この春オシャレな人たちの間で支持率上昇中の「ワントーンコーデ」。全身を同じ色で揃える着こなしは、華やか&こなれて見える一方で、初心者には難しい…という声も。そこで、「これさえ押さえておけば失敗せずに楽しめる!」というワントーンコーデを7色別でご紹介します。
①「全身ホワイト」のコーデ見本
色合いの違った白を重ねてハンサムに更新
「Tシャツ×デニム」のシンプルなオールホワイトコーデを、ニュアンスの効いた白のジャケットで品よくアップデート。大きめのサイズをばさっと羽織って、ベースのカジュアル感はそのままに、ほんのりモードな装いに仕上げます。アラサー世代にも大人気の「フォトT」は、存在感のあるモノトーンのプリントがアクセントに。オールホワイト特有の“のっぺり感”を防ぎます。ジャケット¥32,000(ドレスレイブ/ジオン商事)フォトTシャツ¥12,000(ジェーン スミス/UTS PR)カットオフデニム¥29,000(マザー/サザビーリーグ)バッグ¥41,000(VASIC/ヴァジックジャパン)サンダル¥15,000(ダイアナ/ダイアナ 銀座本店)ピアス¥2,000(earyear)
異素材の白アイテムならメリハリが生まれる
着るだけで今年らしいムードが漂う旬の「バンドカラーシャツ」は、上品なシアー素材をセレクト。デニムとの異素材MIXでカジュアル度を調和します。インナーには白のベーシックなタンクトップを入れて、さりげない透け感を演出。バッグも白なので、足元はナチュラルに肌見せできるものが◎。シアーバンドカラーオーバーシャツ¥7,500(KBF+/KBF+ 新宿ミロード店)中に重ねたノースリーブTシャツ¥11,000(COCUCA/ザ ストア バイシー 代官山店)カットオフデニム¥29,000(マザー/サザビーリーグ)バッグ¥12,000(RANDEBOO)サンダル¥12,000(W&M/インドル)
トーン違いのアイテムを差し色として重ねる
ドラマティックなフレアスカートを主役に、華奢なリブトップスを合わせた、甘め派の王道スタイル。肩にかけたアイボリーのカシミヤニットが、オールホワイトを柔らかく、余裕のある着こなしに仕上げてくれます。全体的に甘めな雰囲気なので、ポインテッドトゥで辛口要素をプラスして。半袖リブカットソー¥13,000(ジブール/ザ ストア バイシー 代官山店)肩に巻いたニット¥34,000(エキップモン/サザビーリーグ)タフタスカート¥23,000(OBLI)バッグ¥11,273(バナナ・リパブリック)ポインテッドトゥフラットシューズ¥29,000(プリティ・バレリーナ/F.E.N.)
②地味に見えない「モノトーンコーデ」見本
グレー&柄モノを効果的に使うとうまくいく
全身真っ黒のアイテムで揃えると、春コーデが重たい印象になってしまう…。そんな時は、グレーのアイテムを活用するのが◎。グラデーションが生まれ、全体が柔らかく仕上がります。縦ラインが強調される「ロングジレ」なら、身長が低いアラサー女子にもおすすめです。また、トップスに「柄モノ」を取り入れるだけでコーデに華やぎが生まれ、地味見えしがちなモノトーン配色が洗練されたムードに。ジレ¥27,000(COEL)ボーダーカットソー¥11,000(ルミノア/ゲストリスト)スキニーデニム¥20,000(EDWIN/EDWIN カスタマーサービス)バッグ¥45,000(Manimaris)サンダル¥18,000(タラントン by ダイアナ/ダイアナ 銀座本店)ピアス¥2,000(earyear)チェーンブレス¥36,000(buff)
シーズンレスで着られる定番の甘辛MIXコーデ
フェミニンなワンピースをハードなライダースで引き締めた、鉄板コーデ。流行りに左右されない小ぶりなドット柄のワンピースが、軽やかさを後押しします。足元はスニーカーでハズして、モードな雰囲気に抜け感を。ライダースジャケット¥88,000(アッパーハイツ/ゲストリスト)ドットロングワンピース¥22,000(ヌキテパ/パサンド バイ ヌキテパ)バッグ¥12,000(Soglia)スニーカー¥12,000(コンバース/コンバースインフォメーションセンタ-)
セットアップなら気負わず簡単にオシャレ見えが叶う
気軽に全身黒コーデを楽しめるセットアップは、デニム素材で大人カジュアルに。ウォッシュの効いたブラックデニムなので、どこか優しげで春らしさも十分。ジャケットがミニマルなシルエットなぶん、ボーダー柄のロンTを肩がけすると、バランスよくこなれて見えます。デニムジャケット¥18,000デニムノースリーブワンピース¥18,000(ともにuncrave/オンワード樫山)肩に巻いたボーダーカットソー¥12,000(ルミノア/ゲストリスト)バッグ¥12,200(ノマディス/ノーベルバ)フラットシューズ¥6,500(ロデスコ/ロデスコ アーバンリサーチ ルクア大阪店)
③「全身ベージュ」のコーデ見本
絶妙な濃淡でコーディネートに奥行きを
