「コロナ太り」の実態!女性は平均2.6kg体重増加【太りにくいおやつ選びも】

新型コロナによる緊急事態宣言も部分的に解除され始め、少しずつですが、日常が戻りつつある気配を感じます。しかし、コロナ前と変わってしまったものの一つに「体型」があるのではないでしょうか?CLASSY.ONLINEでは何度か「コロナ太り」に関する話題をピックアップしてきましたが、今回の調査では女性の42.3%が外出自粛による体重増加を経験、さらに平均2.6kgも増加したという結果が。それでは、詳しい内容をチェックしていきたいと思います。

外出自粛で食生活、乱れてませんか?
<br>写真:「CLASSY.」2020年1月号
外出自粛で食生活、乱れてませんか?
写真:「CLASSY.」2020年1月号

約40% が「コロナ太り」!女性は平均2.6kg 増と回答

なかには“ 5kg 以上太った”という驚きの人も

【調査主体】株式会社サーティフィット(第三者機関調べ) <br>【調査方法】インターネットリサーチ <br>【調査期間】 2020 年 5 月 12 日(火)〜 13 日(水)<br>【 調査対象】 全国の男女 20 歳~ 49 歳 <br>【有効回答数】 600 人( 20 代・ 30 代・ 40 代の男女:各 100 名)
【調査主体】株式会社サーティフィット(第三者機関調べ)
【調査方法】インターネットリサーチ
【調査期間】 2020 年 5 月 12 日(火)〜 13 日(水)
【 調査対象】 全国の男女 20 歳~ 49 歳
【有効回答数】 600 人( 20 代・ 30 代・ 40 代の男女:各 100 名)

調査結果によると、新型コロナ感染拡大をきっかけに自宅にいる時間が増えたことで、女性の42.7% が体重が増加したと回答。男性も 30.4% が「コロナ太り」を経験していることが分かりました。男女合わせると 36.5% という結果です。また何 kg 増加したかという質問では、女性・男性ともに 1〜 3kg がもっとも多く 、女性は平均で2.6kg 増(回答数: 128 名)、男性は平均で 3.3kg 増(回答数: 91 名) という結果になり、実際に「コロナ太り」が起こっていることが分かります。

長時間の家ごもり生活にストレスを感じている女性は 55.7%

ストレスに拍車をかける⁉太るのを気にして 甘いものを我慢する女性たちも

外出自粛により、長時間自宅にい

外出自粛により、長時間自宅にいることにストレスを感じているかという質問に、 55.7% の女性が“はい”と回答。我慢することが多い今、多くの人がストレスを感じていることが分かります。さらに、甘いものは太るという理由で我慢しているかという質問には、 30.7% が“はい”と回答。このことからも、「コロナ太り」を気にした“新たな我慢”が発生していることが分かります。

甘いものでストレスを軽減できる女性は 63%!甘いもの我慢は、家ごもり生活の敵!?

甘いものによって家ごもり生活のストレスや精神的疲労は減らせるかという質問に、女性の 63 %が“はい”と回答。「コロナ太り」を気にして、甘いものを我慢する一方で、ストレス軽減のために甘いものを必要としている女性が多いことが分かります。

管理栄養士が教える「ストレス解消にもなる“太りにくいおうちおやつ」とは?

管理栄養士・望月理恵子さんに聞きました

今回のような「コロナ太り」は、慢性ストレスを受け、ストレスホルモンによって 脂肪を貯め込むために起こりやすくなっています。ただでさえ、ストレスは血糖値を上げ、脂肪をつきやすくするものです。そんなときに甘いものを我慢すれば、ストレスは溜まる一方で悪循環です。砂糖を含む甘いものを食べると、幸福感や癒やしを与えるドーパミンやセロトニンなどの脳内神経伝達物質が脳内に分泌されますので、ストレス解消に一役かいます。また、おやつは空腹を満たすだけでなく、次の食事の血糖値の急上昇を抑え、太りにくい体をつくります。おやつを賢く取り入れることで、 1 日の総摂取エネルギーも適量で満足を得られるようになり、太るどころか、痩せやすい体づくりを行うことが出来ます。

太りにくいおやつ選びの4つのポイント

①糖質が少なく、食物繊維が多いもの
糖質が多いと血糖値を急上昇させ、その後急降下することで、脂肪になりやすい上、空腹感を感じやすくなります。寒天ゼリーやおからを使ったスイーツなど、できるだけ糖質が少なく、また血糖急上昇を防ぐ食物繊維の多いものを選ぶのがおすすめです。
②たんぱく質が豊富なもの
ヨーグルトなどの乳製品、ナッツ類、サラダチキンやプロテインバーなどたんぱく質が多いものは満腹感を得やすく、1日の総摂取カロリーを抑えることが可能です。多少糖質が含まれていてもたんぱく質が含まれていれば、血糖値の急上昇が起こりにくく、脂肪になりにくいです。
③ゆっくりよく噛むもの
噛むことは脳の満腹中枢を刺激しますので、ゆっくりよく噛むことで、少量でも満腹感を感じやすくします。さらに、噛むことで消費エネルギーが増え、脂肪を燃えやすくしてくれます。するめやジャーキー、素焼きのナッツなどはたくさん噛むので満腹感を得やすくなります。
④砂糖の代わりとなる甘味料・オリゴ糖入りのもの
例えば、おやつの定番チョコレートを選ぶときは、オリゴ糖入りのものがおすすめです。オリゴ糖は砂糖と近い甘さを持ちながらカロリーはほぼ半分。その中でも、フラクトオリゴ糖という種類は、糖として身体に吸収されず、血糖値がほとんど上がりません。さらに腸内フローラを改善するため、太りにくいと言えます。
⑤200kcal以内のもの
おやつは食事の補助的な役割でもあります。1日200kcalを目安に選びましょう。

条件を満たす、オススメのお菓子は…「オリゴスマート」シリーズ!

オリゴスマートは、砂糖の代わりに一部フラクトオリゴ糖を加えることで、おいしさと健康が調和した優しい甘さのチョコレートです。フラクトオリゴ糖は砂糖に近い味わいながら、砂糖の半分のカロリーで、糖として吸収されないという特徴を持っています。
公式サイト:
https://www.meiji.co.jp/sweets/chocolate/oligosmart/

おすすめおやつを教えていただい

おすすめおやつを教えていただいたのは
管理栄養士・健康検定協会理事長
望月理恵子さん

さまざまな分析に基づく、本当に健康効果のある食事提案、レシピ開発には定評があり、プライベートジム「RIZAP」の立ち上げの際の栄養監修や服部栄養専門学校特別講師、山野美容芸術短期大学講師、小田原銀座クリニック栄養顧問など幅広い活動を行っている。テレビやラジオなどメディア出演多数。近著に『ダイエットの新提案 食べる前に飲む特製野菜ジュース』(アスコム)がある。

構成/CLASSY.ONLINE編集室

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表紙モデル:山本美月

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