「夏のオフィスカジュアル、何が正解?」暑さ対策はしたいけれど、ラフすぎる服装は避けたいお仕事服。今回は20〜30代の働く女性に向けて、夏の通勤シーンに活躍するレディースコーデをご紹介します。
夏のオフィスカジュアルの基本ルール&マナーは?
オフィスカジュアルでは、季節を問わず「きちんと感」と「清潔感」を意識するのが基本マナー。夏は涼しさを重視したいところですが、ラフになりすぎないよう注意が必要です。
Tシャツは、素材やデザインに気を配るのがポイント。職場によっては、ノースリーブやショートパンツ、ミニスカートなどの涼しげなアイテムも夏に限り着用OKな場合も。ただし、肌の露出が多くならないように、羽織りを合わせるなど着こなしでバランスを取ることが大切です。
足元はパンプスやきれいめスニーカーが定番ですが、サンダルがOKなことも。どんなアイテムも、オフィスの雰囲気や周囲の装いを参考に、好印象につながる着こなしを心がけましょう。
夏のオフィスカジュアルのポイントをチェック!
涼しげな印象を与える色&素材をセレクト
色は、青や青緑といった寒色系や白・グレーなど、見た目に涼しげなものを選ぶのがおすすめ。素材は、透明感のあるシアー素材や、通気性に優れたリネンなど、軽やかな風合いのものを積極的に選んで。
紫外線&冷房対策に羽織りものが活躍
紫外線が気になる日中や冷房が効いたオフィスでは、さっと羽織れるアイテムがあると安心。カーディガンや長袖シャツなど、コンパクトにたためる軽めの羽織りをバッグに忍ばせておくと重宝します。
機能性アイテムを取り入れて快適に
汗ばむ季節のオフィスカジュアルには、機能性の高い服を上手に取り入れるのが快適さのカギ。家で洗えるジャケットや冷感インナーを選べば、清潔感をキープしながら心地よく過ごせます。
【アイテム別】夏のオフィスカジュアルコーデ
「Tシャツ」を使った夏のオフィスカジュアルコーデ
黒T×ツヤスカートで抜け感と上品さを両立
抜け感を手軽に叶えてくれるTシャツは、夏の通勤コーデの心強い味方。袖にデザイン性のある黒Tなら、カジュアルすぎずシックな印象に。ボトムスには、光沢感のあるIラインスカートを合わせて、大人の品格をぐっと引き上げて。
黒を効かせて白Tコーデに知的さを
夏定番の白Tも、選び方と着こなし次第でオフィスカジュアルにしっかり対応。なめらかな素材かつジャストサイズのTシャツなら、すっきり見えて上品な印象に。潔く上下を白でまとめるなら、ベルトやバッグで黒を効かせて知的さをプラスして。
「サマーニット」を使った夏のオフィスカジュアルコーデ
ニットポロシャツで通勤コーデをアップデート
シャツの代わりにニットポロシャツを選べば、今っぽい通勤スタイルに。幼く見えがちなポロデザインも、ベージュのロングスカートとブラウンの小物で大人っぽく引き締まります。足元はローファーで、グッドガールな装いに仕上げて。
リブ編みのポロニットでワントーンコーデに奥行きをプラス
大人っぽくきちんと見せたい日には、Tシャツよりもサマーニットが頼りに。リブ編みのポロニットなら無地でものっぺりせず、顔まわりもすっきり。センタープレスが入った白デニムを合わせれば、カジュアルすぎず落ち着いたムードが漂います。
「シャツ・ブラウス」を使った夏のオフィスカジュアルコーデ
甘めブラウスはモノトーンでまとめて大人顔に
ボリューム袖の甘めブラウスは、配色と合わせ方次第で大人っぽく着こなせるアイテム。黒のボトムスを合わせてモノトーンでまとめれば、辛口にシフトできます。小物はバックルベルトや大ぶりピアスでスパイスを効かせて。
ピンク×ネイビーで甘さ控えめに
ワンツーコーデを華やかに見せたいなら、フリルシャツに頼るのも手。糖度高めなピンクは、ネイビーパンツを合わせて甘さをほどよくセーブ。長めに垂らしたベルトが、洒落感を引き立てるポイントに。
シャツ×黒パンツはシルエットと小物で刷新
シャツ×黒パンツの定番コーデこそ、少しの工夫で見違える着こなしに。新入社員っぽく見えない秘訣は、コンパクトなシャツとワイドパンツの今っぽいシルエットバランスにあり。仕上げにキレのあるカラーバッグを添えれば、王道コーデも一気にあか抜けます。
「ワンピース」を使った夏のオフィスカジュアルコーデ
ノースリワンピはシアーカーデで品よく調整
女らしさが引き立つノースリワンピは、オフィスでは露出感が気になることも。そんなときは、透け感のある黒カーデをさらっと羽織って調整を。きれいめバッグや華奢なアクセサリーを添えれば、クリーンな印象のオフィススタイルが完成します。
背筋が伸びる白ワンピで好印象をゲット
白のワンピースは、着るだけで背筋が伸びるような清々しさが魅力。トーンをそろえたジャケットを羽織れば、商談の場でも自然と好印象を与える装いに。白×白が甘く転ばないよう、足元はハンサムなシルバーパンプスで引き締めて。
シックな配色で魅せる夏のきれいめワンピコーデ
カジュアルなキャミワンピも、黒Tと重ねればぐっと落ち着いた印象に。さらにジレを重ねれば、オフィスでも浮かないきちんと感がプラスされます。無彩色でまとめたシックな配色が、夏のレイヤードスタイルを大人っぽく引き立てます。
華やかなシーンではドレッシーな黒ワンピが活躍
