
友達と賑やかに楽しむ公園ピクニック、ロマンティックな夜桜デート、程よいきちんと感が求められる同僚との集まり……お花見の楽しみ方によって、選ぶべき服装も変わるもの。着こなしのポイントに加え、シーンに寄り添ったお花見コーデの最適解をお届けします。おしゃれ&快適に楽しむヒントが見つかるはず!
お花見コーデのポイントをチェック!
寒暖差に注意! 温度調節しやすい「軽アウター」で対策を
お花見シーズンは気温が安定せず、朝晩と日中の寒暖差が激しい時季です。日中はぽかぽか陽気で長袖1枚で過ごせても、夕方以降はグッと気温が下がり肌寒さを感じるため、軽アウターやストールなどで防寒対策を行って。
汚れが気にならないアイテムを選ぶと◎
公園のベンチやレジャーシートに座ったり、飲食を楽しんだりするため、洋服にうっかり泥汚れやシミがついちゃった!なんてことも。汚れが目立ちにくいダークカラーのボトムスや気軽に洗える素材を選ぶことで、ストレスなく楽しめます。
動きやすい服装やシューズがおすすめ
芝生に座ったり歩いたりとアクティブに動くことが多いため、快適に過ごせる服装を選ぶのがベスト。体を締め付けないアイテムや、動きやすいカジュアルなスタイルがおすすめです。スカートは風でめくれにくいロング丈が安心。足元はフラットシューズやスニーカーが最適です。脱ぎ履きのしやすさも考慮して選ぶとGOOD。足場が不安定になりがちなため、ハイヒールは避けて。
春らしさを取り込んで
動きやすさや防寒がカギのお花見コーデですが、せっかくのお花見だからこそ春らしさを意識するのが洒落感アップのポイント。軽やかな素材やパステルカラーを味方につけて、気分も華やぐ着こなしに仕上げて。
お花見コーデでおすすめのアイテムは?
ストールやブランケット
朝晩の冷え込みや風の強い日には、暖かいストールやブランケットが重宝。ストールはさっと羽織るだけで防寒対策ができるうえに、コーデのアクセントとしても。ブランケットはシートのうえで足を崩したときに露出を隠す役割や、ひざ掛けとしても活躍します。
UVカットアイテム
夏ほど日差しが強くない春ですが、実は紫外線量のピークは4月から。お花見は屋外で長時間過ごすことが多く、知らないうちに日焼けをしてしまうことも。日焼け止めを塗る、UVカット加工の衣類を着る、日傘を差す、キャップをかぶるなど、日焼け対策を忘れずに!
リュックや大きめのバッグ

お花見ではレジャーシートやブランケット、お弁当などの荷物が多くなりがちなので、大きめのバッグを活用して。荷物を持ったまま広い公園や河川敷を歩いたり、食べ歩きをしたりするシーンではリュックがあるとより快適に過ごせます。
スマホショルダー
写真を撮る機会が多いお花見では、スマホショルダーがあると便利。スマホをバッグから探す手間がなく、すぐ撮影できるのでベストショットも逃さない! 落としたり置き忘れたりするリスクも回避できて、手荷物が多くバタバタしがちなお花見に最適です。カラーやデザイン性の高いものを選べば、コーデのアクセントにも。
ピンクのアイテム
お花見の主役・桜とリンクするピンクを取り込むことで、着こなしがグッと華やかに。バッグやストールなど、小物で取り入れるだけでも春らしい雰囲気をプラスできます。血色感を引き出し顔色を明るく見せてくれる効果があるので、顔まわりに取り入れるのもおすすめ。
【シーン別】この春着たい! お花見コーデ18選
【デート】お花見コーデ4選
ベージュのレイヤード&フレアスカートで軽やかな印象に

地べたに座っても脚を崩しやすいフレアスカート×スウェットなら、可愛さも動きやすさも両得。トップスからボトムスまでベージュでグラデーションをつければ、寒さ対策で着こんでも軽やかに仕上がります。デニムジャケットならさっと羽織って温度調節しやすく、親しみやすさも。
ストール・スマホショルダー・キャップでお花見鉄板コーデが完成

