【Clubhouse】「クラブハウス」を使って気づいた「落とし穴」5つ

「クラブハウス」。1月の下旬頃から、私の身の回りでもそのフレーズを耳にするようになりました。インスタのストーリーズで「クラブハウス始めました! #clubhouse」とアカウントを公開しているユーザーがちらほら。個人的には「クラブハウス」って何だ?という感じなのですが、調べてみると「Clubhouse(クラブハウス)」とは新しいSNSサービス文字ではなく、音声で交流する…(今のところは)招待制である…など、実際に使ってみないと分からないなこれは。という感じだったので、実際に編集スタッフである私が数日間使ってみて分かったことをまとめてみました。

【Clubhouse】「クラブハウス」を使って気づいた「落とし穴」5つ

Clubhouseとは?

「クラブハウスって何?」そう思ってこの記事を読んでいる方もいるかもしれません。
「クラブハウスの使い方が分からない」そう思ってこの記事を読んでいる方も多いかもしれません。
かく言う私も、使い方が分かってません。しかし、説明を求められるのでこんな回答をしています。

?クラブハウスって何?※編集者の主観です

・音声版のtwitterみたいなもの。音声版のSNS。
・音声だけで交流をするサービス。チャットの音声版にも近い。
・いろんなルームがあり、その部屋に参加している人でみんなで交流している。
・ルームでは、喋ってる人もいれば、聞いてるだけの人もいる。
・ルームは全てライブで配信されており、アーカイブ(あとから聞き返す)はされない。
・自分が視聴者の場合は、ラジオを聞いている感覚。
・自分が発言者の場合は、セミナーで登壇している感覚。
・または、自分が発言者の場合は、給湯室で雑談している感覚。

ざっくりと言えば、こんな感じです。そもそも米国発のサービスで始まったのはだいぶ前だそうですが、日本では割と独自の使われ方をしてるんじゃないかな?という印象です。「みんなで雑談している様子が、クラブハウスの登録者に向けてだだ漏れしている」という認識で今の所はいいと思っています。

落とし穴1.「Clubhouseは結構シビアな招待制」

iPhoneじゃないとダメ、お互いに電話番号知らないとダメ、招待枠は2名しかない

最初の落とし穴。さてクラブハウスを始めよう!と思ってアカウントを登録しようと思ったものの、完全招待制です。一昔前の、mixiを始めるときを彷彿とさせるあの感じです。まず、クラブハウスを始めている友人を探すところから始める必要があります。
ただし!ご注意。あのmixiよりもハードな招待制が敷かれているようでした。まず、アプリは今の所iOSしか対応していないので、iPhoneユーザーしかできません。さらに、招待をしてもらう際は、お互いに電話番号を知っていて、「電話帳」に登録されているユーザーしか招待できません(SMSを使って招待メールが届きます)。さらにさらに、1ユーザーにつき2名しか招待できません。条件を満たすと招待できるユーザーの数を増やすことができるのですが、基本は2名と思っておいた方がよさそうです。
軽い気持ちで知り合いに「招待してよ!」なんて言いにくい貴重な2枠。そもそも電話番号を知ってる関係じゃないとつながれない。LINEだけの関係が多い今となっては、意外にハードルが高い。

ちなみに私は、招待をお願いした友人に、昔の使っていた携帯の電話番号に招待を送ってもらってしまい、貴重な枠を消費してしまったため、新たなクラブハウスをやっている友人を探す旅に半日ほど出ました。

落とし穴2.「Clubhouseは全部英語」

YesやNoのボタンを押すだけでも悩み、焦り、考えます

−Can you Speak English?
Yes, of course!
そんな返事ができるほど流暢な英語がペラペラと出てくる方は少数派かと思いますが、ここで残念なお知らせです。「ClubHouse」は全てのUIが英語です。受験期から英語を苦手としていた私にとっては、地獄です。本当に全ての文章が英語で出てくるんです。アプリを起動した瞬間の通知も、アカウント名を取得する際の入力も全て英語。日本語だと「はい」「いいえ」と表示されるようなボタンも英語です。しかも「Yes」「No」ではなく、もっと難しい表現で出てきます(なんて書いてあったか忘れるぐらいに…)。どうりで帰国子女や英語ペラペラっぽい人ばかりアカウントを持ってるわけだ、と納得。

