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ファイナンシャルプランナーが教える「大人女子に必要な保険」のこと

もしもの時に頼りになるのが「保険」。「保険の見直し」という言葉もよく聞くけれど、商品やサービスが多すぎて違いがわかりにくいこともあり、「私はしっかり保険を理解できている!」と言い切れる人は少ないのでは?心配なことが多い時代だからこそ、この機会に今の自分に必要な保険をしっかり見極めましょう!

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  • もしもの時に頼りになるのが「保

    Q.「掛け捨て保険」は損ですか?

    A.保険はそもそも「掛け捨て」が基本です
    そもそも、保険は「仲間うちでお金を出し合って、仲間の誰かが困ったら集めたお金をその人のために使う」という助け合いの仕組みから始まっているので、貯蓄とは性質が違います。合理的に考えるなら、保険と貯蓄は切り離して考えましょう。掛け捨ての保険とNISAなどの投資信託を組合せるなど、必要な保障は備えつつ、運用は別の方法で増やしていくのがお勧め。保険にも掛け捨てではない貯蓄タイプの商品がありますが、短期で解約すると大幅に減ってしまうリスクもあり、これから新たに入るには金利も低くメリットが少ないのが実情です。

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    Q.保険は若いうちに入ったほうが得、これホント?

    A.終身医療保険についてはホント
    終身医療保険は若いうちに加入したほうが保険料が安く、保険料は加入時のまま一生変わらないので、月々の負担金額も少なくて済みます。一生涯の保障が確保できるので早く入ったほうが保障される期間も長くなります。この先、病気になって保険に入りにくくなる可能性もありますし、若くて元気なうちに保険に入るのはお勧めです。大切なのは、若い時に加入した保険をずっと続けること。「保険料がきついから」と、やめてしまうのは一番避けたいところです。目安としては、入院一日あたり5000円、60日までというシンプルな保障で、月額保険料は2000~3000円くらいの「これなら続けられる」というもの。CLASSY.世代なら今後、女性疾病のリスクも高まってくることを考えて、乳がん、子宮がん、妊娠・出産などに備える女性疾病特約を月額500~800円程度の特約保険料を支払って上乗せしてもいいでしょう。

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    Q.保険に入ることは節税になる?

    A.生命保険料控除が最大4万円×3枠まで適用されるので〇
    「生命保険料控除」は、年間で支払った保険料の一部が所得額から差し引かれることで、所得税や住民税が安くなる制度です。「一般生命保険料控除」「介護医療保険料控除」「個人年金保険料控除」という3つの枠があり、それぞれの枠で8万円超の保険料を支払った場合、各4万円、最大で12万円が所得から控除されます。税率10~20%の人であれば年間で2.4万円~3.6万円は節税になるでしょう。申告しないと控除は受けられないので、会社員の人は年末調整の際に、フリーランスの人は確定申告の際に申告しましょう。

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    Q.お金がなくて保険には入れません

    A.お金がない人ほど保険が必要という考え方も
    預貯金がない人こそ、いざという時に保険が役に立ちます。もし貯金が3万円、5万円しかない人が急に入院となった時、どうしますか?お金が手元にない人こそ、ピンチの時に困ることになります。月々の保険料が負担という人には、ネット型の定期医療保険という選択も。10年間という期間限定にはなりますが月額1000円以下という保険もあります。10年後には保険料の再計算があり、月額が上がりますが、妊娠や病気があったとしても更新が可能。ただ、一生涯の保障は受けられないため、金銭的に厳しい期間は定期医療保険を利用し、一生保障が欲しい場合は、どこかのタイミングで終身医療保険に切り替えるといいでしょう。

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「ほけん」の種類は目的別に整理するとわかりやすい!

世の中にはいろいろな種類の保険があってよくわからない!という人も多いのでは。保険に入る時に大切なのは「自分には何のために備える保険が必要なのか?」というポイント。保険の種類を目的別に整理して、自分に必要なものを確認しましょう。

  • 世の中にはいろいろな種類の保険

    目的1.【働けない時の保障】
    就業不能保険・所得補償保険

    病気やけがで働けない時に備えるのが就業不能保険と所得補償保険。うつ病などの精神疾患が保障の対象になっているか、免責期間が何日続くかが選ぶ際のポイントです。免責期間とは働けない状態になってから保障が始まるまでの期間のこと。最初の60日を免責期間としている保険が多いので、すぐに支払われるわけではない点も注意が必要です。保険金は自分であらかじめ決めた金額が復職まで毎月支払われます。医療保険、死亡保障に比べて優先順位は低いですが、毎月のローンの支払いがあるからそれに備えておきたいという人や、フリーランスで会社の傷病手当金制度が使えない人にとっては価値があるでしょう。医療保険は一般的に60日が上限ですが、このタイプの保険なら60日目以降に生活費を長期でずっと保障してくれる安心感があります。