爽やかなブルーのスカート×カーデのシンプルスタイルに、お花見必勝小物を盛りつけ。寒くなったらひと巻きできるストールは、カーデの色を拾ったチェック柄で統一感を意識すると◎。紫外線対策のキャップも、シックなカラーで子ども見えを防ぐのが正解です。ほんのり甘いハートのスマホショルダーで、お花見デートにぴったりな遊び心をプラス。
ストレスフリーでシワになりにくい! 黒のティアードワンピが活躍

座ったり歩いたりするお花見デートでは、締め付け感がなく楽ちんなティアードワンピが頼れます。重たく見えがちな黒ですが、ふんわりしたシルエットや軽やかな素材なら抜け感が生まれ華やかな印象に。白のパーカやイエローのスマホショルダーで、春らしい彩りを意識するのがカギ。
きれい色ニット&ストールは着慣れたデニムで親しみやすく

カジュアル派の彼とお花見へ行くときは、自分らしくいられるデニムが最適。鮮やかなブルーニットも、包容力があるデニムならいつもの顔で着こなせます。ラフにざっくり巻いても絵になるきれい色ストールで、おしゃれに防寒。トレンドのサボは脱ぎ履きしやすく、お花見コーデの足元にもフィット。
【友達】お花見コーデ4選
ピンクスウェットを肩掛け! 好感度高めな休日カジュアルに

学生時代の友達とのお花見では、デニムシャツ×カーキパンツの気負わない装いが心地いい。とはいえ写真映りが地味に見えないよう、ピンクスウェットをストール代わりにさっと巻くひと手間がポイント。一気に顔まわりがトーンアップし、こなれた旬のスタイリングに仕上がります。
暗くなりがちなモノトーンにグリーンの華やか小物が有効

オールインワンなら座ったときにうっかり背中が見える心配がなく、ストレスフリーに過ごせます。ボディラインを拾いにくいのも、食べたり飲んだりするお花見に嬉しいポイント。オールブラックが退屈しないよう、ボーダーや緑の小物でメリハリを効かせて。
着映えスカートは黒ブルゾン&ブーツで辛口に引き締め

男女の仲良しグループとのお花見では、1枚でサマになるきれい色スカートを投入。ロゴスウェットを合わせて、気取らない大人カジュアルに導くのがおすすめです。さらにメンズライクなブルゾンを羽織ってスカートの甘さをセーブ。サイドゴア&前後プルストラップ付きブーツなら着脱がしやすく、スニーカーより大人顔にまとまります。
スウェットパンツはきれい色ニットで脱・ラフ見え

付き合いが長い幼馴染とのお花見では、自然体に過ごせるスウェットパンツを相棒に。裏起毛や厚手の生地を選べば、急に冷え込む夕方以降の防寒対策も叶います。部屋着に見えないよう、グリーンのニット&マフラーで彩りを添えて、おしゃれ心をしっかり確保。
【職場の同僚】お花見コーデ4選
端正なトレンチコートにピンクで可愛げをひとさじ

上司の家族も参加する会社のお花見では、リラックスしつつも品のある着こなしがベスト。トレンチにピンクのスウェットを重ねることで緊張感が和らぎ、休日にちょうどいい華やぎ感をプラス。インナーのボーダーもピンク×白で春らしさたっぷりに。動きやすく汚れが目立ちにくい黒パンは、淡色をキリリと引き締める調整役としても活躍します。
リュック&ベイカーパンツは淡色ジャケットで品よく昇華

職場の先輩や後輩とのお花見DAY。Tシャツ×ベイカーパンツではちょっぴりカジュアルすぎるので、ジャケットを羽織りきれいめにキープするのがコツ。大人っぽい黒のリュックならアクティブからオフィカジまでオンオフ問わず重宝します。パールネックレスやローファーで品のよさを加えて、年代性別問わず好印象なスタイルに。
ハーフジップにストライプシャツを仕込んできれいめスポーティに

