【ラグビーW杯】「#日テレ女子アナラグビー部」 笹崎里菜アナウンサーの注目選手は?

9月8日(金)に開幕したラグビーワールドカップ2023。ラグビーには詳しくなくても、4年に1度の熱狂に便乗し楽しみたいという方は多いのでは。そこで、ラグビーの魅力や日本代表選手をよく知り「#日テレ女子アナラグビー部」としても活動するアナウンサー・笹崎里菜さんにインタビュー。ラグビー班を担当することに決まったきっかけや今大会での注目選手について伺いました。

全く知識も接点もないところから…ラグビーの仕事に取り組むようになった理由

ー笹崎アナウンサーがラグビーを

ー笹崎アナウンサーがラグビーを担当することになったきっかけは?
元々スポーツには興味があったのですが、スポーツ担当の先輩もいましたし、なかなか携わるチャンスがありませんでした。ある時、ラグビー班のチーフである蛯原アナウンサーに、ラグビーPR映像のナレーション撮りを依頼されたので、その際に何気なく「実はスポーツに興味があるんです…!」という話をしたんです。すると後日、2019年に日本でラグビーW杯があるから取材を担当しないかと声をかけてもらえて「やります!」とすぐに返事をしました。きっかけはどこに転がっているか分からないなと思いました(笑)。

ーラグビーについて、どのように学んでいったのでしょうか?
2017年にラグビー班に加わることが決まったときは、ラグビーに関して接点も知識も全くない状態。そこからのスタートだったので、毎週土曜日にサンウルブズの試合を観に行き、先輩にルールを聞きつつ覚えました。試合が終わったあとは選手の皆さんに挨拶をして、私の名前と顔を覚えていただけるように自分なりに努力をしたつもりです。もちろん、すぐにスポーツ担当アナウンサーのようにはいきませんが、逆に初心者目線や女性ならではの意見を伝えられるのは私だけ、とポジティブに捉えて向き合っていました。

・サンウルブズ(Sunwolves)
ジャパンラグビーの強化を目的に2015年に結成された日本のラグビーチーム。世界最高峰のインターナショナルプロラグビーリーグ「スーパーラグビー」に、2016年から2020年まで参加していた。2020年に解散。

姫野選手のトライに大感動! 今大会のキャプテンにも期待

ーラグビーを担当し始めて、印象的だったエピソードはありますか?
最初はタックルの迫力に驚きました!それから、試合後に選手たちにご挨拶して「わー、身体が大きい!」と(笑)。選手の皆さんが本当に優しい方ばかりで、プレー中と試合後のギャップにも思わず萌えてしまいました。試合で印象的だったのは2017年のオーストラリア戦かな。当時、これから大活躍すること間違いなしの選手として姫野選手が注目をされ始めていたのですが、そんな中、代表戦初キャップで彼がトライを決めたんです。「すごい!これは絶対にくるぞ」という気持ちになったのを覚えています。その期待通り、今大会でもキャプテンを務めることが発表されました。

・キャップ
選手がどれだけの回数、国の代表に選出され、国際試合に出場したかを示す数字。数字が大きいほど国際試合の経験が多い。代表選出においてこのキャップ数が選考理由の一つになるなど、選手にとって非常に大事な指標。

飛躍が期待される日本代表! 笹崎アナの推しメンは…?

ーラグビー日本代表にはイケメン選手がたくさんいると仰っていました。笹崎アナの“推し”を教えていただけますか?
一人目はやはり姫野和樹選手!外国人選手にも引けを取らないフィジカルの強さで、ボールを手にしたらどんどん前に進んでいくので、チームに勢いもつきますし会場も盛り上がります。今大会では、一層強くなった姿が見られるのではと期待しています。プレーと本人の性格に一番ギャップがある選手かもしれません(笑)。二人目は李 承信選手。なんと彼、2001年生まれなんですよ…!スタンドオフという司令塔の役割を果たすポジションにいるのですが、パスも上手ですし、キックの正確性もばっちり。まさに若き新戦力という感じです。そして三人目は松島幸太朗選手ですね。2019年のW杯後にフランスリーグに参戦し、プレーに一層磨きがかかりました。松島選手の持ち味であるステップに是非注目して欲しいです。個人的に、同い年ということも推せるポイント(笑)。

ー海外の注目選手を挙げるなら?
やはり、まずはニュージランド代表のボーデン・バレット選手です。彼は日本にもファンがたくさんいる世界的スーパースター! ラグビー初心者の方が観ても「この人すごいな…」と感じる強さです。前回大会後にはサントリーサンゴリアスでプレーしていましたし、来季はトヨタヴェルブリッツへの所属が決定しているので、これからもどんどんファンが増えそうですね。それから、フランス代表のアントワーヌ・デュポン選手。スクラムハーフの選手なので、バックスとフォワードをつなぐためパスをよくする選手なんですけど、パスも上手なうえにトライもめちゃめちゃ決めるんです!日本にとってはなかなか手強い存在ですね。フランスは母国開催で必ず優勝すると宣言していて、今大会にかける想いがものすごく強いんです。フランス代表がどのようなプレーをするのか、という意味でも注目をしています。

ラグビーワールドカップ2023フランス大会
オリンピック、サッカーワールドカップに並び「世界3大スポーツイベント」のひとつとされているラグビーワールドカップ。今大会ではチームキャプテンを姫野和樹選手、副キャプテンを流大選手が務め、ニュージーランド・オーストラリア・フィジーなど様々な出身地や国籍の選手で構成された新生チームJAPANで世界の頂点を目指します。
大会期間:2023年9月8日(金)〜10月28日(土)※現地時間
開催国:フランス
日本テレビでは日本戦をはじめとする19試合を完全生中継!

撮影/川﨑一貴(MOUSTACHE) 取材・文/伊藤綾香 構成/宮島彰子(CLASSY.ONLINE編集室)

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