【道枝駿佑×シュー・グァンハン】12歳差、国を超えた2人の仲良しトーク

【道枝駿佑×シュー・グァンハン】12歳差、国を超えた2人の仲良しトーク

5月3日より全国ロードショーの映画『青春18×2 君へと続く道』。日台合作作品として注目を集める本作は、日本と台湾、18年前と現在を舞台にした切なくも美しいラブストーリー。公開に先がけ、CLASSY.ONLINEでは清原果耶さんとダブル主演を務めたシュー・グァンハンさん、物語のキーパーソンを演じた道枝駿佑さん(なにわ男子)にお話しを伺いました。撮影中の裏話から青春時代の思い出まで、たっぷりお届けします。

「実は共演前から道枝さんのことを知っていました」

—— 今回、日本×台湾の国際プ

—— 今回、日本×台湾の国際プロジェクトに参加してみていかがでしたか?

シュー・グァンハンさん(以下:グァンハンさん)「このような国際プロジェクトに初めて参加させていただいて、大変光栄でした。自分にとっては大きなチャレンジで、日本語を用いて演技するというのが初めてだったので、非常におもしろい経験だったなと思います。この作品は、実話を原作としてできた物語。青春だけではなく少し人生への悔しさを感じるような要素も入っていて、大人のみなさんが見たときに共感できるところがあったり、どこか癒されるようなストーリーになっているはずです」

道枝駿佑さん(以下:道枝さん)「すごく光栄でしたし、いろいろなご縁で巡り会えた作品だったので、参加できて嬉しかったです。あと個人的にはワンポイントで作品に関わるということが今までになかったので、新しい経験になりました。僕が演じた幸次は物語において結構印象的な人物だと思うので、みなさんの目にどう映るかというところがすごく楽しみですね」

—— 初共演となるおふたり。共演前、共演後の印象をそれぞれ教えてください。

グァンハンさん「共演前から、道枝さんのことはもちろん存じておりました」

道枝さん「え!本当ですか?(嬉しそうに)」

グァンハンさん「日本の若手のアーティストの方ですからね。初めてお会いしたときはびっくりしました。若い!って(笑)。もう一瞬にしてフレッシュな雰囲気に包まれてしまって、僕は彼よりも12歳も上なんだということを実感させられました」

道枝さん「(グァンハンさんに向
(C)2024「青春18×2」Film Partners

道枝さん「(グァンハンさんに向かって)謝謝。僕は人見知りなので、グァンハンさんがどういう方なんだろうと探り探りだったんですけど、スタッフさんから聞いていたとおり本当に優しくて。現場でもたくさんお気遣いいただいて、包容力のある方だなと思いました」

—— ジャパンプレミアで道枝さんが「グァンハンさんは僕のお助けがいらないくらい日本語がお上手だった」とお話しされていましたが、逆に道枝さんがグァンハンさんから教えてもらった言葉はありますか?

グァンハンさん「“吃飽了嗎”でしょうか」

道枝さん「“吃飽了嗎”!ご飯食べた!」

グァンハンさん「そうです。現場では電車での撮影がほとんどだったので、待ち時間によく『吃飽了嗎?』と話しかけたりしました。直訳では『ご飯食べましたか?』という意味なんですが、『お元気ですか?』という意味も含む挨拶言葉のようなものです」

「僕らふたりの出会いがドキュメンタリーのように描かれている」

—— おふたりが雪合戦をするシ
(C)2024「青春18×2」Film Partners

—— おふたりが雪合戦をするシーンが印象的でした。ここでの裏話はありますか?

グァンハンさん「(日本語で)めっちゃ寒い!(笑)」

道枝さん「めっちゃ寒かったですね」

グァンハンさん「撮影中はお互いとにかく雪を投げ合っていましたが、撮影が止まった瞬間に雪のないところに逃げましたね。やっぱり長時間雪の上に足を置いていると、だんだん氷水が靴の中に染み込んでくるんですよ。あれは時間勝負でしたね」

道枝さん「久しぶりにガチで雪合戦をしたなと思いましたね。僕は寒いのを忘れるくらい夢中になってやっていました。足は冷えましたけど、本当に楽しいシーンになってよかったです」

グァンハンさん「僕はあまり雪合戦をしたことがなかったので、とても楽しかったです。興奮しました!雪のおかげでコミュニケーションが取れたところもありましたね」

—— 藤井監督の現場に参加して、新鮮に思ったことや新たな気づきはありましたか?

