Aぇ！group・末澤誠也さん「Aぇ！は6人やない。ファンの人とみんなでAぇ！groupやと思ってるんで、みんなと一緒に！」【インタビュー全文掲載／後編】

︐22年10月号の初登場ページが大好評だった関西ジャニーズJr.内グループ、Aぇ!groupの末澤誠也くん。今回は末澤くんのお話をベースにドライブデートへ。春には初の全国ライブツアーを開催、さらなる飛躍が期待されている今の気持ちを語った、ロングインタビューも必読です。

俺たちだけでできることは限られてる ファンのみんなと一緒にもうひとつ上に行きたい

――昨年は単独アリーナ公演や年をまたいだ舞台ツアーなど、Aぇ!group飛躍の年でした。春からは待望の全国ツアーが始まります。
「〝やっと〟という感覚が僕にはあります。今まで皆さんに来てもらってたけど、やっと僕たちから皆さんの近くに会いに行ける。いつも以上に楽しんでもらえるようなことを考えたいとメンバーと話してます。今回12都市で全44公演やらせていただくので、僕たちにとっても大事なライブになると思ってます」

――楽しみにしていることは？
「ご当地の食べ物とか地方によって会場の雰囲気が違うのも楽しみですが、今のままいけばおそらく声が出せるライブになる。僕らとしても3年ぶりの声出しOKのライブになるので、そこは感動しそうやなと。この3年間、僕らからは気持ちを伝えられましたが、コール＆レスポンスができてないので、皆さんからのアンサーを受け取れるのが一番の楽しみです。Aぇ!はライブの一体感を大切にしているので、今までとはまた違う感動があると思いますね」

――大躍進した昨年に続く、’23年の展望や抱負を教えてください。
「何も変わらんかなって気がしてます。僕らAぇ!groupとしては、結成当時からただがむしゃらに全力でやってきたっていうだけなので、そこは変わらないかな。とりあえず全力で走ってやり続ければ、結果はその後についてくると思うので」

――個人としての’23年の目標や、もっと自分を磨きたいことはありますか？
「お芝居は続けていきたいし、映画にもチャレンジできればと思ってます。あとは歌の強化。バンドをやるときのボーカルとして現状維持じゃあかんなと思ってます。メンバーとはいずれフェスにも出たいと話していて、ファンでもない、ジャニーズに興味のない人たちに響くようにならないとダメだと思うので。ボイトレもそうですが、曲によって発声も声の色合いも使い分けができるように喉も強化したい。ミュージカルでもバンドサウンドでも、どの曲でも歌えるよねってなるように、表現力も含め歌の強化はし続けたいです」

――お仕事をするうえで、一番大事にしていることは何ですか？
「なんやろ…。楽しむこと。たぶん俺、楽しくなくなったらできない。まず自分が楽しむことかな」

――アイドルとして大事にしていることは何でしょうか？
「一番はファンの人たちに笑顔になってもらうこと。そのために何をするか。たとえば僕にめっちゃ悲しいことや辛いことがあったとしても、それを見せる必要はないと思います。今までも出さずにきてますし」

――20代のうちにやっておきたいことを公私両面で教えてください。
「プライベートではないですね。仕事では…デビューですかね。口に出して言ってなかっただけで、入所以来ずっと思ってたのが、Aぇ!になってより強い思いになったというだけで。僕的には言わなくていいと思ってたけど『言わなあかんタイミングがあるな。ファンの人に届かんな』と思って。ファンの人に『俺らのこともっと応援してください』とか言ったことないんですけど、ぴあアリーナでの単独公演で『今が推し時』って言わせてもらったのは、俺たちだけでできることって限られてるなと思ったから。ファンの人たちの力ってめちゃめちゃ大きいので、火をつけたいって思いもあったし、それは本心やし。ただ言うタイミングと場所は大事だと思っていて、大事なことはできるだけ自分の言葉で伝えたいから、ライブの挨拶で言うようにしてます」

――今がそのタイミングなんですね。
「と、思います、僕は。肌感としていい風が吹いているのはいろんなお仕事をさせてもらって感じてますし、ここでファンの人たちと一緒にもうひとつ上のステップに行きたい。いつも言ってるんですが、Aぇ!は6人やない。ファンの人とみんなでAぇ!groupやと思ってるんで、みんなと一緒に！という気持ちです」

取材・文／駿河良美　再構成／Bravoworks.Inc