春らしい明るめのベージュコーデは、平坦な印象にならないよう、さりげなくカラーの濃淡を出すのがカギ。白が効いたストライプ柄のワンピースを軸に、トーン違いの小物を活用してコーデ全体を盛り上げて。厚みのあるトップスを肩がけすれば、華奢見えで女性らしいシルエットも叶います。バックオープンワンピース¥15,400(EMMEL REFINES/ユナイテッドアローズ カスタマーサービスデスク)肩に巻いたニット¥13,200(LAATO/アーバンリサーチ プレスルーム)バッグ¥40,700(VASIC/ヴァジックジャパン)スニーカー¥7,150(コンバース/コンバースインフォメーションセンタ-)ピアス¥2,750ネックレス¥2,200(ともにMignonjour/Room403 表参道本店)
④「全身ピンク」のコーデ見本
トーン違いのピンクを思い切って重ねる
マーメイドシルエットのフェミニンなワンピースは、気分のアガるビビッドピンクをセレクト。ほんのり辛口なハリ感素材がピンクの甘さを軽減するので、大人でも難なくハマります。今っぽく着るなら、くすみピンクの小物でなじませるのがコツ。カジュアルなフラットスニーカーでも、スウェットを肩がけすればバランスよくまとまります。オープンカラーロングワンピース¥16,940(#Newans/オンワード樫山)肩に掛けたスウェットトップス¥37,400(ATON/ATON AOYAMA)フルムーンバスケット(本体)¥13,200レザーロープハンドル¥8,800(ともにManimaris)スニーカー¥9,900(コンバース/コンバースインフォメーションセンタ-)ピアス¥46,200(anapnoe/アナプノエ 渋谷ヒカリエ ShinQs店)
春らしく明るいピンクを重ね合う
パンツスタイルなら、コットンの柔らかいシャツと合わせてキレイめカジュアルに。シャツのストライプ柄と、肩がけのスウェットで、ワントーンのメリハリ不足を回避します。足元は、クリーンな白スニーカーでハズすのがちょうどいい。ストライプシャツ¥27,500(フランク&アイリーン/サザビーリーグ)肩に巻いたスウェットトップス¥7,700(ラッセルアスレチック×アーバンリサーチ/アーバンリサーチ ルミネ新宿店)リネンパンツ¥42,900(ATON/ATON AOYAMA)ミニバッグ¥13,200(HASHIBAMI/コレクト)スニーカー¥13,200(プラス ダイアナ/ダイアナ 原宿店)
⑤「全身ブルー」のコーデ見本
ブルーデニムを主役に考えれば難しくない
定番のブルーデニムも、今年はワントーンコーデに仕上げるのがおすすめです。全体にブルーが多く登場するときは、ボーダー柄で白の割合を多めにすると◎。どこか単調なワントーンの中にクリーンな白が入ることで、濃いめのブルー同士でもケンカせず新鮮に着られます。小物は女性らしいアイテムを選んで、カジュアルさをうまく中和して。ボーダーカットソー¥9,790(N.O.R.C by the line/N.O.R.C)肩に巻いたニット¥28,600(ATON/ATON AOYAMA)ハイライズストレートデニム¥5,990(Gap新宿フラッグス店)バッグ¥44,000(Epoi/Epoi本店)ポインテッドトゥフラットシューズ¥29,700(プリティ・バレリーナ/F.E.N.)イヤリング¥8,690(ステラハリウッド)
青のグラデーションをクリーンな白で締める
上半身から足元に向かって、青のグラデーションを作ります。下にいくほど淡くまとめるのがコツ。トップスとバッグの白が相まって、配色を爽やかに中和します。肩がけのシャツはゆったりめのメンズサイズで、余裕のある着こなしに。ボーダーカットソー¥11,880(セント ジェームス/セント ジェームス 代官山店)サテンキャミソールワンピース¥17,600(uncrave/オンワード樫山)肩に巻いたシャツ※メンズ¥3,990(Gap新宿フラッグス店)バッグ¥36,300(VASIC/ヴァジックジャパン)スニーカー¥8,800(コンバース/コンバースインフォメーションセンタ-)
⑥「全身グリーン」のコーデ見本
柔らかい素材同士を掛け合わせてふんわりと
ミントグリーンが映えるワントーンコーデは、「素材感」がキーワード。カシミヤ混の柔らかいニットとシフォン素材のプリーツスカートを合わせて、あえてコーディネートをふんわり仕上げます。アクセントにコントラストの効いた白を持ってくれば、ぼんやり見える心配もなし。旬のレイヤードテクとスニーカーで、グリーンの絶妙なグラデーションをバランスよく引き締めて。シルクニット¥17,050(OBLI)中にレイヤードしたクルーネックTシャツ¥8,800(ヤングアンドオルセン ザ ドライグッズストア/グーニーPR)ギンガムチェックプリーツロングスカート¥1,990(GU)バッグ¥64,900(Epoi/Epoi本店)スニーカー¥7,700(コンバース/コンバースインフォメーションセンタ-)ピアス¥2,200(earyear)サングラス¥57,200(EYEVAN 7285/EYEVAN 7285 TOKYO)
