山崎紘菜さん登場!「憧れブランドの名品アイテム」9選【セリーヌ、ロエベ、プラダ…】
流行に流されて次から次へと新しいものを買うよりも、ずっと着られる一着を大切にしたい。自分らしいスタイルを築く過程にいる私たちにとってその投資は必ず自分に返ってきます。バッグやシューズの次に――30代の今出会っておきたい名品服をピックアップ。
「憧れブランドの名品服」
ずっと大切に着られるから、 少し背伸びしても手に入れたい
【SAINT LAURENT】
女性の内面に潜む相反する魅力を引き出してくれる
抑圧的なステレオタイプから解放された装いは、時代背景やマインドさえ映し出すもの。こうして今も愛され続けているタイムレスな着こなしの原点を知ることで、ファッションとの向き合い方も深くなる。メゾンの伝統を重んじ、現代的な再解釈をしているアンソニー・ヴァカレロらしい、ショルダーのあしらいとシャープなシルエット。ハンサムに、ドレッシーに、印象を変えて着回せる多才な一着。ジャケット¥407,000Tシャツ¥77,000パンツ¥126,500スニーカー¥77,000バングル¥176,000(すべてサンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ/サンローラン クライアントサービス)
【CELINE】
エレガントなミックス感。個性豊かに華やぐジャケットスタイル
メゾンに独自のエッセンスをもたらしたエディ・スリマン。贅沢なベビーキャメルウールは、一切の加工を施さずあえて自然な風合いを生かして。丸衿と4つのパッチポケットを備えたジャケットにユーモアが加わり、エレガンスを極めながらも〝らしさ〟が伝わってくる。コンパクトなシルエットと短めの着丈で、エレガントなジャケットもどことなく新鮮に映る…思い思いのストーリーを胸に、今の温度感を身にまとって。ジャケット¥528,000パンツ¥198,000バッグ¥495,000リング[4個セット]¥99,000※すべて予定価格(すべてセリーヌ バイ エディ・スリマン/セリーヌ ジャパン)
【LOEWE】
トレンドと美学の間。控えめなアナグラムを添えたトラペーズコート
ひと目でそれと分かる主張のあるデザインか、上質な素材を使ったスタイルへの回帰か。2013年にロエベのクリエイティブディレクターに就任したジョナサン・アンダーソンによって、二極化しているトレンド、空気感をすっとひとつに落とし込んだ名品コート。シャツワンピースのような、程よく裾が広がった台形シルエット、ダブルフェイスウールとカシミヤが織りなす柔らかな風合いに、きっと言い表すことのできない魅力を感じるはず。コート¥405,900パンツ¥127,600バッグ¥359,700(すべてロエベ/ロエベ ジャパン クライアントサービス)
【Max Mara】
シルクにキャメルヘアを毛羽立たせた贅沢なエコファーコート
クリエイティブディレクターであるイアン・グリフィスが、1980年代のアーカイブ「テディコート」を再発見したことからすべては始まる。もともと子供のおもちゃを製造していたドイツの高級織物工場で開発された生地を完全再現し、2013年に現在のテディベアコートを発表。着るだけで絵になるアイコニックなフォルム、軽量でブランケットに包まれているような着心地もラブコールが絶えない理由。コート¥547,800ニット¥132,000パンツ¥171,600バッグ¥182,600※参考色靴¥125,400サングラス¥28,600※参考価格(すべてマックスマーラ/マックスマーラ ジャパン)
【PRADA】
伝統的なメンズウェアから着想を得た普遍的で美しいシグネチャーニット
トラディショナルなメンズウェアからインスパイアされたプレーンなボックスシルエットに、繊細なインターシャ編みのロゴが品のよさを醸し出す。イン、アウトもできるハイゲージニットは、ウールとカシミヤの混紡素材によって柔らかな手触りと着心地のよさを実現。きちんとしているのにどこか力の抜けた、モダンな着こなしが今よりもっと似合うときが来る。そんな大人になれるだろうか…そう自問することで、ワードローブも一緒に育っていくはず。ニット¥203,500スカート¥280,500バッグ¥115,500〈メンズアイテム〉※すべて予定価格(すべてプラダ/プラダ クライアントサービス)※タイツはスタイリスト私物
【JIL SANDER】
質感やフォルムの微妙な差異。ブランドの背景にある価値観に触れて
清潔感溢れるブルーストライプ、体を優しく包むリラックスフィット。着こなしによって見えたり、見えなかったりするさりげない刺繍のモノグラム。ロールアップをすると分かるカフスの配色…裏側は白だなんて。憂鬱になりがちな週の始まりも、この「MONDAY」シャツを着るルーティンがあれば心が弾む。飾り立てて自分を大きく見せるよりも、自分という人間が伝わる方が好ましい。そんなふうに思わせてくれる普段着を、ひとつずつ集めていきたい。シャツ¥137,500肩にかけたニット¥247,500パンツ¥162,800バッグ¥206,800(すべてジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤー/ジルサンダージャパン)
【MIUMIU】
誰しも一枚は持っている白シャツだからこそ新しいバランス感を楽しみたい
切りっぱなしのエッジはより自由な動きを強調するために、製造工程の一部をそのままの状態で残したもの。メンズウェアを思わせるボタンダウンシャツも、クロップト丈と美しいディテールで一気に新鮮に。首回りのフィット感を調整できるボウタイのように、シャツのボタンをすべて留めた上からメタルチェーンのネックレスを。選び、着こなしで差別化を図りたいクラシックな白シャツスタイル。シャツ¥138,600デニムパンツ¥163,900バッグ¥253,000靴¥165,000ネックレス¥132,000※すべて予定価格(すべてミュウミュウ/ミュウミュウ クライアントサービス)
【THE ROW】
佇まいさえ変えてしまう上質な素材感と端正なシルエット
落ち感のあるたっぷりとしたフォルムの3タックパンツに、細ベルトのウエストマーク。最高級のファブリック、ディテール、そして完璧なフィット感へのこだわりは、ビスポークテーラーに敬意を表したブランドの姿勢そのもの。今季はブラックカラーにフォーカスし、様々な素材や加工を用いて、ウィメンズ・メンズともに同じ形のジャケットやパンツを提案することで黒の持つ魅力を新たに引き出しているザ・ロウ。マスキュリンなスタイルに憧れを投影して。パンツ¥218,900ジャケット¥438,900シャツ¥181,500ベルト¥154,000靴¥207,900(すべてザ・ロウ/ザ・ロウ・ジャパン)
【VALENTINO】
ラッフル、モノトーン…自分らしさを定義してくれるアイテムこそ名品
たっぷりとボリュームのあるシルエットに、三重のラッフルを配した夢のような服。トラッドの流れを汲んだ「ブラックタイ」を合わせることで、これ以上ない甘辛ミックススタイルに。メタリックのバッグやブーツ…2010年に登場して以来、メゾンのアイコンであり続けるロックスタッズとともに、エレガントな表情を程よく着崩す役割も担ってくれる。ワンピース¥594,000〈ヴァレンティノ〉ネクタイ¥60,500バッグ¥467,500ブーツ¥220,000リング¥145,200〈すべてヴァレンティノ ガラヴァーニ〉(すべてヴァレンティノ インフォメーションデスク)※タイツはスタイリスト私物
撮影/赤尾昌則(whiteSTOUT) モデル/山崎紘菜 ヘアメーク/美舟(SIGNO) スタイリング/三好 彩 取材/清水亮子 撮影協力/Compartment. 再構成/Bravoworks.Inc
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