  • 世の中にはいろいろな種類の保険

    目的2.【病気の保障】
    終身医療保険

    入院や手術に備える保険で、入院給付金や手術給付金が受け取れます。終身医療保険は保障が一生涯続きます。ちなみに、一般的な医療保険は病気やけがなど、広く備えるのに対し、がん保険はがんに特化して、がんと診断されたら100万円、入院日数の上限なく給付金を支払うなど、がんに対して手厚く払うという特徴があります。がんに備えるなら、一般的な医療保険とがん保険の両方に加入しましょう(別々で契約した方が見直しもしやすいため)。がん保険をプラスするなら、乳がんや子宮がんのリスクが上がる30代が目安です。

    定期医療保険
    同じく入院手術に備える保険で、入院給付金や手術給付金が受け取れます。終身医療保険に対し、保障期間を定めることで保険料を安くおさえることができます。ただし、更新時には保険料が上がります。

  • 世の中にはいろいろな種類の保険

    目的3.【老後資金】
    個人年金保険

    老後に備えて「65歳から10年間毎年30万円ずつ受け取る」など、自分で設定して積み立てることができる貯蓄タイプの保険。元本が保障される、生命保険料控除の「個人年金保険料」の枠を使えるというメリットも。ただし、今はNISA、iDeCoなど他にも老後資金を増やす投資制度があり、NISAならお金を引き出しやすいというメリットもあるので、そちらを利用する方が向いている人も多いかもしれません。

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ライフステージ別に「ほけん」の入り方をアドバイス

「何となく保険に入っている」という人や「まだ若いし元気だから」と保険に入っていない人など、CLASSY.世代それぞれのライフステージに合わせて賢く備える「保険との付き合い方」をアドバイスします。

  • 「何となく保険に入っている」と

    【結婚が決まったので転職を検討中】
    今の会社で入っている団体保険が継続できるか要確認

    団体保険に入っていて転職予定という人は、転職後もその保険が続けられるのかを会社に確認しましょう。継続ができる場合も、退職後は団体割引が適用されないことで負担額が増えることが予想されるため、別の保険に新たに入り直すことも視野に入れ、比較検討を。新たに入り直したほうが広い視点でいい商品が見つかる可能性もあります。結婚後は妊娠・出産の可能性もあるので、女性疾病の特約がついた終身医療保険へ加入するのがお勧めです。また、保険に入り直す場合は空白の期間ができないように、新しい保険に加入してから既存の保険を解約するという手順を必ず守って。

  • 「何となく保険に入っている」と

    【結婚したら保険に入るつもりで今は何も入っていない】
    病気や妊娠する前にこそ終身医療保険に入っておくと安心

    「まだ健康だから保険はいらないし、保険料がもったいない」という人がいますが、年齢を重ねるにつれ、保険料は上がっていきます。また、いずれ結婚したら保険を変えることになるからその時に入ればいいと思っている人もいますが、独身の時に終身医療保険に入っていれば、名義や住所変更をするだけで一生続けられますし、妊娠がわかってから、病気になってからでは保険に入りづらくなるので、入るなら若くて元気なうちが正解。結婚、出産後は死亡保険を今の保険に上乗せするなど、必要な保障をプラスしていきましょう。

  • 「何となく保険に入っている」と

    【保険に特約をつけすぎて投資に回せるお金が足りない!?】
    「健康ボーナス」のメリットは??シンプルな医療保険に切り替えても

    保険をかけすぎていませんか?「掛け捨てがもったいない」「保険を貯金感覚で」という人に向けて健康ボーナス付きの保険が販売されていますが、あまりお勧めできません。もし健康ボーナス付きの保険に入っていて、仮に4日間入院したとしたら、4日分の入院給付金を請求するか、健康ボーナスを優先して給付金を請求しないでおくか迷ってしまいませんか?それでは本末転倒です。健康ボーナス付き保険は健康ボーナスを支払うために、掛け捨ての保険に比べて保険料が高めに設定されています。シンプルな医療保険に切り替えれば、保険料が下がった分を投資に回すことができるはず。

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「ほけん」についてお話を伺ったのは

氏家祥美さん・ファイナンシャル

氏家祥美さん・ファイナンシャルプランナー
女性のためのお金と仕事の相談室「ハートマネー」代表。旅行会社勤務を経て、出産後、ファイナンシャルプランナーの資格を取得。キャリアカウンセラーの資格も持ち、働く女性やアラサー世代の女性のお金や保険についても詳しい。著書も『いちばんよくわかる!結婚一年生のお金』(学研プラス)など多数。

監修/氏家祥美  イラスト/あべさん 取材/加藤みれい 再構成/Bravoworks.Inc

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