優しげな「アップルグリーン」が新鮮
ライトなグリーンでワントーンを作るなら、ほんのりくすんだ「アップルグリーン」がおすすめ。フレッシュなムードも落ち着いたニュアンスで、大人らしく着こなせます。ボーダートップスの上から新緑カラーのニットを肩がけすれば、目線操作で縦のラインが引き立つシルエットに。ボーダーカットソー¥4,400(SOMETHING/EDWIN カスタマーサービス)肩に巻いたニット¥42,900(デミリー/サザビーリーグ)サイドスリットパンツ※一部店舗のみ¥1,990(GU)バッグ¥44,000(VASIC/ヴァジックジャパン)サンダル¥7,590(RANDA)
鮮やかな「エメラルド」を白で調和
難易度の高い「エメラルドグリーン」のワンピースは、白との合わせ技でグッと着やすく。カジュアルなパーカをラフに羽織れば、抜け感のあるコーディネートが完成します。トーン違いのトップスをパーカの上からさらに重ねて、上級者の装いに。小物も白で統一します。ノースリーブロングワンピース¥30,800(マーラー カランコエ/パサンド バイ ヌキテパ)フーディzipパーカー¥13,200(ビーミング by ビームス/ビーミング ライフストア by ビームス アーバンドック ららぽーと豊洲店)肩に巻いたカットソー¥11,880(セント ジェームス/セント ジェームス 代官山店)バッグ¥9,990(バナナ・リパブリック)スニーカー¥7,150(コンバース/コンバースインフォメーションセンタ-)
⑦「全身イエロー」のコーデ見本
上下のカラーを合わせて“セットアップ風”に
イエローのワントーンコーデは、ジャケットとパンツのカラーを揃えてセットアップ風に着るのがオシャレ。彩度を抑えたくすみトーンなら、肌なじみもよく大人っぽく着こなせます。春らしい明るさをプラスするなら、イエローベースのベージュが正解。パキッとした白が多く入ると浮いてしまうので、優しげなベージュの小物で全体をうまく調和させます。ジャケット¥31,900(アーセンス/アーセンス ルミネ新宿 1 )ミニロゴ入りノースリーブTシャツ¥6,600(アッパーハイツ/ゲストリスト)サスペンダー付きパンツ¥12,100(EMMEL REFINES/ユナイテッドアローズ カスタマーサービスデスク)バッグ¥64,900(ヴァネッサブリューノ/ギャレット)サンダル¥15,400(ダイアナ/ダイアナ 銀座本店)帽子¥7,700(OVERRIDE/OVERRIDE 神宮前店)ピアス¥2,750(Mignonjour/Room403 表参道本店)
「くすみイエロー」を柄スカート合わせで華やかに
くすみトーンのワンツーコーデも、柄が入ると洗練されたムードに。足元のベージュと合わせて全体を柔らかくなじませます。春らしいリブニットは袖口のフレアデザインがポイント。動きのあるディティールで、女性らしく見えます。BACKレースアップリブニット¥7,920(EMMEL REFINES/ユナイテッドアローズ カスタマーサービスデスク)フラワープリントロングスカート¥30,800(OBLI)バッグ¥40,700(Epoi/Epoi本店)フラットシューズ¥14,300(ダイアナ/ダイアナ 銀座本店)サングラス¥37,400(MOSCOT/MOSCOT Tokyo)
「バターイエロー」なら春らしさがグンと増す
注目のオレンジがかった色味、「バターイエロー」を使ったワントーンコーデ。目を引く華やかなカラーなので、カーディガンとパンツで色を揃えます。白のロゴTシャツは、アシンメトリーに斜めのラインでトップスをインするとオシャレ。キャスケットでフレンチシックな要素もプラスして。ロゴ入りTシャツ¥6,600(リサセイガウ/フリークス ストア渋谷)肩掛けしたニット¥7,990パンツ¥10,900(ともにバナナ・リパブリック)バッグ¥8,250(CHARLES & KEITH/CHARLES & KEITH JAPAN)サンダル¥14,850(ダイアナ/ダイアナ 銀座本店)帽子¥7,150(OVERRIDE/OVERRIDE 神宮前店)
教えてくれたのは…スタイリスト・田臥曜子さん
文化服装学院 スタイリスト科卒。ベーシックなアイテムを品よくオシャレに見せるコーディネートや、絶妙な色彩での配色コーディネートに定評があり、CLASSY.ONLINEではファッション企画を多数担当。プチプラアイテムを高見えさせる企画は、年間を通して大好評。
撮影/谷口巧(PygmyCompany)〈人物〉、草間智博(TENT)〈静物〉 モデル/桐 嵯梨(CLASSY.LEADERS) ヘアメーク/小松胡桃(ROI) スタイリング/田臥曜子 取材/所 優里 編集/平賀鈴菜(CLASSY.ONLINE編集室)
Magazine
View more
View more
View more
View more
View more
View more
View more
View more
View more