目線はどこに向けるのが正解?会議・プレゼンで役立つ「アイコンタクト」のコツ

会議やプレゼンテーションを行うとなると緊張しますよね。いざ人前で話すとなると視線はどこを見ればいいのかなど悩みませんか? 不安で自信がないときは視線も泳ぎキョロキョロしてしまいがち。だからといって、顔を左右に忙しく動かしながら話すと落ち着かない印象を与えてしまいます。そこで今回は、マナー講師としても活動している筆者が、会議での視線の向け方についてご紹介します。

■アイコンタクトの4大ルール

アイコンタクトの5大ルール
出典: nd3000/Shutterstock

スピーチやプレゼンテーションの最中には、常にだれかとアイコンタクトをすることが成功の秘訣となります。これは、普段からアイコンタクトを意識しないといざというときに上手く活用できないので、下記のことを練習してみましょう。

1:グループ全体に話しかけない
聴衆をただ眺めるだけでは、説得力に欠けてしまいます。真剣に相手を説得するときには、これから紹介する方法にそって相手の目を見ることが大切です。

2:まず最後の列の人に話しかける
自分から一番遠くにいる人を見て話すことで、声の大きさが定まります。マイクを使う場合でもしっかりと口をあけてハキハキ話しましょう。

3:うなずく人(うなずきさん)を探し、その人を見て話す
ひとつの文章を話している間は、視線はひとりに送ることで落ち着いて話をすることができ好印象を与えます。相手を見るときは、凝視するのではなく、その人に話しかけるように相手の目を見て口角を上げで話しましょう。

4:次の“うなずきさん”を見て話す
次に反対側の列にいるうなずく人を探しその人を見て話します。もし“うなずきさん”がいない場合は、ターゲットを決めてその人に話します。視線がジグザグになるように繰り返して話すことで全部の場所に目を配ることができ、一体感が生まれます。

■あがらないようにするには

あがらないようにするには
出典: garetsworkshop/Shutterstock

誰しも人前で話すときには、緊張してあがってしまうものです。会議やプレゼンテーションは、段取り八分実行二分と言われています。準備不足が原因で余計に不安になることもあります。少なくとも、2回はリハーサルを行い反復練習することが肝です。質問をされても慌てないように、事前に質問内容を想定して対策しておくことも大事です。本番中にあがりそうになったら、反応の良い人を見ながら話すのがコツです。

 

いかがでしたか? 目は口ほどに物を言います。その人の人柄や感情がそのままでしまうのが目。アイコンタクトの5大ルールを使いこなせば、大勢の人の前でも自信をもってスピーチやプレゼンをすることができます!

 

文/桜 美月
マナー講師、イメージアッププロデューサー。個人、企業向けに立ち居振る舞いやビジネスマナー研修講師として活躍中。

画像/Shutterstock(Monkey Business Images、nd3000、garetsworkshop)

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