気取らずラフに楽しみたい同期とのお花見では、ハーフジップスウェットのレイヤードスタイルでこなれ感たっぷりに。通勤服でも愛用しているストライプシャツ×タックワイドパンツが一転、トレンド感溢れる休日コーデに刷新されます。キャッチーなイエローのミニバッグで、春らしい軽やかさをON。
ビッグシャツ×スカートできちんと感も楽ちんもまるっとゲット

他部署の人を交えたお花見交流会。オーバーサイズシャツをゆるっと着て、仕事時のかっちりムードから程よく解放。グレースカートなら知的な雰囲気を取り込みつつ、春らしい軽快なムードも薫ります。清潔感のある白ローファーで、好感度の高いお花見スタイルに整えて。
【夜桜見物】お花見コーデ3選
ロングコートでしっかり防寒! 暖色ストールで血色感アップも叶えて

気温がグッと下がる夜のお花見は、体が冷えないようロングコートで対策を。暖色系の春色ストールなら夜空の下でも血色感が高まり、彼とのツーショットが華やかに写ります。インナーのボーダーも暖色で揃えて、夜桜デートのワクワク感を後押し。
夜道でも映えるシルバースカートでトレンド感も確保

屋台やキッチンカーが立ち並ぶ川沿いで、夜桜を見ながら食べ歩き。動きやすくてストレスフリーなロゴスウェットに、シャイニーなシルバースカートで新鮮味をプラス。意外性のあるアイテムを組み合わせることで、おしゃれ感度高めの自分らしいスタイリングが楽しめます。スニーカーでカジュアルダウンさせる引き算が肝。
鮮やかなピンクスカートならワンツーでも手抜き知らず

夜桜スポットのライトアップにも映える、ピンクのフレアスカートが主役。ダークブラウンのスウェットと合わせれば、大人の余裕漂う甘辛バランスに。ふんわり顔まわりを包みこむストールが防寒&アクセントにお役立ち。バッグやシューズもベージュトーンで揃えれば、春らしい柔らかなスタイルが完成。
【桜の見えるお店】お花見コーデ3選
レディな花柄ワンピはモノトーンを選んでスマートに

春風が心地よいテラス席でのお花見デートでは、ロマンティックな気分高まる花柄ワンピがぴったり。白黒の花柄なら甘くなりすぎず、シックな印象に導きます。紫外線や防寒対策にさっと羽織れるカーデは、春色ブルーで洗練度アップ。彼のブルーシャツとさりげないリンクコーデを楽しむのも♡
甘スカートはジャケットで大人に! ピンクバッグでお花見ムードをON

公園や河川敷では汚れが気になる白スカートですが、カフェでのお花見なら心配せずに楽しめます。軽やかに揺れるシアー素材が、スタイリングに軽快さをプラス。 一見クールな黒ジャケットも、オーバーサイズを選べば堅さが抜けてこなれた雰囲気に。ペールトーンのピンクバッグを小粋なアクセントにして、お花見の高揚感を盛り上げて。
華やかなボウタイ&ツイードで写真映えばっちり!

ファッション感度の高い友達と、桜が見えるレストランで女子会。SNSにアップされることを見越して、写真映えを意識した装いでのぞみたい! ボウタイブラウスとツイードベストのダブルコンビでクラシカルな華やぎスタイルにしつつ、黒スカートで全体を引き締め。シルバーパンプスで足元のおしゃれまで抜かりなく。
お花見シーンにぴったりなスタイルで、春の思い出を深めて
寒暖差の激しい春のお花見は、防寒とおしゃれを両立させるアイテム選びがカギ。さらに快適さを意識しながら、柔らかな素材やパステルカラーで春らしさを取り入れるのが正解です。カジュアルに過ごすなら、デニムやスウェット、ワイドパンツで余裕をもたせて。きれいめをキープしたいときは、シャツやワンピース、フレアスカート、トレンチで品の良さを意識するのが◎。シーンにマッチした装いで、春のお花見を存分に楽しんで。
※本記事は過去の「CLASSY.」「CLASSY.ONLINE」記事を再編集したものです。完売の可能性がありますのでご了承ください。また、価格は掲載当時の価格です。
文/小林 愛
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