雑誌の恋愛特集やネット記事、女子会の噂…などなどで目にして信じてきた、数々のモテテクたち。それらは男性に〝好意のアピール〟として受け止められているのでしょうか?アラサー男子100人にアンケートを取り調べてみました!
男子100人に聞いた!以下の女性の行動、好意のアピールだとわかりますか?
検証①モテる女と思わせるため、他の男性の話をする
「口説かれた」「他の人と付き合おうか迷っている」などの話はNG。男同士の競争心を駆り立てようと思い言ったとしても、男性には「モテ自慢」に感じられてしまうよう。
検証⑤ペットボトルが開けられないなど、ちょっとしたことで彼を頼る
回答は半数に分かれる結果に。〝わからない〟派の男性も「必死に頑張ってからのお願いは可愛いと思う」とコメント。男性はなんだかんだ頼りにされるのは好きなよう。
これらが通じないのは…男女のコミュニケーションに〝時代のズレ〟があるからなんです
理由① 女性の信じているモテテ=バブル時代のもの
アンケートに出てきたようなモテテクは、CLASSY.世代の皆さんが子供の頃に作られたものなんです。当時は職業の男女差が大きかったので、リッチでエネルギーのある男性がキレイな女性を追いかけるという、恋の駆け引きの構造が成立していました。しかし、今の30代男性は当時ほど生活に余裕がなく、仕事に一生懸命で恋愛に関心がないんです。自分を高嶺の花のように見せても、同世代の男性には刺さらないんですよね。
理由② 男が求めているのは忖度のいらない楽な関係
電話や手紙が連絡手段だった時代と違い、今はスマホで誰かと常にコミュニケーションを取り続けている状況。人を誘うことや連絡することに、気持ち的な重みがないんです。そんな今、自分の行動や発言の裏を読ませるようなモテテクありきの恋は、男性にとっては重すぎるんです。「恋人に求める条件」を聞くと、読者の皆さんと同世代の男性のほとんどは「一緒にいて楽な人」と答えるほどですから。
理由③ 男女が平等になりつつあるのに恋愛観が変わっていない
女性が一人でも幸せに生きていける今、恋愛や結婚を仕事のような感覚で「こなす」ことのように思ってしまうのは仕方がない。しかし、社会的に強い立場にいる女性を恋愛でだけ乙女扱いするというのは、男性にとっては至難の業。恋愛への取り組み方が男女で逆転しつつあるのに、関係性は昔のままなんです。
教えてくれたのは…五百田達成さん
作家・心理カウンセラー 五百田達成(いおた たつなり)さん
コミュニケーション心理、社会変化と男女関係、SNSと人付き合い、ことばと伝え方をテーマに講演や執筆を行っている。テレビ・雑誌など、メディア出演多数。著書『察しない男 説明しない女』(ディスカバー21)は35万部突破。
再構成/CLASSY.ONLINE編集室
※この記事は『CLASSY.』2018年1月号の記事を再編集したものです。
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