時代的にも他人との関係性が希薄になり、自分の異常さに気づいていないやばいメンズが溢れていたりする世の中。そんな、思いがけず出会ってしまった、やばめなメンズ(=地雷男)たちにはどう対応すべきかを、“男性学”のプロ・田中俊之先生が解説します。
こんなメンズに会いました
一生連絡してくる強者
とある飲み会で知り合った男性。その場で連絡先を交換したものの、特にピンとこず特にこちらから連絡はせずにいたら、定期的に「今日は◯◯って舞台を観てきました。生で◯◯さんを観て、感動です。〇〇さんは舞台など行かれますか?」、「自粛ばかりで毎日きついですね。ちょっと散歩に出るだけで普通でいることの有り難みを感じます。〇〇さんは心身疲労されてないですか?」などと、一方的なLINEが毎月来るように。結局、一度も返信はしていないのに2年間も連絡がき続けたんです。…メンタル強過ぎませんか?
どう対応すべきだったのか?田中先生のおこたえ
既読スルーせずに、意志をきちんと伝える
今の日本の男女の恋愛だと男性側が誘うパターンができてしまっているから仕方のない部分もありますが、そもそも既読スルーはやめたほうがいいのではと思います。返信しないことで拒否のメッセージが伝わっていると思ってしまいがちですが、既読とついていて返信できないのは「忙しいだけなのか」などと、相手に解釈の余地を残してしまっている。この男性の場合、2年かかってやっと拒否されているとわかったのだから、「趣味が合わない」「出かける気はない」とはっきりと言っておいた方がいいと思います。言いにくいのですが、こじれる方が危険が高いので、きっぱりと「拒否の感情」を伝えるのは大事ですね。LINEブロックも相手が被害妄想を膨らませる可能性があるので、特に恋愛の場面で相手が期待してしまうようなシーンで解釈の余地を与えないほうがいいかもしれません。
解説していただいたのは、田中俊之先生
大妻女子大学人間関係学部准教授
田中俊之(たなか としゆき)
1975年生まれ。専門は男性学・キャリア教育論。2008年、博士号(社会学)を取得。武蔵大学・学習院大学・東京女子大学等非常勤講師、武蔵大学社会学部助教などを経て、2017年より現職に。男性学の第一人者として、各メディアでも活躍。
イラスト/Nobby 取材/田村宜子 構成/菅谷文人(CLASSY.ONLINE編集室)
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