太いコテや、細いアイロン、ストレートアイロンなど、女性によって好みのスタイリングアイテムはさまざま。でもショートヘアやボブ、ミディアムなど、レングスによってそのアイロンの使い方が微妙に違うって知っていますか?改めて知りたい、アイロンでの巻き方。今回は、「ショートボブ」「ボブ」「ミディアム」という3つのレングスを例に、2020年にオススメの巻き方を、プロのヘアメークさんがご紹介します。
第1回目は王道中の王道、32㎜などの「太めアイロン」での巻き方からレッスン。
はじめに…使うアイロンは「太めのアイロン」!
32㎜前後の、太めのカールアイロン。ボブ~ロングまでと幅広いレングスをカバーし、最も使いやすいヘアアイロンです。アイロンを縦に使ってリバースやフォワードに巻いたり、アイロンを横に使って内巻きや外巻きにしたりと、どんな巻き方も一通りできるのがポイントです。基本的にはゆるい毛流れと、動きのあるスタイルに仕上げます。
point
☑どんなレングスにも使いやすい
☑オールラウンドに使うことができる
☑立体的なカールを出すのに向いている
☑ショートヘアには不向きかも
1、ショートボブの場合
肩につかない長さのショートボブ。あまりレイヤーが入っておらず、毛先をバツンと揃えたようなカットがされています。シルエットは何もしないとAラインぎみ。毛先を中心に、どう動きを出すかがカギです。
【ショートボブ】全体をワンカール内巻きにして毛流れを強調したカールボブに
安定感のあるAラインのフォルムながら、顔周りに毛流れが生まれた上品さのあるスタイリングが、今っぽい。ツヤ感と毛流れを強調したショートボブです。
ショートボブの巻き方は…
2、ボブの場合
ギリギリ肩につくぐらいの長さのボブ。内巻きのフォルムにカットされていることが多いので、自然にブローすると丸みのあるシルエットになります。トップがつぶれないよう、バランスよく見せることも大切。
【ボブ】裾は外ハネ、トップは内巻きにしてメリハリをつけて巻く
2019年も大ブレイクし、いつの間にかスタンダードとなった外ハネスタイル。より今っぽく見せるならば、軽い内巻きと外ハネを組み合わせた、やりすぎないボブに見せるのがポイントです。優しい雰囲気が、モテ度をアップさせるかも!?
ボブの巻き方は…
3、ミディアムの場合
鎖骨レングスの扱いやすい、ミディアムヘア。毛先はもちろん、中間部分を動かすことがスタイルのカギになります。大きなカールから、細かいウェーブまで、毛束の表情に変化がつけやすいスタイルです。
【ミディアム】全体にコロンとしたカールをつけるようにシンプルに巻く
太いアイロンを使った、いかにもな「巻き髪」は〝平成〟な感じがしてもう古いかも。全体にコロンとしたカールをつけたような、全方位愛されヘアが、2020年・令和のミディアムヘアのスタンダードになりそう。
ミディアムヘアの巻き方は…
今回のヘアを解説してくれたのは…
ヘアメイクアーティスト
鈴木富美子さん(ヘアサロンEMBELLIR・代表)
スタッフ全員が毛髪診断士の資格を取得している、髪の美しさにこだわるヘアサロン「アンベリール」代表。大人らしい上品なヘアアレンジが得意で、着物やウェディングのアレンジ本を多数出版。20代~50代以上まで、幅広い層の女性たちからの厚い支持を受けている。サロンではオリジナルのヘアアクセサリーの販売や、ヘアセットのオーダーも可能。
EMBELLIR アンベリール
東京都渋谷区神宮前4-2-22 アビターレ2F
☎03-6447-4263 営業平日11:00〜20:00 / 土日祝 10:00〜19:00(火曜定休)
https://www.embellir.jp.net/
Instagram→@embellirhairstyle @embelliromotesando
撮影/奥村浩毅 ヘアメーク/鈴木富美子(EMBELLIR) モデル/ショートボブ:吉村奏さん(27歳・フリーランス)、ボブ:石井里奈さん(30歳・IT関連勤務)、ミディアム:黒島秀佳さん(29歳・マスコミ勤務)<すべてCLASSY.LEADERS> 編集/ガヤ美(CLASSY.ONLINE編集室)