタリングをかけられていた時代から、あらゆる境界線がなくなってきて「自分で選んでいく」という時代に突入したんですよね。だからこそ、「センス」が今とても求められている。それが、キャッチコピーの「カジュアル上手だけど、心はリッチ」に表れてくるんだけど。

心に余裕があること。それこそがオシャレの決め手

平:ここでいう「リッチ」って、どういう意味なんでしょう?

中:リッチといっても、単純に「高いものを持とう」とか、そういうことではないんです。もともと『CLASSY.』のファッションっていうのは、シンプルでベーシックなものが主流なわけだけど、これからの時代はプラスαでそこに「あ、いいな」と思える何かが乗っているのがポイント。目指すべきは、無造作なんだけど、隅々まで手入れが行き届いていて、さりげないのになぜかオシャレ…そんないい意味での「隙のなさ」がある人です。

平:たしかにそれって、「センス」がかなり問われますよね。

中:きっとそこにたどり着くためには、余裕があったり自信があったり、心が満たされていないとプラスαは生まれないはず。だから、「“心がリッチ”な人=“好かれる”人」なのかなって。それこそ、CLASSY.リーダーズみたいな、ヘルシーでハッピーなコたち。みんな自己肯定感がちゃんとあるからこそ、キラキラしているんです。『CLASSY.』のこれからの課題は、そういう姿に憧れている人たちに向けて「なりたい自分になるための方法論」を提供してあげることだと思っています。

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【インタビュー】女性誌『CLASSY.』の編集長ってどんな人?

構成/CLASSY.ONLINE編集室

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