グァンハンさん「藤井監督は本当に才能のある監督です。彼の映画を見ているとその世界に自然に入り込めるというか、すべてがナチュラルに見えるんですね。そう見えるのは、事前に監督の頭の中でこういう絵が撮りたいというイメージができていて、周到に準備されているからだと思います。現場でも監督自ら求めていることを分かりやすく伝えてくれますし、同時に役者に対して自由に演じる空間も与えてくれるので、とてもやりやすかったです。

あと感心したのは、映像の色合いにもこだわりが詰まっているところ。今回でいうと、36歳のジミーが映るところは全体的にトーンがブルーで冷たい感じに、18歳のジミーになると非常に暖かいトーンになっています。そういう細かな表現が素敵ですよね」

道枝さん「ただでさえ撮影時間が
(C)2024「青春18×2」Film Partners

道枝さん「ただでさえ撮影時間が限られている中で、実際のダイヤで走っている電車に乗って撮影するというのは新鮮でしたね。より制限された環境下で、集中しつつ楽しんで演じられました。あとは納得いくまでたくさんお芝居させていただけるので、テイクを重ねるごとに新たな発見があったり。やっていくうちに自分の気持ちも乗ってきて、楽しかったです」

—— おふたりが絡むファーストシーンはどちらでしたか?

グァンハンさん「ストーリーの展開に応じて撮影したので、ふたりが電車の中で出会うシーンが初絡みでしたね。出会いの様子を監督がフェイクドキュメンタリーのような手法で記録してくれました」

道枝さん「そのあとに僕らの乗っている電車がトンネルに入って、幸次が『おーい!トンネル!』ってツッコむシーンがあるんですけど、その『トンネル!』の言い方がすごく難しかったです。監督の中にイメージしていた音があったみたいで、ツッコみつつも、仕方ないなと諦めの気持ちも込めるという。いちばん苦戦しました」

目指すは、グァンハンさんのような色気のある男!

—— 劇中で登場した岩井俊二監

—— 劇中で登場した岩井俊二監督の『Love Letter』のように、青春時代に見た映画で思い出の作品はありますか?

グァンハンさん「道枝さんなんてまさに今青春時代なんじゃないですか?昨日見た作品でも質問の回答になる気がします(笑)」

道枝さん「そうですかね(笑)。何だろう、『君の膵臓をたべたい』ですかね。父に誘われて映画館へ観に行ったんですけど、1回の映画の中で5回泣きました。当時は泣ける映画よりもアクション映画を見ることが多かったので、この作品をきっかけに、感動モノもいいな、もっと見てみたいなと思うようになりました」

グァンハンさん「僕は数年前に『Love Letter』も見ました。あとは三浦春馬さんと新垣結衣さんが出演されていた『恋空』です。映画館で見た記憶がありますね。僕自身、台湾映画と日本映画を見て育ってきたので、この作品も好きで思い出があります」

—— 主人公・ジミーの年齢にかけて、おふたりが18歳のときの思い出、またこれからどんな36歳になっていきたいかをお聞かせください。

グァンハンさん「18歳の僕はス
(C)2024「青春18×2」Film Partners

グァンハンさん「18歳の僕はスポーツばかりやっていたので、毎日汗臭かったと思います。ただスポーツが好きすぎるあまり他のことに興味がなかったので、みっともない男だったかもしれません(笑)。36歳まではあと2年。1年、1年と着実に歳を重ねていって、より大人になっていくだろうと思っています。いざ36歳を迎えたら、こうしたインタビューで話していたことなどを振り返って、“なんだお前、こんなことを言っていたのか!”と、偉そうにツッコんでいるかも(笑)」

道枝さん「18歳……。3、4年前ですよね」

グァンハンさん「1カ月前じゃなくて(笑)?」

道枝さん「違います!そんなに近くないです(笑)。18歳は舞台『Romeo and Juliet-ロミオとジュリエット-』をやっていました。シェイクスピアの作品ですごくカロリーを使ったんですけど、それをあの歳で経験できたのは大きかったですね。36歳はまだまだ想像がつきませんが、グァンハンさんのように色気のある男性になっていたいなと思います」

グァンハンさん「何か誤解していますね?」

道枝さん「いやいや、本当です(笑)!」

グァンハンさん「ありがとうございます」

「グァンハンさんが運転するバイクの後ろに乗ってみたい」

—— 今作のキーワードのひとつ

—— 今作のキーワードのひとつに「旅」がありますが、おふたりの旅にまつわるエピソードをお聞かせください。

グァンハンさん「しばらく仕事で忙しくしていましたが、先日1カ月間お休みをいただいて、ヨーロッパのあちこちを回る旅をしました。ぶらぶら街を歩く中で、世界って広いんだなということをつくづく感じましたし、その上で自分はちっぽけな存在だなとも思いました。旅先で出会った人が、考え方や人生そのものを変えてくれることもあるので、旅に出かけることは大事だなと思います」

道枝さん「まだひとり旅したことがないので、これからしてみたいです。行くなら海外かな。まだ見たことのない世界が広がっていると思うとワクワクしますし、一気に視野が広がって、価値観も変わるような気がします。まだテレビや本で紹介されていないような素敵なスポットがたくさんあると思うので、自分の目で見て、焼き付けたいです」

—— 今度は道枝さんが台湾に行くのも?