会食やレセプションなど、華やかさときちんと感が求められる場には、ドレッシーな黒ワンピがぴったり。ウエストラインが強調されたフレアシルエットなら、ドラマチックなムードもほんのり漂います。冷房対策に便利な白カーデは、肩がけしてこなれ感をプラス。
「パンツ」を使った夏のオフィスカジュアルコーデ
きれい見えと快適さを両立するジョガーパンツコーデ
きれい見えするのに、ストレスフリーなはき心地が魅力の細身ジョガーパンツ。まろやかな“たまご色”なら、黒トップスにもなじんで優しげな印象に。足元にヒールを添えれば、ほどよく締まった大人のきれいめコーデが完成。
パンツ×ベストはスニーカーでハズしてこなれ感をプラス
きちんと感と洒落っ気のバランスが絶妙な、パンツ×ベストのセットアップコーデ。ツヤのある素材を選べば、クラス感のある装いに仕上がります。足元はスニーカーでハズして、こなれ感たっぷりに。
鉄板シャツコーデも、白のフレアパンツであか抜ける
定番のストライプシャツも、白パンツ合わせなら一気に夏らしい装いに。今っぽさを狙うなら、脚のラインをすっきり見せてくれるフレアパンツがおすすめです。バッグやシューズを大人カラーでまとめると、全体がぐっと洗練された印象に。
「スカート」を使った夏のオフィスカジュアルコーデ
赤を効かせて、白T×ペンシルスカートをこなれ見せ
スマートなペンシルスカートは、白Tを合わせて抜け感をプラス。肩にかけた赤ニットは、きれいめスタイルに洒落たアクセントを加えてくれます。手元には白バッグを合わせて、きちんとした印象をしっかりキープ。
気分が上がるフレアスカートは、ポロニットで上品仕上げ
暑さに気力を奪われがちな夏こそ、はくだけで気分が上がるフレアスカートに頼って。ジャカード素材の黒スカートなら、華やかさときちんと感を兼ね備えているから、オフィスでも好印象。甘さをほどよく引き算したい日は、端正なポロニットを合わせるのが正解です。
ノースリでも手抜きに見せない、着映え黒スカート
立体感のある黒スカートは、シンプルなトップス合わせでも着映えを約束。暑さ対策でノースリトップスを選んでも、“オシャレしている感”をしっかりキープできます。腕まわりがさみしくなりがちな分、手元に太めのバングルを添えてあげると◎。
「ジャケット」を使った夏のオフィスカジュアルコーデ
シアージャケットで真夏も涼やかにきちんと見え
猛暑の日でもきちんと感が求められるシーンには、シアー素材のジャケットが頼りに。透け感のあるネイビーなら、軽やかさと品のよさを両立できます。ストンと落ちる白ワンピ×キャンバストートのコンビで、爽やかに乗り切って。
ハーフパンツでジャケットコーデを涼しげに更新
夏のジャケットスタイルも、ハーフパンツを取り入れれば快適に。カチッと見えがちなグレーのセットアップでも、一気に抜け感が生まれます。さらに、白Tでラフさを足せば、エフォートレスなオフィカジコーデに。
外回りの日は、爽やか&誠実な白で好感度UP
ジャケット×パンツのセットアップも、白を選べば夏らしく軽やかに映えます。誠実なムードをまとえるから、外回りや初対面の相手と会う日にもぴったり。黒バッグでコーデを引き締めるのが、ぼんやり見せないコツ。
黒ジャケットも白多め配色で夏らしく刷新
手持ちの黒ジャケットも、白のワイドパンツを合わせれば、夏らしさと新鮮さがUP。バッグもあえて差し色を使わず白でまとめることで、凛としたムードに。足元には、軽やかさを添えるサンダルを。
20〜30代オシャレ女子のリアルなお仕事服
ロゴベルトで締める、大人のシンプル通勤コーデ
黒ジャケット×ベージュパンツのベーシックコーデは、コンパクトな白トップスでバランスよく着こなすのがポイント。ロゴバックルのベルトでウエストマークすれば、メリハリと洒落感をプラスできます。足元はヒールシューズで、女性らしさを添えて。
ノースリ×ワイドパンツも、小物使いで差がつく!
ノースリーブニット×ワイドパンツのワンツーコーデは、太めのベルトで着こなしにメリハリを。トップスをタックインして腰位置を高く見せれば、スタイルアップも狙えます。足元はスニーカーでハズして、きれいめカジュアルに。
ツイード×白でつくる、夏の上品ワントーンコーデ
ツイード素材のジレも、ノースリーブ×白パンツの組合せなら涼しげな印象に。クラス感がありつつも軽やかに着られるから、夏のきちんとシーンにもぴったりです。黒のトートバッグで全体を引き締めて、コーデに奥行きを加えて。
黒のワントーンはノースリ×ツヤ感素材で軽やかに攻略!
上下黒でもノースリトップスとツヤ感のあるパンツを選べば、夏らしい軽やかさをキープ。ジャケットはあえてダークグレーでトーンに緩急をつけると、抜け感のある仕上がりに。足元はバレエシューズで、アクティブに動き回る日にも対応できる快適さを確保。
夏のオフィスカジュアルは工夫次第で快適に
気温も湿度も高くなる夏の通勤は、何を着ようかつい悩んでしまうもの。でも、素材やシルエット、小物の合わせ方を少し工夫するだけで、快適さとオシャレのいいとこ取りが叶います。涼しげに見えて、きちんと感もキープできる――そんな理想のオフィスカジュアルで、夏のお仕事シーンも心地よく乗り切って。
※本記事は過去掲載記事を元に再編成したものです。掲載中の情報は誌面掲載時のもので、変更になっている場合や商品の販売が終了している場合がございます。また、各商品のリンク先の価格は掲載当時のものです。
文/藤本千也乃
Magazine