英語が苦手な私は、登録した初っ端から、間違ったボタンを押しました。いきなり誰かと「クラブハウスへようこそ?」的なルームを開いてしまい、全世界に向けてうろたえる発言をしてしまい、ほろ苦いクラブハウスデビューです。
本当に、英語が苦手な方は、時限爆弾の赤い糸と青い糸のどちらかを切るぐらい慎重に、YesとNoのボタンを押すようにしましょう。もし可能ならば、何も押さないことをおすすめします。

落とし穴3.「Clubhouseをどう使うのか分からない」

気になった部屋に入ってを繰り返すだけで今はいいのかも?

クラブハウスを始めた人の9割がこう言ってます。「どう使ったらいいか分からない」。これは、本当にそうです。でも2日間使ってみて分かったのは、好きに使えばよいのではないかと。
ちょうどこの週末、タレントさんで始めた人も多く、ゲリラ的にいろんなルームが開かれていました。フワちゃんさん、指原莉乃さん、渡辺直美さん、安田大サーカスのクロちゃんさん、高橋みなみさん、ロンブーの淳さん…色々同時多発的におのおの雑談を楽しんでいました。テレビなどの地上波では聞けないような、オフレコ感や、タレントさんが一般の人と交流している感じが新鮮で、気づくと時間がだいぶ経っていました。ほか、セミナー的な話や、業界の裏話をしてる部屋など、いわゆるビジネスっぽいルームもたくさんありますので、目的に応じて使い分けられそうな印象。

個人的には「ピカチュウしかいない部屋」というルームに深夜入りましたが、100人以上の参加者が「ピカー、ピカピー」「ピカチュウー」と話している様子は圧巻でした。楽しみ方は人それぞれです。ほか、誰も喋らない「無音部屋」というものがあり、そこの部屋にいる人たちがお互いをフォローし合い、フォロワーを増やす、といった使い方をしているものも。

落とし穴4.「Clubhouseは話を聞き逃しがち」

人の話を最初から最後まで聞きたい人はちょっと苦手かも

先にも書きましたが、アーカイブというものは存在せず、1つのルームに入ったらその音声しか聞くことはできません。同時に入りたいルームがあったら、一度そのルームを退出しなければなりません。そうなると、話をつまみ食い的に聞くようになってしまうので、全体の話の流れを理解するのが難しくなります。ただし、これも醍醐味で、すべてを理解しようとせず、その一瞬一瞬が面白い(興味深い)ためになるルームにいればよいのでは?と思っています。

落とし穴5.「Clubhouseはオフレコで、と言われた話はオフレコにする」

今のうちは「Clubhouse」での話をペラペラ外で話すのは避けた方がよい?

クラブハウスのルームの発言で、発言者が「この話はオフレコで」と言ったら、それはオフレコにしなければいけない決まりがあるようです。利用規約で決まっているそうで、英語がよく分からないとこういったルールも見落としがち。と思いました。ルームを限定公開にすることもできますが、全体公開にした場合もこれは同じなんだそう(この話もClubhouseで聞いた話ですが。これはオフレコじゃないです)。

そもそも、ルームには「モデレーター」と「スピーカー」がいるとか、自分が話したい時は挙手ボタンを押すとか、基本的な説明は丸ごと飛ばしてしまいましたが…先週登録して、まる2日ほど使いましたので、こんな使い方がある、こういう楽しみ方がありそうという気づきがあれば、また報告していきたいと思います。

構成/ガヤ美<@gayami>(CLASSY.ONLINE編集室)

Feature

Magazine

最新号 202501月号

11月28日発売/
表紙モデル:堀田茜

Pickup