道枝さん「行きたいです!」

グァンハンさん「OK!ドライブしましょう。道枝さんは運転できますか?」

道枝さん「実は免許を持っていなくて……」

グァンハンさん「彼を案内するなら、やっぱり日本のみなさんになじみのある台北がいいですね。あとは古い街並みが残っている金山とか。海沿いをドライブするのも楽しいと思います」

道枝さん「いいですね。あと今回、映画の中でバイクを運転されていましたよね。お上手そうだから、後ろに乗せてもらいたいです」

グァンハンさん「それは緊張します(笑)。台北の生活ではバイクが欠かせないので、3カ月滞在できるならすぐにマスターできますよ」

道枝さん「本当ですか?行ってみようかな!」

撮影こぼれ話

映画の撮影後、約1年ぶりに再会したというおふたり。スチール撮影中はお互いに緊張している雰囲気でしたが、取材に移ると和気藹々とした会話のラリーを展開。裏ではインタビューでお話しされていた内容と同様に、グァンハンさんから道枝さんへ「吃飽了嗎?(=お元気ですか?ご飯を食べましたか?)」という声がけがあったそうです。取材前、道枝さんが先日表紙を飾ったCLASSY.4月号のスペシャルエディションを見て、「もうこのときには(髪が)プリンになっていたんだな…」と振り返る場面も。毎日欠かさずに紫シャンプー、トリートメントをする生活も今では慣れたそうで、「実は今も結構色落ちしているから、染めないと!」と意気込んでいました。

PROFILE

シュー・グァンハン(許光漢)
1990年10月31日生まれ、台湾出身。2013年、ドラマ『潛入藍中籃』で俳優デビュー。’17年にドラマ『先生、本当の恋って?』に出演し、台湾のエミー賞とも称される第52回金鐘獎で連続ドラマ助演男優賞にノミネート。その後出演した『時をかける愛』(19年)で一躍有名に。近年はスタジオジブリ『君たちはどう生きるか』台湾吹替え版のメインキャストに抜擢されるなど、台湾のみならずアジア全域で活躍中。

 

道枝駿佑
2002年7月25日生まれ、大阪府出身。アイドルグループ・なにわ男子のメンバー。’17年、初出演となるドラマ『母になる』で注目を集め、以降『消えた初恋』(21年)、『金田一少年の事件簿』(22年)、『マイ・セカンド・アオハル』(23年)、『マルス-ゼロの革命-』(24年)など話題作に出演が相次ぐ。’22年に公開された初主演映画『今夜、世界からこの恋が消えても』では、日本のほか韓国でも大ヒットを記録。

作品情報

映画『青春18×2 君へと続く

映画『青春18×2 君へと続く道』
5月3日(金)よりTOHO シネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

国内興行収入 30 億円超のヒットを記録した『余命 10 年』の藤井道人監督が手がける日台合作のラブストーリー。始まりは18年前の台湾。カラオケ店でバイトする高校生・ジミー(シュー・グァンハン)は、日本から来たバックパッカー・アミ(清原果耶)と出会う。天真爛漫な彼女と過ごすうち、恋心を抱いていくジミー。しかし、アミは突然帰国することに。そこでアミはある約束を提案する。時が経ち、現在。36歳になったジミーがあの日の約束を果たそうと、彼女が生まれ育った日本を旅する。たどり着いた先で知った18年前のアミの本当の想いとはーー。台湾で話題を呼んだジミー・ライの紀行エッセイ『青春18×2 日本慢車流浪記』を映画化。配給/ハピネットファントム・スタジオ

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写真一覧

撮影/木村 敦(Ajoite) ヘアメーク/Edmund Lin From Zoomhairstyling〈シュー・グァンハンさん分ヘア〉、美少女工作室 prettycool / 高秀雯Kao Hsiu Wen〈シュー・グァンハンさん分メーク〉、三浦由美〈道枝駿佑さん分〉  スタイリング/井元文子(FUMIKO INOMOTO)〈道枝駿佑さん分〉 取材/所 優里 編集/平賀鈴菜(CLASSY.編集部)

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